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私立中学校の生徒指導について書かせていただきます。最初にお断りいたしますが、私には生徒指導部に在籍したことがありませんのであまり詳しくありません。いろいろな私立中学校の生徒指導を知っているわけではありませんのであくまでも私の勤務校の事例とお考え下さい。生徒指導での処分の段階は1.厳重注意2.覚え書き3.校長誓約の3段階となります。1の厳重注意は文字通りです。保護者が召喚されることもよくあります。2の覚え書きというのは説明が難しいですが、1の厳重注意のあと同じ生徒が同じ事
退学処分を巡る紛争においては,自主退学勧告に関する議論を避けて通れません。自主退学勧告について説明することは多岐にわたるため,何回かに分けて解説したいと思います。自主退学勧告の大きな特徴としては,校長が懲戒として行う退学処分と異なり,学校側の一方的意思表示のみにより学生生徒の身分を失わせるものではありません。したがって,強制力を伴うものではない以上,自主退学勧告を受けたからといって従う必要は本来全くありません。しかしながら,現実においては,自宅謹慎処分や停学処分(どちらも大抵無期限である
前回の続きです前回いじめについてはかなり厳しい処分が下されるということを書かせていただきました。今回は暴力行為についてです。暴力行為というのは喧嘩のように両方が暴力をふるうわけではなく、一方的な暴力を指します。私の勤務していた学校では、暴利行為については厳しく、覚え書きか、校長誓約になっておりました。万引き事件もありましたが、校外でのことだからなのか、校内の処分はそんなに厳しくはありませんでした。まとめさせていただきますと、いじめと暴力行為についてはかなり厳しく、初回か
前々回の記事で処分は1厳重注意2覚え書き3校長誓約という3段階があると書かせていただきました。では校長誓約の後に生徒指導上の問題をおこした場合はどうなるでしょうか?実は校長誓約の際に「次に問題をおこしたら退学していただきます」と強く念を押します。そして「どんな処分になっても異議を申し立ていたしません」という校長誓約に署名捺印するわけです。そんなプロセスがあるので、問題をおこした場合はすんなりと退学(転校)する場合がほとんどです。ごく稀ですがごねる場合もあります。その顛
10月31日、東京地裁で、東京農工大の元大学院生佐藤直被告の第2回公判がありました。朝日新聞では「大学院生」のままで、22才となってました。被告は、5回逮捕され、9月6日に初公判を迎えたのに退学処分を受けてないのは奇異に思います。既投稿に書いたように東京農工大山井研究室メンバー学部4年生に佐藤直の名前がありましたが、2023年度メンバーの修士1年に名前からありません。9月6日の初公判では、今年1月に他人のマンションに侵入して盗んだ印鑑等を利用して唐澤貴洋弁護士の懲戒請求書を