「仕事を愛せるように努力しなさい。それが人生を豊かにする鍵。」この言葉には、稲盛和夫さんの人生そのものが滲んでいます。華やかな成功の裏側にあったのは、順風満帆とは言いがたい青年時代でした。鹿児島の地に生まれ、戦争を体験し、決して恵まれた環境とはいえない中で学び、社会に出たときも、必ずしも希望に満ちた職場に配属されたわけではありませんでした。大学で学んだ分野とは異なる部署に配属され、設備も整っていない環境で、将来への不安と闘いながら働き始めたのです。若き日の稲盛さんは、最初から仕事を愛していたわけ