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こんにちは。茶道体験の銀座茶禅です。今日は5月19日。二十四節気の「立夏(りっか)」、七十二候の「末候竹笋生(ちくかんしょうず)」にあたります。さて、今日はお茶室の畳について書いていきます。外国人のお客様に茶道体験をしていただくと、畳の上での立ち振る舞いにも非常に興味を持たれます。お茶室の畳には名前がついていますお茶室は四畳半を基本としていますが、八畳、六畳、三畳、更にもう少し小さい畳の間に板間(台目といいます)をつけたものなど様々な大きさがあります。そして、床の間、躙り口
畳で生活する方が少なくなって「畳の目」と言われてわからない方も増えました。下の写真の赤い矢印が一目ですね。「五目のところに棗を置く」とか「畳の縁から数えて十六目下がった位置に座る」など茶室では畳の縁(ヘリ)や畳の目を基準に座る位置や道具を置く場所が決まっています。一目は約1.5センチですので座る位置の十六目は24センチです。(尺貫法で言えば八寸)それだけの空間があればお辞儀で膝前に手をついたりお茶の入った茶碗、お菓子を取る懐紙を置くことがます。言わば、自分の
茶の湯に限ったことでなく畳の敷き方にも決まりがあります。うちに茶室があるよ!とか茶室を作ったよ!という方に招かれてお茶室拝見に伺うことがありますが、残念な場合があります。お茶を知らない設計士さんに「ここは茶室にしてね」と注文し設計士さんはとにかく「炉があれば茶室でしょ。だいたい四畳半だよね」と「炉がある四畳半」を設計します。「炉がある四畳半」でも茶の湯が出来ない四畳半は茶室じゃありません。腹切り畳右が腹切り畳道具を置いて、道具と亭主(お点前さん)の間に