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第15話のラストより25年後。兜をつけた男たちが覆いで目隠しされ、縄でつながれた「シュミット」を護送して来ます。待ちかねていたのは異端審問官マズル。「シュミット」は異端解放戦線のメンバー。異端解放戦線は各地の異端審問所を襲撃、異端を解放する組織。シュミットの部隊は他の部隊とは異質の入隊試験があり、異端解放戦線組織の中でも問題視されているくらいに有名らしい。マズル「神を殺すのが目的か?え?」シュミット「違う。君らが神を殺しているのだ。僭越ながらお答えさせて頂こう、審問官。その一。
水拷問をするアッシュの元にやって来たダミアン司教。アッシュのやり方について「昔の教会は呪術や異端の疑いのある者に対して温和なこともあった」とアッシュをたしなめようとしますが、アッシュは「どうしてそんなに弱腰なんです?」と聞く耳を持ちません。ダミアンは自分も若い頃はアッシュと同じように使命に燃えていた。でも「このやり方で世界が好転しているとは思えない。他人を殺すのではなく、自分が死ぬことで教会を守れ!拷問と恐怖の上に成り立つ救済などない!違う考えの者を愛せ!」囚われの異端者から唾を飛ばさ
ヨレンタ「これを次の場所まで持って行って」ヨレンタ「ドゥラカさんから聞き取った写本と、活字と、父型、母型、モールド。それがあれば、活字が壊れてもあっちで作れる」ドゥラカの役割が終わったのなら「消しますか?」と怖いことを聞くシュミット。ヨレンタは「印刷機貸すって約束しちゃったから」と答えます。信用できるのかと不安を訴えるシュミット。ヨレンタは14歳の自分を思い返して言います。「そういう人には機会をあげたくなる。協力されづらいだろうから」ヨレンタは同じ女性として、弱い立場を余儀
ドゥラカを逃がすため、シュミットが護衛につき、ふたりが出立準備に立つ間際。ドゥラカは「みなさんはこれでよかったんですか?」と聞きます。「仕事だ。いいも悪いもない」と迷いなく答えるレヴァンドロフスキ。他の面々もレヴァンドロフスキの表情と変わらない。お互いによく知らないけど、私たちはヨレンタさんを知ってる。ヨレンタさんは私に印刷機を貸してくれると言ってくれた。ヨレンタさんは軽い気持ちの一言だったかもしれないけど、私にはあの声が私の価値観への、私の未来への肯定に聞こえた。ここにいる人もヨレン
ノヴァクと対峙するオクジーは一旦ノヴァクを追い詰めますが、増援部隊のクロスボウに倒れてしまいます。ノヴァクは「情報を引き出さなきゃならん。絶対に死なせないでくれ」とオグジーに医者を手配するよう指示するのでした。学生のオグジー。眠りから覚め「ずっと不思議な夢を見ていた気分です」と教師につぶやきます。『ある研究をしていた。それは危険なことで』「地動説かね?君の研究主題じゃないか」教師に促され外へ出るとそこは塔の上。眼下には雲。教師「君は何故地動説を研究した?」オグジー「それは確か、この
「異端者は炎の中に消えた…」15世紀のスペイン、燃え盛る焚刑台を前に、多くの人々が怯え、叫んでいました。彼らは何者だったのか?そして、この裁きを下したのは、いったい誰だったのか?その名はトマス・デ・トルケマダ。彼は「スペイン異端審問」の象徴とも言える存在であり、15年の間に8,000人以上を火刑に処したと言われています。なぜ彼はこれほどまでに異端者を憎み、徹底的に弾圧したのでしょうか?あなたなら、どう判断する?トルケマダの行動は「正義」だったのでしょうか?それとも、盲信が