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2人、少し冷静になってベンチに座る。そう言えば外だったと思い辺りを見回すけど人の姿はなかった。潤はずっと俺の手を両手で握っている。まるで、もう絶対逃がさないと言われてるようだ。2人、お互い涙でぐちゃぐちゃの顔。「翔さん、俺、ちゃんと弁護士になったよ。いつ翔さんに再会しても恥ずかしくないように頑張ったよ!」「うん」「翔さん?どうしていなくなっちゃったの?」「.........、俺は、、、俺は潤に一生顔向け出来ない事をやってしまったから.........」「翔さん、翔さんが思ってる
Jファミレスを出て少し離れた路地に隠れる。彼の事だ、1、2時間は仕事をしてるだろう。ここに立っていて俺が怪しまれないだろうか(笑)翔さんは時々ここへ来ていたのかな?だとしたら、今まで会わなかったって事はやっぱり俺達は縁がなかったって事かな.........。俺の姿を見たら逃げてしまうかもしれない。それとも全くの他人のフリして通り過ぎてしまうかも。俺の気持ちを聞いてもらうにはどうしたらいいだろうか.........。そんな事を悶々と考えいると翔さんがファミレスを出て歩く姿が見え
翌日の夜。俺はまた、店長の部屋に来ていた。…呼び出された訳ではない、俺が自ら来たのだ。「やはり、、、いえ…。…辞めさせてください。」「…。」じーっと黒い目が射抜くようにしてこちらを見てくる。「…悩んでましたよね。。。でも、辞めさせて欲しいんです。」「………だよねぇ。偉いねぇ、そういうところ。ちゃーんとルールに逆らわないってのが。」はぁー、と盛大にため息を漏らし、両腕を頭の後ろで組んだ。「まぁ…ルールをきちんと守らなければならない、そんな理由もあるのですが、、、というか、
※こちらのお話しは個人的な妄想を題材にした妄想恋愛小説です。ご理解頂ける方のみお進み下さい。…ふわっ………ちゅ。「!?…ふ…え…?」自分に何が起きたのか分からないぷっくりした頬を何かが触って、流れていた涙も引っ込んでしまう「なに…した…の…?」「お前が泣いてるから…ほっぺにキスした///」「き!?…き…す…」「パパはママにこうしてたって、そうすれば泣くのを止めるって言うから///」この頃から既に長かった睫毛をパチパチさせて、翔の顔を見るさっきと同じように唇を尖らせて顔を赤く
翔さんから渡された婚姻届に感極まって泣いてしまった僕だったけど、翔さんからの熱いキスで、漸く落ち着いてなんとか(婚姻届に)サインを書き終えると、、、「さ、じゃ行こうか。」「えっ?どこに?」「ほらこの証人の欄を書いてもらわないと、いけないだろ?」「いいよしょおさん、そこまでしなくても、僕はこれだけで十分だよ。」「イヤもう頼んでるし、待ってるから行くよ!」そうして翔さんに促されるまま翔さんの運転する車で向かった先は、(翔さんの)実家で、「えっ?しょおさんの
其ノ二♡これは一体…?俺は自分の机の引き出しに入ってる昔の手紙の様な物を見付けて固まっていた何故ならここには、何度も書いては消していた…渡す事の出来ない、募る想いを書いた潤への手紙を入れてたはず…あれが万が一にも外へ漏れたりしたら、大変な事になってしまう引き出しをひっくり返して必死に探しても見つからなくて頭を抱えた時に、あの手紙?が目に入ったそれどころじゃないのに、気になってそれを開いてみる「うわ…達筆だな…」俺は一人ブツブツ言いながら、何とかその手紙を読もうと格闘し始めた
※このお話は個人の妄想(BL)であり、実在の人物・団体とは一切関係がありません。--J「……ふぅ」翔くんが小さく息をつく。4月10日から日付けが変わって深夜。怒涛の1日が終わり、、やっと家に帰ってきた俺たちは、ソファになだれ込むようにして座った。「お疲れ様。しょおくん、忙しいのに今日は、、いやもう昨日だけど、、ライブに来てくれてありがとう。嬉しかった」俺は翔くんの隣りに寄り添い、心を込めてお礼を言う。「何言ってんだよお疲れ様なのは潤だろ?俺はまぁ、、後輩たちの勇姿を見て
※こちらのお話しは個人的な妄想を題材にした妄想恋愛小説です。ご理解頂ける方のみお進み下さい。「一緒に遊ぼ?」「…えっ……と…」直ぐには答えられなくて母親を見る小さな男の子遊ぶのは嫌じゃない、だけど初めて会ったお兄ちゃんと二人になるのが少しだけ怖い小さな男の子には二人の姉がいた、そのためか少しおっとりした性格だった幼稚園での友だちはいつも遊んでくれるカズくんだけ、だからお話ししたこともないお兄ちゃんにモジモジしてしまう「いいわよ、遊んで来て。お兄ちゃんの言うことを良く聞いてね」「…
「あ、知ってます?この人。」ぼんやりと外を眺めていたところ、不意に相葉さんにそう言われ、天井近くの角に設置されている小さなテレビに視線を移した。…テレビがあるんだ、ってびっくりした?設置されてはいるんだけど、実は観ちゃダメなんだよね。でも巡査長の岡田さんがパトロールに出て居ない時は、相葉さんがこっそり観てる。俺はなにも言わないけど。だって怖いし、岡田さん。「…かっこよくて綺麗な人ですよねー。」画面に映っているのは炭酸飲料のCMで、出演しているのは潤だった。「…。」急に当たり前
潤の面接が終わってからも、予定どおりの仕事をこなす。・・が。「全然捗らねえ・・」だって。だってだって。潤が・・、潤が!潤の変化にも驚いている、もちろん。ただそれ以上に単純に、潤に会いたくて。だって、あの距離にいたんだ。潤が。何か月ぶりかで会えたのに。俺の目の前にいたのに。なのに、面接を終えると「失礼します」とお辞儀をして、そのままさっさとドアの外に消えて行ってしまった。(当たり前です、面接なんですから。By二宮)肝心の二宮は午後休とやらで不在だし、面接の結果をLINEで
こちらはBLの妄想小説になります。苦手な方は御遠慮ください。****************「あはは、そこもっと突っ込んだ方が良かったか?」確かに好きじゃないならどうしてオムライスなんて描いたのか、それはちょっと気にはなるけど。律儀に理由を答えようとする松本が何だかおかしくて笑ってしまった。だけど振り返った俺の目に映ったのは、予想に反して真剣な……正確に言うなら思いつめたような彼の表情で。一瞬、言葉に詰まった。「……どうした?」慌てて取り繕い松本