由美かおる

ちょうど40年前の昭和60（1985）年9月、文藝春秋社から隔週で発売されていた写真誌Emma（エンマ）9月25日号の新聞広告。ターゲットを男性とする雑誌にとって、バスト…つまりはおっぱいに関する記事や写真こそは、男性読者の目を集めるのに鉄板の武器となる。雑誌の“華”みたいなモノだ。ちなみにこの時代、まだギリギリで「巨乳」という単語は一般的には浸透していなかった記憶がある。そんなワケで今号のEmmaでは、翌年から「かげろうお銀」となる由美かおる（当時34歳）、『笑っていいとも！』出

最高スターで贈るリズムムード2大作――。昭和42（1967）年8月、訃報が伝えられた橋幸夫さん（享年82）主演の恋のメキシカンロック恋と夢と冒険（桜井秀雄監督）と激流（井上梅次監督）松竹二本立ての新聞広告2種。世は翌年（昭和43年）のメキシコ五輪を控えてメキシコブーム。レコード発売から3か月後に劇場公開された『恋のメキシカンロック～』は、タイトルこそメキシカン～であるものの、舞台となるのは南海の楽園・マリアナ諸島のグアム島。美しい風景とともに橋幸夫さん歌唱の数々のヒット曲が