さだまさしさん(以下敬称略)が「若い頃、さだまさしバッシングで苦しかった」と、69歳で告白したのが昨年。40年以上昔の話だ。それほどに、苦しかったのだろうと思う。人生の終焉が少しちらつくようになっての告白だ。バッシングの急先鋒がタモリさん(以下敬称略)だったことは、今の50歳以上の人しか知らないのではないか。70年代、タモリはオールナイト日本のDJだった。そして、自分の担当曜日に毎回延々「さだまさし撲滅運動」を展開した。やれ『軟弱、細いカマキリ、女に囲まれたお喋り、似合わない関白宣言、右翼の防人