重箱とは
重箱は、二重から五重に積み重ねられた料理を入れる箱です。正月のおせち料理や、花見、運動会などのお弁当など、ハレの日の料理を入れるのが一般的で、木製のものや漆器、合成樹脂などの素材で作られたものがあります。うなぎを入れるうな重の容器にも使われています。重箱の記述は、室町時代の文献にはすでに存在し、江戸時代に本格的に製造されるようになりました。武家や大名は、漆塗りや蒔絵の入った豪華なものをつくらせました。中には、尾形光琳作の美術工芸品としても貴重な重箱もあります。どうでもいい細かいことを取り上げて口うるさく言うことを「重箱の隅をつつく」といいます。お気に入りの重箱を紹介したブログや、重箱に入った豪華な料理を紹介したブログがあります。