ブログ記事275件
5月の歌舞伎座は毎年恒例の「團菊祭(だんきくさい)」。九世市川團十郎、五世尾上菊五郎の二人の名優の功績を顕彰する公演です。私はまず昼の部を、昨日2日の初日に堪能してきました。今回はその感想を。ちょっと、いや、かなり長文になりますが、よろしくお付き合いくださいませ。團菊祭五月大歌舞伎昼の部一、鴛鴦襖恋睦(おしのふすまこいのむつごと)源氏方の河津三郎に相撲で敗れた平家方の股野五郎は、約束通り遊女喜
5月9日火曜日、團菊祭5月大歌舞伎夜の部を幕見してきました。今月一番みたかったのはなんといっても、海老蔵の仁木弾正。チケットは見納めたくて千穐楽をとりましたので、計画通り行けてよかった。伽羅先代萩は、花水橋、竹の間、御殿、床下、対決、刃傷の六場。2年前の秀山祭ではこの通しで、玉三郎の政岡、吉右衛門の仁木弾正。いうまでもなく素晴らしく、みられてよかったぁ!と今も思います。そして、今回は菊之助が政岡で、海老蔵が仁木。荒獅子男之助が松緑と、次世代筆頭の三人による伽羅先代萩。ほうおうに書いてあるよ
この演目、ちょっと長いから2つに分けます~メインの方々。初めて拝見しましたが、乳人政岡を菊之助さんが2度目の配役。。この前読んだ『菊之助の礼儀』の中で、次にやるときはこうしたい!みたいな話があって。それが9年後に叶うんだな~と……今改めて思いました。。【伽羅先代萩御殿・床下】あらすじ[序幕第一場:足利家奥殿の場]奥州五四郡の太守足利頼兼は、御家の横領を企む伯父の大江鬼貫や執権の仁木弾正の作戦にはまって廓に通い詰めて放蕩三昧の生活を送っていました。。これが将軍家にバレてし
2017年10月、一番感動したのはこの【マハーバーラタ戦記】なのかもしれない。。大好きな彦亀ブラザーズに、マッティが大きなお役で出てるので。新作歌舞伎って苦手だけど行ってみるか?位の気持ちだったのに。。。。。。滅茶苦茶素敵で、早く観て追加すれば良かったーーー!って後悔してしまった演目。。インド叙事詩なので、菊五郎さんのお役の2役が。いちいち私の拙い心にグサリと刺さる台詞をおっしゃるし。。。。。。もうそれだけでも涙ものなのに……インド音楽と歌舞伎の融合が見事で。全く違和感がない。。真っ直