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こんにちは前回記事に引き続き、地方裁判所での裁判員選任手続きがどんな感じだったかをレポしていきます前回も書きましたが、手続きの流れは下記のようになっています。今回は⑤の個別面談から書いていきますね⑤個別面談(必要な人のみ)④の段階が終わって裁判長たちが退室したあと、職員の方から個別面談の対象者番号が発表されます。おそらく先程のアンケートでちょっと事情がある旨の回答をした人(不安がある、冷静に判断できない理由がある等)が呼ばれるのかなと。不安があると回答した私も対象者の一人となりま
こんにちは早速ですが、裁判員の辞退&就任の体験記を時系列順に始めていきますね黄色い謎封筒今回はまず、いっちばん最初に届く封筒のお話。ある日突然、何の前触れもなく謎の封筒が届きますこんなの↓(画像は公式ページより)※ちなみにTwitterなどで「こんなの来た」とこの封筒を載せている人をたまに見かけますが、ダメです。理由は後述します。この封筒、大きさはA5サイズくらいだったでしょうか…割と分厚いです。何も考えずポストを開けたらいきなり「最高裁判所」の文字が飛び込んでく
こんにちは裁判員を辞退、その後もう一度別の裁判の候補に選ばれてしまった、ののです今回は選ばれた日の話を書きますね。二度目の選任手続き封筒を受け取った私は、選任手続きのために再び地裁へ足を運ぶことになりました。選任手続きの流れは第3話で詳しく書いていますが、こんな感じ↓①DVD上映②事件概要説明③アンケート記入④裁判官・検察官・弁護人の入室&裁判長からの質問⑤個別面談(必要な人のみ)⑥選任者発表何度も書いていますが、前回は②で事件概要を聞いて怖くなり、辞退してしまった
こんにちは裁判員の経験をブログに書いている、ののです。アナザー謎封筒最高裁判所からの封筒が届き、数ヶ月後。今度は自分が住んでいる都道府県の地方裁判所から封筒が届きました前回の最高裁からのものより大きい、A4サイズの封筒。またしてもそこそこ厚みあり前回は裁判員候補者名簿に載りましたよっていうお知らせでしたが、今回はその名簿の中から具体的な裁判の候補に選ばれたよ、選任手続きするから地裁まで来てねっていう内容です。まじですか…どんな事件なのか?さて中を見ま
こんにちは1度の辞退を経て裁判員を体験した、ののです。今日は前回に引き続き、裁判員1日目(第1回裁判)のお話です。まずその前に…私が体験したケースでの裁判員裁判の全体像(審理計画といいます)をご紹介しますね。こんな感じでした裁判の回数や日程間隔は事件によってまちまちなので、あくまで一例ということでで、下記が裁判の主な流れです。これも、何回目でどこまで進むかは事件によって全然違います。第1回では被告人質問の序盤まで進みましたので、そこまでの流れを以下解説していきます冒頭手続
こんにちは裁判員体験をブログに綴っております、ののと申します。前回に引き続き、評議のお話ですこんな雰囲気の中で議論していく、という話を前回しましたね。評議での考え方私たちの手元には裁判で配布された証拠資料や自分でとったメモ、検察官・弁護人が冒頭陳述の際に用いたレジュメなどがあります。それらを使いながら議論を進めていきます。ここで大切なのが、「疑わしきは罰せず」という日本の刑事裁判の大原則です。以前にも述べましたが、裁判では「事実の認定は、証拠による。」と規定されています。
こんにちは裁判員の体験談を綴っております、ののと申します[前回までのあらすじ]裁判員候補になったという封筒が届き、選任手続きに行った結果見事当たってしまった私。その日は法廷を案内してもらったり、今後の審理スケジュールを説明されたり、自己紹介をし合ったりして終了。今日からいよいよ任務スタートです。今日から裁判員さて、ドキドキの初日。かなり時間に余裕をもって裁判所に着きました朝来たら、前回教えられた評議室という部屋にまず向かうことになります。ここが話し合いの部屋兼控え室といった
こんにちは1度の辞退を経て裁判員を体験した記録を綴っております、ののです今日は裁判員2日目のお話2日目スタート1日目同様、朝来たらまず評議室に入ります。荷物を置いてから、裁判官に連れられて法廷へ移動。裁判官の方々は法廷ではキリッとしていますが、評議室ではとても柔和で優しいですこの時も「昨日はよく眠れましたか?」などと話しかけて下さいましたそういうちょっとした事が、人見知り族としてはとてもありがたい♡公判第2回さて、第2回裁判が開廷。被告人質問の続きからスタートです。
こんにちは裁判員の体験をブログに書いている、ののです裁判員の体験記もまもなく終わり。今日は最終日・6日目について書いていきますね。昼過ぎの集合最後の公判は判決言い渡しだけで短時間で終わるからか、この日の集合時間は遅め。これまでは朝9時集合でしたが、(とはいえ、私は早めに着いておきたい派なので勝手に20分前くらいに来てくつろいでいました)この日は14時くらいの集合だったかな。近くのお店でゆっくりランチして、気持ちを落ち着けてから向かえたので有難かったです仕事をしている裁判
こんにちは。裁判員の経験をブログに書いている、ののです1つ前の記事で、量刑は最終的に多数決という話をしました。そして以下のようなルールがあると。じゃあ、その要件を満たさなかった場合どうするか?今回はそのあたりをもう少し詳しく説明したいと思います例題裁判所の公式ページで「裁判員制度ナビゲーション」という冊子が公開されています。https://www.saibanin.courts.go.jp/videopamph/pamph/navi.html裁判員制度ナビゲーション
こんにちは裁判員の辞退&その後の就任体験を綴っております、ののと申します辞退の一部始終は前回記事までで一区切りしたので、今回はその後のお話です。またしても封筒辞退が認められてから約4ヶ月後。すっかり日常に戻っていた私のもとに、見覚えのある封筒が。…デジャブ!そうです、地裁からの封筒、すなわちお呼び出しです前回の選任手続きの時に「辞退が認められた人は、今年度中に別の裁判の候補者として再び呼ばれる可能性があります」と説明はされていました。けど私、なぜか勝手に「まぁ釘をさ
こんにちは裁判員体験記をブログに綴っております、ののと申します。1日目・2日目と公判を見聞きしてきた私。今回は3日目「評議」のお話です。評議とは評議とは簡単に言えば、裁判の内容を踏まえてどう結論を出すかの話し合いです。メンバーは裁判官・裁判員・補充裁判員、計11人↓このメンバー全員の意見が最終的に一つになるまで意見を交わしていきます。1・2日目は終日裁判があったので、評議室は荷物を置いたり休憩をしたりという部屋に過ぎませんでした(楽屋みたいな感覚)。しかしこの日は終日評議。
こんにちは。このブログを立ち上げました、ののと申します。ご覧いただき誠にありがとうございます法律の知識ゼロ!むしろ一般教養も怪しい!そんな私が昨年度の裁判員候補者としてなぜか選出され、結果として裁判、参加しました。(現在、すべての任務を無事に終えているので、守秘義務以外は口言して良い状態です。)…ここまでで、すごく堅苦しい内容のブログかと思われてしまうかもしれませんが、全然そんな風にするつもりはないですむしろ肩肘張らなくて大丈夫だよ!ってことが伝えたいので、難しい言葉を使うつ
前々回の投稿がアメトピに掲載されましたありがとうございます裁判員候補者に選ばれたまでのことをここ数日、ブログに書いてきましたが・・。せっかくなのでもう少し、裁判員についてのお話をしようと思います。どうぞお付き合いください今回はやや長めの、6泊7日のショートステイへと母親を送り出した私。施設に預けている間にまた言葉を忘れてしまうかもと不安で不安でたまらないけれど・・・。
「地形」をみんなで囲んでいるイメージ裁判員6人+裁判官3人。18歳以上から選ばれる。
前回のブログ『質問票①』の続きです。次に、裁判員になることが難しい事情とは精神や身体に障害があるため裁判員の仕事をすることが非常に難しいという事情のことだそうです。これには一時的な病気やケガも含まれます。このような事情があれば辞退を希望できますが、その場合は障害の内容や症状について具体的に記すことその障害により裁判員の仕事をすることが非常に難しいと思う理由を述べることの
前回のブログ『質問票③』の続きです。介護がなければ日常生活を送ることが難しい親族または親族以外の同居人の介護を行う必要があり、自分が主に担当している場合は裁判員になることを辞退することができる。という一文を見つけ私、辞退できるじゃんと、少しホッとしました。もし辞退を希望する場合は自分と介護を必要とする人との関係、またその人と同居しているか介護を必要とする人の心身の状態と日常生
こんにちは裁判員の体験をブログに書いている、ののです前回、最終日(6日目)の公判のところまでを書きました今回はその後、閉廷後から解散までの流れを書いていきますね。記念バッジをもらう裁判が終了し、再び我々は評議室に戻ってきました。そして一人ずつ裁判長に名前を呼ばれ、感謝状のような紙と記念バッジを手渡してもらいました。↓感謝状↓バッジ↓裏面ただこのバッジ、おそらく今は配布されていないと思われます。というのもこれ、在庫なくなり次第終了らしくて…(化粧品とかのノベルティ
前回のブログ『金に目がくらんだ私』の続きです。1日1万円もらえると、お金目当てだったのが1番の要因ですがそれ以外にも、裁判員になることを辞退しなかった理由がいくつかあります。実はちょうどこの頃、TVで「イチケイのカラス」というドラマが放送されていました。裁判官が主人公のドラマなのですが竹野内豊さんや黒木華さん、小日向文世さん演じる裁判官がとても格好良かったんです
前回のブログ『質問手続』の続きです。休憩の後は、いよいよ抽選結果の発表です。裁判員6人、補充裁判員2人。どうか、この8人の中に選ばれますようにと机の下で手を合わせ、ドキドキしながらその瞬間を待ちました。裁判所の職員さんの話によると、選び方はくじとのことですが・・・。私達裁判員候補者が、実際にくじをひくわけではなくコンピューターが選ぶ仕組みだそうです
前回のブログ『呼出状』の続きです。地方裁判所から送られてきた封筒の中には、呼出状以外に質問票というものが入っており必要事項をご記入の上、〇月〇日までに当裁判所に必ずご返送ください。なお、質問票に虚偽の記載をすることは法により禁じられており虚偽の記載をして提出したときは50万円以下の罰金又は30万円以下の過料に処せられることがあります。と書かれていました提出し忘れて
前回のブログ『裁判員に選ばれる確率』の続きです。裁判員等選任手続期日当日。朝から何を着て行けばいいんだろうと1人悩む私服装の指定は特にないけれど・・・。とりあえず、一張羅の黒っぽいワンピースとベージュの薄手のカーディガンを羽織り黒いパンプスを履いて行くことに。駅に向かう途中、散歩をしている父親に偶然出くわし「そんなにおめかししてどこ行くんだ」と驚か
前回のブログ『裁判所からの手紙』の続きです。地方裁判所から送られてきた封筒の中には裁判員等選任手続期日のお知らせと書かれたピンク色の紙が入っていました。このような感じの内容でピンクの紙でした↓そこには当裁判所で審理を行う刑事事件について裁判員を選任する手続を行いますので〇月〇日午前10時に当裁判所までお越しください。と書かれていました。さらに
前回のブログ『質問票②』の続きです。ここまでの質問には、どれも該当しない私。最後の質問は裁判員になることを辞退できる事情があるかというものでした。その事情とは70歳以上である地方公共団体の議会の議員である学校の学生又は生徒である数年以内に裁判員をしたことがあるか、候補者として選ばれたことがあるなどです。どれにも当てはまらないわと思いながら
裁判員制度による裁判員に選ばれた時正直びびりました殺人事件だったらどうしよう事件の詳細を知って鬱になったり被害者に感情移入して食事も喉を通らなくなったりする人がいると事前に知らされていたからですそんな時のためにアシストすると丁寧な説明はあったものの心は穏やかではありませんでしたスケジュールは浮気者裁判員が参加する法廷は小さくはないですなぜなら裁判長を真ん中にして両隣に裁判官が座り