ブログ記事19,042件
雨が降る。外が薄暗く、鳥の鳴き声は雫の落ちる音でかき消され、ジメジメと湿った空間が広がり、外に行けば、その世界はあまり好かれていないのか、人気が少なかった。私は好きだな、雨。そんなことを口から漏らせば忽ち、変わり者だと言われるか、視線を向けられる。ほんと稀に、私と同じように雨を好む人がいるけれど、仲良い人の中で雨を好きだと口にする人はいなかった。みんな、雨とわかれば遊ぶ人を改めたりするものだ。そのぐらい、雨は嫌われている。そんな雨が今日も世界に降り注ぐ。最低限のものだけ入ったポ
「あの……」気になって話しかけると、見上げたその顔は溺れていた。雨ではなく、涙に。赤くなっている瞳には、雫を溜めていた。「これ、よかったら」そう言って、差し出したハンカチを、彼女は不思議そうに見つめていて、いつまで経っても手に取ろうとしなかった。痺れを切らした私は、そのハンカチを握って、彼女の濡れた頬に手を伸ばす。「雨、今日すごいですよね」頬を拭うハンカチを止めるように、彼女は私の手首を掴んだ。「……可愛らしいハンカチが、汚れますよ」「このハンカチ、私に似合わな
雨音で起きた。まるで銃弾のような、滝のような、勢いのいい雨で、今日は家の中でゆっくりしようか、なんて呑気に思った。隣では、まだ由依さんが眠っている。すやすやと気持ちよさそうに。由依さんの綺麗な髪の毛を救いとると、偶然同じタイミングで雷が鳴った。カーテンを閉めようと立ち上がるが、ぐっと後ろの服を引かれて、そのままベットに倒れ込んだ。倒れた私の視界に入ってくるのは、寝起きの由依さん。「あ、おはようございます」逆さまに映る由依さんの表情は、どこか不安げだ。上半身を起こし
小林由依side「んぅ、こば〜」「何?」「···急に居なくなるとか酷い」出ました理佐の5歳児「しょうがないじゃん色々と忙しいんだから」「でも今は…?」「···あー、もう、暇だよ」「だよねっ、」そう言って彼女は私の膝へと頭を置いた座っている為大体は問題無いのだが、理佐が寝っ転がっているという事で顔が上に来る、つまり目が合ってしまう。流石に埼玉の狂犬と呼ばれる私でもこれには慣れない、これからも慣れないと思う「ねぇ、···こば顔赤いよ?」とんだ甘い声を出してくるので理性が吹っ
3月16日は母の命日でした家族でお墓参りへお昼は加須のお食事処「魚がし」さんにて開店時間前に並んで食べましたボリューム有りましたが。。完食出来ちゃいますね😅美味しかったです😃💕毎年母が好きな百合⚜️の花を今年もピンク色の咲いている百合⚜️有ったから良かったですこの時期毎年咲いている桜かなぁ❓️鴻巣のフランス菓子&低糖質スイーツのSassyさんのカフェ☕️😌✨初めて行きました🔰私は低糖質ショコラ&アイスコーヒー🥤連れ達は低糖質ティラミス&アイスコーヒー🥤こち
私には好きな人がいて、その好きな人は私ではない好きな人がいて、絶賛切ない片思い中。最初から分かりきっていたことなのだけれど、毎日毎日、学校に来ては先輩が可愛いだの惚気のように聞かされては気が滅入る。先輩だけに乙女モード全開なのも、腹が立つし、いい加減キレそうだ。「でさ、この間小林さんと目が合ったんだけど……って、瞳月?聞いてる?」「ん〜、聞いてる聞いてる」「え、なんか怒っとる?」片思いを初めて、はや一年。美青がこんなに鈍感だとは思わなかった。こんなに先輩のことが好きだと
塾の帰り道。ふと視界に入ったコンビニの喫煙スペースで、一人の女性を見つけた。すらっとした体躯に、キリッとした目元。口元にやってきたタバコを吸うと、ため息を吐くようにフーッと煙を吐き出した。その先を見つめる彼女は、疲れているようで、どこか儚くて。目が離せなくなった。じっと見つめすぎたせいか、視線が重なって、彼女の鋭い視線に捕まった。「なに」「あ、いや、綺麗だな、って……」「きも」生まれて初めて、人からそんなことを言われた。それも赤の他人に、睨まれながら。普通ならグサッ
金曜日の朝、7時15分。一週間で最後の登校時間であるこの時間は、なぜか人が多い。空いている席を見つければ、ラッキーとさえ思う。辛うじて空いていた席に腰を下ろす。確か、今日は小テストがあったような。カバンの中からノートを取り出すが、そのノートは大半が落書きで、テストのことなんて書いていなかった。今日の小テストも赤点か、そんなことを考えていると、バスが止まり、また人が増えた。憂鬱な人混みの中に幼なじみを発見した。向こうも私を見つけたみたいで、笑顔でこちらにやってく
「もしもし」「ふふっもしもし」「なんか、緊張しますね、」「みたいだね?」スマホ越しに聞こえる由依さんの声は、普段より少し高めに聞こえる。テンションも心なしか高めに思えて、広角は自然と上に上がった。ちょっぴり幼い由依さんは、なんだか新鮮。「今何してました?」「今は、お風呂上がって、ひかるからの電話を待ってたよ」「少し遅れてしまってすみません」「ほんとだよ〜寝ちゃったのかと思った」ケラケラと本当に楽しそうに、話す由依さんはとても可愛らしくて、このまま夜
帰りの電車を待つ間今日の出来事を思い出す「かわいい」その言葉を小さい時から言われていた小学校、中学校、高校もある程度の地位を得て、告白された回数は2桁を超えていた大学に行ってもそれは変わらず、友達も恋人も手に入れたなのに、なぜ、、今日の朝、大学に行くと友達に見せられたのは彼氏が見知らぬ女の人と抱きついてキスをしている写真だった、問い詰めて言われた言葉は、「バレたか、ごめん」「はぁ」こんな別れ方をするなんて思わなかった愛されていると思っていた、悲しくて、辛くて友達と終電ギリ
とある日の朝、たまたま早めに起きてマネージャーさんが迎えにくるまでに時間があった日のこと。由依がサブスクを占領し、私の好きなものを見せてもらえなかったため仕方なく雑誌を読んでいた。するとさっきまでテレビに釘付けだった由依が急にこっちを向いてなんだと思ったら、唇を少し尖らせて私の方を見ていた。由依「ん、」理佐「え?何?」由依「ん〜、早く」これは紛れもなくキスのサインだと思うのだが由依はそこまで求めてくるタイプじゃないから少し意外だった。そして私がキスをしようと近づくと顔を後ろに引か
仕事からいつものように帰ってきた日。いつものように、夕飯の支度をして、いつものように玲ちゃんの帰りを待っていた時に、けたたましい音で、家の固定電話が鳴り響いた。それは嫌な胸騒ぎを覚えるほど大きな音で、緊張しながら手に取った。「大園玲さんのご自宅で間違いありませんか」電話は病院からだった。玲ちゃんが事故にあったという。数分放心状態になって、慌てて家を出た。向かった先で、玲ちゃんのご家族に会うと、嫌な胸騒ぎは大きくなった。落ち着くことなくそれはどんどん大きくなって。「……ご愁傷様です」
2021.2.18本日のお泊まり宿は、花巻台温泉にある、やまゆりの宿です。宿の外観は、和風の造りです。門扉は、北京の城壁で使われていた古い扉を運んできたもので、木製の部分は作り変えてあるものの、とても立派な門扉ですね。宿名は、山あいに咲く百合のように清楚で、気品あふれる宿でありたいと、そんな想いからついたようです。玄関には、百合のお花が飾られてます。ロビーラウンジは赤で統一されており鮮やかです。この台温泉は、花巻の奥座敷にあり、開湯1200年の歴史がある温泉です。ここの宿の温泉は
かなり過激な表現を含みます。苦手な方はブラウザバックお願い致します。1回消されちゃったので、、、上げ直しですアイドル活動をしてる私。ほの。で、こちらは彼女のひぃちゃん。メンバー内で付き合ってるのはりささんとゆいさん以来。もうメンバーにバレてしまったので、いっそのこと同棲を始めた。それからというもの、溶けるような夜を毎晩過ごす。「ひぃちゃん、いれるで、」「うんっ、」「きつ。お腹の力抜いてみ?」「ンッッッ、ホノチャンッ、」「ん、はいった、ひぃちゃん偉いな」「ンンンッッッッ、
「れ、いちゃん、?」「……うん、ごめんね、ひとりにして」「ほんとだよ、麗奈は、玲ちゃんみたいにひとりを好きになれない、」「……寂しがりやだもんね?そんなとこも、好きだった」「やだ、ずっと好きでいて、私はずっと」「麗奈ちゃんは、他の人を好きになって、他の幸せを見つけて」「どうしてそんなこと言うの」「私はもういないから、」これはきっと神様がくれた最後の世界。私と麗奈ちゃんの二人だけの世界だ。「そうだなぁ、たまに、雨が降った時に、私のこと思い出してくれたら、私は
初めて付き合った彼氏は乱暴な人だった。雨の日は一段と機嫌が悪く、暴力を振るわれることが多々あって、だから雨の日は嫌いだったんだ。あの日も、雨が激しく降る日だった。コンビニから帰ってくると、彼氏がアパートの前で待ち伏せしていて、その姿は一目で苛立っていることがよくわかった。だから、帰るのを躊躇ったのだけれど、見つかってしまいアパート前で、言い争い。傘は奪われ、家の鍵も奪われ、残ったのは彼に打たれた頬の痛みだけ。アパートの陰で、雨を見上げたらなんだか涙が溢れてきた。私に家族はいない
蝶の毒華の鎖大正艶恋異聞天海鏡子
あすかちゃんとさとしとの③ぴーシリーズ1話目はこちらです♡↓『*私と美人の女体とさとしと*①習うより慣れろ♡』セのフレンドなさとしと、そのパイセン!と、わたし!↓シリーズはこちらからです♡チェケラ『*美体のさとし*①触ってわかる、美しい腹筋!〜今日は触るだけ〜』前の投…ameblo.jp女の人の体って、こんなに柔らかかったのですねおっぱ◯もそうですが、おしりから二の腕から全てがやわらか♡♡とろ〜んとしたあすかちゃんがなんとも言えない色気を放っているさとしがおっ◯いにむしゃぶりつ
あすかちゃんとさとしとの③ぴーシリーズ1話目はこちらです♡↓『*私と美人の女体とさとしと*①習うより慣れろ♡』セのフレンドなさとしと、そのパイセン!と、わたし!↓シリーズはこちらからです♡チェケラ『*美体のさとし*①触ってわかる、美しい腹筋!〜今日は触るだけ〜』前の投…ameblo.jpあすかちゃんのバキュームFぇらに興奮しつつ、顔面騎◯位でさとしにしっかり気持ちよくしてもらう♡**そしてIN♡さとしに促されて、異動私は騎◯位の体勢でゆっくりと腰を落とすそして今度はあすかち
玲ちゃんと出会って、私の世界が大きく変わった。彼氏と別れ、玲ちゃんの家に転がり込んだ。何も聞かずそっとそばにいてくれる彼女に、不意に注がれる温かい言葉に。玲ちゃんの存在に救われて、玲ちゃんの全てに惚れてしまった。「麗奈ちゃんと出会うまで、一人の時間が一番好きだったんだ」雨が降って、デートが中止になった日だった。ゴロンと私の膝に頭を預けた玲ちゃんは、私を見上げて言った。「誰にも気を使わず、自分のペースで過ごせる一人の時間がいっちばん好きで、雨の日は世界に私一人だけだー!って思い
「いきます」「ん」「…由依さん、愛してます」「もう一回」「……、愛して、やまないです、!」「ふふっ私も」「っ〜〜!!?」「勝った〜!お菓子もーらいっ」おうちデートをして、もう日も暮れた。のんびりとドラマを見ていると、お菓子が残り一つとなり、そこでゲームをしてどちらかだ食べようと、そうなったのだけれど、どうしてこのゲームを選んだのだろうか。いつも照れるのはひかるの方なのに。今だって、顔を真っ赤にして、頭の上から湯気が見えそうな勢いだ。そ
雨が好きだった。一人の時間が好きだった。けれどそれ以上に、守屋麗奈という人を、心の底から愛してしまった。流されやすくてお人好しで感情に素直で少しおバカで、放っておけない女の子。誰かに恋することなんてないと思っていたし、ずっと一緒にいたいと思うこともないと思っていたけれど、麗奈ちゃんとがずっと一緒にいたいと思ってしまった。麗奈ちゃんを独り占めしたいと思ってしっまったのが、よくなかったのだろうか。それとも、元からこういう運命だったのだろうか。トラックが私を目掛けて走るようにやってきた。
「由依さん、愛してます」「もう一回」「……大好きです、ほんっとに愛してる」「可愛いね、私も愛してるよひかる」「〜〜っ、!!」「ははっひかるよわ笑」愛してるよゲームが、二期生の中で最近の流行りらしい。そんな話を振ってきたのはひかるのくせに、私が一回愛してると言えば、顔を真っ赤にして照れてしまうのだから、どうしようもない。可愛いねと頭を撫でれば、今度は「慣れてますね」と不貞腐れてしまって…。慣れていると言うより、相手が異常に照れてくれるから、照れがあまりやって
はじめましての方へ七菜(なな)といいます。女を楽しみたい!と突如閃いたアラフォー妻日記🖤なんちゃって自己紹介はこちら💙アラフォー、初女風に行ってみた!はこちら❤️【書きかけ】年下独身同僚エピソードはこちら**美しい人ダイスキ😍わたくし一応、今のところ異性愛者(男性が性的対象)ではあるのだけど何の話じゃ🤣女性にムラムラするとき、たまにあるんですよ〜今日もした♡(笑)ないですか?!ないのか?同性にムラムラすること**以前、一度だけ男友達(セのフレンド)と女の子とでイタ
おはようございます!今日は雨です。出かけたくないけど午後から用事があるので嫌だなぁ。庭に百合が咲きました。(なんで?)百合だかどうだかも定かじゃないんですけど、どう見ても百合でした。写真撮ろうと思ってたのに枯れてしまった!きっとどこからか種が飛んで来て、うちの庭に根を下ろしたんでしょうね。雑草の種もどこかしらから飛んで来て、毎年バラエティー豊かに生い茂るんですが綺麗な花の種ならこのまま咲いていて欲しいなぁと思って癒されました。(枯れたけど)そして一番恐れていたひっつき虫が生えてきま
好きだって言ってくれる人は、山ほどいたし、告白だって何十回と受けてきた。かっこいいと言われる人と試しに付き合ってみたけれど、それでも楽しくならないし、ときめきもしない。保乃は恋愛できないんかなって、そう思い始めた時だった。「保乃ちゃんが彼女やったら、最高やろうね」たまたまサークルの飲み会で隣になった子が言った。お酒が回っていたせいもあるだろう。それでもその一言を放った女の子が、とても可愛らしく見えた。キュンとときめいたような気がした。「…ひぃちゃんが彼女やったら、毎日幸
タンパク質の生成がうまくいかなくなったときに同時に起こるのが粘液の不足です。人間の体は簡単に言えば、タンパク質があってその周りを多糖体からできた粘液によって覆われている構造をしているといえます。この粘液は消化管では割と多量に出てますし、皮膚や眼球なども薄っすらと粘液が分泌されていて保湿や紫外線などに対しての抵抗力を上げています。粘液質の中心はムコ多糖という糖質類で、このムコ多糖は二糖類がつながって大きな構造をしていることが特徴となっています。中医学でいう陰虚の病気の一群がこの粘液の
朝、美味しそうな匂いで目が覚めた。まだ覚醒しない頭で、その匂いを辿るとそこに、エプロン姿の由依さんがいて、寝ぼけている頭で可愛いと当たり前のことを思う。「わ、どうしたの?寝ぼけてる?」足が向かった先は、由依さんのいるキッチン。迷うことなく、由依さんの背中に抱きついた。小さく驚いてから、ふふっと笑った由依さんが愛おしい。「いい匂いします」「久しぶりに朝ごはん作ってみた」「美味しそうですけど、由依さんもいい匂い」ふわりとほんの少しだけ甘く、優しい由依さ
「これチョコ?」なにか食べるものと独り言を言って私の冷蔵庫を勝手に開けてる由依から質問が投げかけられる「1番大きい箱のやつ、由依にあげる」もう25年の付き合いだ由依の性格はよくわかっている私の扱いは適当なもので由依は勝手に私のモノを漁るその性格を知っているから由依に渡すチョコを冷蔵庫に入れて置いた「誰かに貰ったいらないチョコを私に渡す気?」文句を言いながらもチョコを口に放り込んでこちらにやってきた「私が作ったチョコだよ」「味の感想は?」昨日由依のために私が作ったもの由依
雪が降る。ただでさえ寒いのに、視界に白が映るだけでさらに寒く感じる。やめてくれ、と思うのだけれど、「お待たせ」とやってきた彼女を見つければ、雪もありかななんて思ってしまうんだ。雪の純白が私の彼女を輝かせる。「ごめんね、待ったでしょ」「いえ、そこまで」「嘘だ。ふふっほっぺた赤いよ?」そう言った彼女は、自分のマフラーを取り外し、私に付け直した。由依さんの匂いだ…。こんなこと口にしたら、引かれてしまうから言えないけれど、そう思ってバレない程度に顔を埋める。「じゃ