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↓前回はコチラEndlessGamevol.21。。。。。S-sideあの時、電話が鳴らなかったら……あのまま、相葉にキスをしていたんだろうか……自分でもなんであんなことしたのかわからないんだけど……同意ではないとは言え、相葉とキスするのはこれが初めてなわけじゃない。でも、なんでかあの時は強引に奪うことができなくて……まるで思春期の少年のようにドキドキしてた。俺を見つめる黒目がちな相葉の目が……俺を捉えて離さなかった。でも、あの電話のせいで……電話を切ったあともモヤ
先日、生徒さんお薦めの手打ちうどん「翔」さんへ行ってきました♡「板室温泉」に向かっていく左手にあると聞いていたのでわかりやすいかと思いきや❣️「板室温泉」にたどり着いてしまいUターンしてやっと見つけ出しました(笑)さぁ〜❣️何を頂こうかなぁ〜(๑˃̵ᴗ˂̵)「普通盛り」「大盛り」があるようですね🎵つけタレは「かつおだし」「いりこだし」から選べますジャジャ〜ン冷たいうどんメニューから「野菜天ざる」普通盛り〜カボチャ、椎茸、さつまいも、かき揚げ炊き込み
「ふわぁ~あ。」大きな欠伸を手で押さえて、ショウ君の席にコーヒーを置く。「ここ、置いたよ。」「ありがと。」ショウ君は立ったまま、ネクタイを結んでパンを齧る。それを流し込むようにコーヒーを飲んだから……。「ショウ君、まだ熱いって……。」おいらが言い終わる前に、アチッとマグカップから唇を離す。零れても服にかからないように手から飛び退くショウ君は、サッカーやってた頃みたいな反射神経!「大丈夫?口の中ヤケドした?牛乳入れる?」「入れて~。このままじゃ、飲む前に行かなきゃならなくなる
↓前回はコチラEndlessGamevol.23。。。。。S-side俺は壁にかかってる時計で時間を確認した。今頃、相葉の追試が始まってる頃だ。……大丈夫。勉強を見てやってわかった。アイツは単なるバカじゃない。ちゃんと理解すれば勉強ができるヤツだ。ただ…ちょっと勉強の仕方がわからないだけで。だから……あのノートでちゃんと勉強してくれれば……再追試は回避できるはず。アイツはやればできるヤツだから。ちょっと悪ぶってるけど、根は素直でマジメなヤツだから。だから、大丈夫
昼過ぎにやって来たマツモト君に、睡眠波形の話をすると、さもおかしそうに笑われた。「考えすぎですよ。ドクターの。」「そうかな?」マツモト君は笑いながら、データをコピーしていく。そう、バカにした発想でもないと思うんだけどね?「そう言えば、君はいつから二宮教授の親睦会にいたの?」おいらはともかく、ショウをここに運び込めるのはマツモト君しかいない。マツモト君が呆れたように顔を歪める。「最初っからいましたよ?全く気付いてもらえてなかったんですね。」「すまない……。」全く気付かなかった
↓前回はコチラEndlessGamevol.22。。。。。A-side「おはよう」「おはよー」朝の教室であいさつが飛び交う。「あ、相葉さんおはよう」「おはよ、ニノ」「ん?なんか元気ないね、どうしたの?」「あ、いやっ…別に……。べっ、勉強のしすぎだよ!」「ははっ、ウソつけよー!」「なっ、なんでウソなんだよ!」笑うニノを睨みながら席に着く。昨日は、なんでか櫻井との勉強がなくて。『悪りぃ。今日は……ちょっとムリだ』無表情でそれだけ言ってさっさと帰って行ってしまった
「どっち似かな?」ショウ君にビールを渡し、自分の缶をプシュッと開ける。「それはまだ早いだろ。後9ヶ月も先!」軽く缶を合わせて、グビグビビールを飲む。ずっとアトリエで描いてたから、肩がコキコキする!軽く腕を回してショウ君を見ると、ショウ君が笑いながら、おいらのビールを取り上げる。「こぼすよ。」「大丈夫だよ。この平行感覚もストレッチにいいかもしんないじゃん。」「またラグ洗うの?」ショウ君がニヤッと笑って、おいらのビールをテーブルに置く。そういう意地悪、すぐ言うんだから!「毎日洗
つづきです真っ赤になって照れていたかずは、言いにくそうに…ゆっくりと口を開いた。「うん…えっと、年上なんだよね」「へー年上?良いじゃん。いくつなの?」「10コ上、かな」10コ?ってことは28歳…そんな大人からすれば、高校生なんて遊び相手程度にしか思ってないんじゃ?いや、イマドキはこのくらいの歳の差なんて大したことじゃないか。…そう思いながらも、胸の奥で燻る小さな不安が拭えないでいた。ってか、その相手って独身だよな?堪らず…矢継ぎ早に言葉が口をつく。「かず、その人って…
↓前回はコチラEndlessGamevol.25。。。。。A-side「それじゃ、書類は確認させてもらったんで、お願いしましょうかね」そう言ってソファの隣に座るかあちゃんが書類をテーブルに置く。「はい。ありがとうございます」「東大に行かれてるだけあってすごく勉強ができそうな端正なお顔ねぇ。これで雅紀も安心だわ」顔は関係ねーだろ……オレは隣で浮かれてるかあちゃんを横目で見てから、目の前の新しい家庭教師を見た。まぁ、確かにイケメンだし、頭良さそうだし……。だからってなんでオ
ふっくら作った唇は、思った通り柔らかい。上唇を甘噛みし、その下唇で、下唇を撫でる。何も考えられないパニクった俺を、翻弄するように舌が差し込まれて……。「ん、んぅ……。」絡める舌の感触は何年ぶり?もう忘れるくらい久しぶり。そこそこ女が切れない時期もあったけど、金の無い男に女は続かない。いや、金のせいじゃねぇな。だんだんめんどくさくなる俺が悪いんだ。唾液が溜まり、ショウが舌を動かす度にクチュクチュと音をさせる。「ん、んんっ、やめっ。」気持
ザワザワ…店内が騒がしくなる。『領。』呼ばれて伴奏者の方を見ればウインクをして寄越した。でも…『なんかシラケるぅ。』棘のある声がする。見なくても誰の声か分かった。以前、英語の歌をリクエストされ出来なくて断ったことがあった。『領、歌えそうなの全くない?英語じゃなくてもいいけど…。』ハァー、正直、気は進まないけど…振り向くと黒く光る楽器で臨戦態勢になって頷く相棒に腹を決めた。歌詞をキチンと歌えるとしたらたった一つだけ。◆◆◆◆◆翔♪~
アパートに帰り、そのまま食堂に入ると、大野が雑誌を見ながら食事をしていた。「……ただ…いま……。」大野がいると思わなかった俺は、不意を突かれて顔が強張る。「おかえり……。」大野はチラッと俺を見、すぐに雑誌に視線を戻す。あれ以来……大野が食堂に現れたのは初めてだ。「なんか食べて来たのか?」「いえ、まだ……。」俺は冷蔵庫からビールを取り出す。「摘まむか?」大野は以前と変わりない態度で、皿に乗った出し巻き卵を差し出す。「あ、はい……。」大野の向いに腰かけ、箸入れに入っている割り
妄想です。自己満足のBLです。妄想です。医師は昼御飯の後智の様子を見に来た智は相変わらず、静かに笑みを浮かべながら刺繍を刺していた不器用な翔が横で難しい顔をしながら針に糸を通す見習い達も針を糸を通しているが智は翔が糸を通したら翔の通した糸を使う…無意識…無我…無に入っているはずなのに見てもいないのに…医師はしばらく見ていた岡田が布目と糸の歪みを智の刺繍で説明しているが智には全く目に入っていない…医師は帰ろうとする岡田を呼び止め見習い時代の話を聞いた見習い
↓前回はコチラEndlessGamevol.24。。。。。A-side「はーい。終了~」大野先生の間延びした声でペンを置く。「ふわぁ……終わった、ぁ……」オレは身体中で息を吐いた。答案用紙を後ろから集めて、筆記用具をなおす。そう言えば……さっき、櫻井が来てたけど……なんだったんだろ?なんか用事だったのかな……。まさか、オレの様子を見に来てくれたとか……。ないないっ!そんなわけないっ!櫻井がオレのこと気にかけてくれるなんて……んなわけないしっ!オレは自分の考えを
↓前回はコチラEndlessGamevol.6。。。。。S-side「んっ……」俺が指ですっと頬を撫でてやると無意識に出る吐息。面白くなってそのまま耳に指を這わせるとまた声を漏らす相葉。その声がやけに官能的で。からかってやるつもりがなんだか妙な気分になってきて。思わずそのまま押し倒しそうになったけど。いくらなんでもそれはマズイだろうし。一回り近く年下の子供相手にそんな気分になること自体がおかしいだろって言い聞かせて平常心を取り戻した。でも……アイツの潤んだ目で見上げら
おはなし、お久しぶりです。待っててくださった方に捧げます。…の割にはあんまり盛り上がってない内容ですが(笑)↓前回はコチラEndlessGamevol.27。。。。。A-side「はい。これもマルー。すごいね、全問正解!」シンイチくんがプリントをオレの前に置き直しながらそう言ってくれた。「え?マジ?わ、すげー、オレ!」目の前に置かれた全部の問題に丸が付いたプリントを見ながらシンイチくんを見上げた。「ふふ。自画自賛?おもしろいね、雅紀くん」「だってー、オレが数学の問題
↓前回はコチラEndlessGamevol.7。。。。。S-side試験休み期間の放課後は静かなもんだ。部活もないから残ってる生徒もほとんどいないし。教師も試験問題の作成などで職員室に缶詰になるか、早々と家に帰るかで職員室も静かだ。俺も例に漏れず、試験問題を作るため職員室に残ってる。はっきり言ってめんどくせーけど、こればっかりは誰かにやってもらうわけにも行かないので真面目に作成する。それでも、ちょっと煮詰まったので気分転換にコーヒーでもと思って席を立つ。職員室の隅に置かれ
妄想です。自己満足のBLです。妄想です。智の行動に翔はどうしたらいいのか…と考えてるうちに三人がかしわ(鶏肉)のすき焼きを準備して現れた翔は顔を赤くしたまま智の行動を見ていた潤が「翔さんまた、顔赤くして…?智…なんかしたか?」「翔ちゃん相変わらず幸せが顔から吹き出してるよ」「智…何をすれば、大人しい子犬が出来あがるのか教えて欲しいですよ。」智は「ん…背中拭いてやっただけだ」と涼しい顔をして御膳を出し始めた。三人は翔の顔を覗きながらにやにや「翔さ
「告白されて……優しく断った?」「最初は……。」大野の眉間に皺が寄り、顔が歪む。「でも美咲は……諦めなくてもいいですかって……。」初めての恋。簡単には諦められなくても、仕方ないこと。でも……。美咲は知らなくても大野は知ってる。二人が兄妹だということを。「美咲さんが諦められるように……してあげたんですね?」「…………。」大野は、ふぅと長い息を吐く。「……そうだ。美咲が諦められるように……襲う振りをした……。」その時イヤリングが飛んだのか。突然の豹変に驚いたことだろう。
↓前回はコチラEndlessGamevol.18。。。。。A-sideオレ、なんでこんなとこに……「おい、相葉。オマエ、何食う?」「なにって……」「なんでも好きなもん選べよ」「好きなもんって……」高級レストランならともかく……ファミレスで何言ってんだ……それでも部活終わりでいい時間だし、腹は減ってるので真剣にメニューを見出す。ま、ホントに高級レストランなんか連れてこられても肩がこってメシ食うなんてムリだけど。「……なぁ……」注文を終えて、メニューを戻すとオレは櫻井
妄想です。自己満足のBLです。妄想ですよ…「ん…あ」「翔……はぁ…ん…」「智…あっ…はぁあっあこのまま…」智の不安が消えたわけでは無かった…ただ翔くんの事だから…一緒懸命に研究したんだろうそしていつも甘く笑う翔が信じろと睨み…涙が落ちる…信じるしかないかと思い翔に任せようと…興奮して行く自分を止めはしなかった…翔の行動にどんどん興奮してくる…自分の上で翔が弧を描く汗が飛び翔自身が智の目の前で感じている事を触れていないのに透明な液
幸せを呼ぶ姓名と九星気学福永晃絵です。ブログに来ていただき有難うございます。本命と月命を探す⇒こちら本命月命から最大吉方を探す⇒こちら名前と気学で人生反転した私の黒歴史⇒こちら大成功している人、有名人にあやかりたい。そういう人物になって欲しいから・・・の願いを込めて、成功者が持つ漢字を名前に使うのは危険です。あやかりたい人物が成功するまでに実施していた行動・気合・意図・周囲が提供した環境サポートをまねっこする方が、あやかり率は高いと思いますよ。
授業が終わった帰り際。大野が俺のところに寄って来た。「さっきはありがとう。」美術の時間のことだな。「いいよ、あれくらい。」「んふふ、超助かった。」窓から入る風が、大野の髪を撫でる。少し顔にかかった髪を避け、笑う大野の優しい表情が、一瞬王子様に見える。やばっ。今は女装してねぇぞ!自分に言い聞かせていると、隣に立ってた雅紀が大野に近寄る。「大ちゃん、今度カラオケ行こ!」「カラオケ?俺、最近の曲とかあんまり知んないよ?」「全然へーき。大ちゃんの歌聞きたい!」「いいよ、俺でよ
妄想です。自己満足のBLです。妄想ですから…翔に馬乗りになられた智は翔の涙を人差し指で優しく拭い…「ごめんな…泣かしちゃったなふぅ…駄目だよな…一人よがりだな」翔は目を逸らすこと無く「智くん…謝らない。あなたにとっても私にとっても最高な時間を過ごしましょうよタチをウケにウケをタチにと言われたら大変だろうけど…違うんです夢中に私を抱く姿を見せろクリスマスイブの日に見せたあなたの姿を何故隠すんだ何故私を信じない」智は天井を見ながら「信じてない
家に帰って机の上の水色の紙を手に取る。丁寧な字で書かれたアドレス。そう言えば習字も全国だって言ってたっけ。それとスマホを手にベッドで横になる。さて、なんて打つ?女からだからなぁ。『さっそく連絡しちゃった♡』指をスライドさせて画面の文字を見る。「ちげーな。翔子はもっと清楚なイメージ!」『蝉の声が夏を感じさせる今日この頃……』「固っ!これは清楚じゃない!」『先日はありがとうございました』「お、いいんじゃね?」『まさかまたお会いできると思っていませんでした』ほんと、また会う
目を冷ました時はすでにお昼を回っていて、眩しい陽射しが外の爽やかな様子を物語っていた。昨日、あれから松岡くんにカラオケに連れて行かれ歌いまくったものだから喉が少し枯れてる。でも、おかげでスッキリしてるかな…うーん、と伸びをして立ち上がると、棚に仕舞い込んだカンバスを取り出した。仕上げたものは四つ。それぞれコンクールに出すものだ。テーマに合わせて仕上げてるけど…なんだかな…「はぁ…。」正直つまんないんだ。要求されるままに仕上げ
荷物をダンボールに詰め、宅配便で送る。大した家具はない。机を商店街のリサイクルショップに売ったら終りだ。最後に鍵を掛け、アパートとは工場を挟んで反対側にあるオーナーの自宅へ持って行く。今日は土曜日だが、工場は閉まっていた。以前、大野が一人で出勤していたのは土曜日……。微かな期待を込めて工場を覗く自分を、自分で馬鹿だと嘲笑う。いたところで、声をかけることもできないくせに。オーナーは残念そうにアパートの方を見上げる。「せっかくいい人が入ってくれたと思ったのに。」「すみません……仕
徐々に打ち解けてきたなぎささんが、頬を染めながらビールを飲む。なぎささん、辛いのは得意でも、お酒はあんまり得意じゃないのかな?クーラーボックスを開けると、ビールに混じってお茶やジュースも入ってる。「なぎささん、他のにする?」ちょっと声を張って聞く。ジュン君が顔を上げたけど、他の人はおしゃべりに夢中。マー君はカズにからかわれて、必死で抗議中(笑)マー君のお肉を食べながら、なぎささんが優しく微笑む。「ありがとうございます。お茶があればお茶を……。」お茶を一本取って、なぎささんに
改めて見ると、大野は意外になんでもできる。「次、大野!」雨だから、今日は体力測定も兼ねての体育館。大野がマットの上を走る。クルッと足の上がったキレイな側転。その足がマットに着いたかと思ったら、すぐに飛び上がって……。「おおっ!」「すげっ。」周りから歓声が上がる。みんながバク転する中、バク宙!着地を決めた大野が恥ずかしそうに頭を掻く。「飛びすぎちゃった。」大野が向かったのは二宮のとこ。「ちゃんと手を着かないと減点!」「マジか。」減点!?まさか、加算点でしょ!「次、
「……でね、そのまままたリビングで……。」庭に足を投げ出して、窓に腰かけて。洗濯の後の一休憩。「そりゃ、そうなっちゃうよね?なるでしょ?ショウ君なんだもん。チューは上手いし、おいらのこと良く知ってるし、ビールも飲んでたし。」虎次郎は興味なさそうに欠伸して、前足を枕にして体を丸める。「でも、ちゃんとベッドまで行ったんだよ?毎日ラグ洗う家って……変でしょ?」目をつぶった虎次郎に当たる陽が暖かそう。ヒゲが時々、ピンッと上がる。「気分的にはそのままって気分だったんだよ。でもそ