京都南署の鑑識官・円城寺りつ子(田中美里)は、上司の志賀主任(小林稔侍)と共に京都で300年の歴史を誇る華道「一条流」の花展(かてん)会場を訪れた。最近、一条流を習いはじめた後輩の常磐康介(長谷川朝晴)に誘われたのだ。実は、一条流の家元は3カ月前に急死しており、この花展の作品によって次の家元が決まるという、一条流にとっては大事な花展だった。その次期家元候補は、3人…。義和の未亡人であり、会員の信頼も厚い一条貴和子(池上季実子)、家元の母親、静子の姪・薫(八木小緒里)、一条流出身のフラワーデザイナ