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娘は国立文系志望なので、理科の共通テストでは化学基礎と生物基礎を選択します。生物基礎は前の高校で高1の時に1年間、化学基礎は転学してから独学で、私と一緒に一通りやり終えました…と言っても一通りやっただけですので、再度問題演習をしながら最初からおさらいをしてきました。molの計算も出来るようになりました。化学基礎はこちらの本を見ながらきめる!共通テスト化学基礎(きめる!共通テストシリーズ)Amazon(アマゾン)この問題集をやり切ったのですが必修整理ノート化学
他の教育ブログやブログ読者さんから話を聞いてみると、どうやら今年の高校1年の理科、社会の必履修科目を習う学年が各高校によって違うらしい。理科の必履修科目は物理基礎、生物基礎、化学基礎地学基礎のうち、3科目を履修すればよい。社会は前回の記事にも書いたが地理総合、歴史総合、公共が必履修科目。例えば、天王寺高校は理科は物理基礎、生物基礎、化学基礎の3科目を履修して、社会は地理総合のみ。それに対して高津高校は社会の3科目を1年で履修して理科は化学基礎のみ。他の文理学科もそ
☆高校で学ぶ細胞の種類が知りたい方原核細胞と真核細胞その1-細胞の理解に歴史あり-原核細胞と真核細胞その2-真核細胞の種類と起源-高校生物学習教材ウイルスと細菌の位置づけ☆ミクロメートルとナノメートルの理解に苦しむ方細胞の大きさと形ーミクロとナノを使いこなそうー☆生物基礎の発展は学ぶべきなのか細胞の多様性ー生物基礎ででてくる「発展」についてー☆群体と細胞群体の違いはなに?細胞の多様性ー単細胞生物にみられる細胞の特徴ー細胞の多様性ー単
生物基礎では、通常の内容の他に、「参考」や「発展」という、コラム的な体裁で教科書に載っている項目があります。特に「発展」の内容は学習指導要領に含まれていないため、必要性に応じて勉強することになります。ここで言う必要性とは、将来的に応用科目である生物に繋げることを前提とした場合や、学力試験における思考問題に対応するため、より詳細な知識を身につけたい場合に出てきます。文系の生徒でセンター試験を基礎科目で受ける場合、発展の内容まで踏み込むべきかどうかという切実な問題が出てきます。
植物は何も食べなくても生きて育ちます。こんな場合は独立栄養。動物は他の生き物を食べないと死んでしまうので従属栄養。食べる側の動物の方が強くて偉いのに従属とは何事か、みたいな違和感。解消しておかないと正しく前に進むことが難しそうです。残念ですが、学問は舶来の輸入もので、日本の科学技術用語は訳語になります。だから、言葉の持つ意味を正しく理解するには、その語の由来をたどらないといけません。独立栄養は英語で「Autotrophy:オートトロフィ」と申しまして、オートは自動、
ほとんどの高校生は、今、「生物基礎」という、並ならぬ気合いが入った学習指導要領の改訂から生まれた理科の科目を学んでいます。その教科書をみると、これから社会人になる人が最低限身につけておくべき生物学的な教養が、愛情たっぷりにまとめられております。しかし、悲しいかな。誰かが呪いの魔法でもかけたか、学生が手にした途端、教科書とは、たちまち味気ない、難しいことばかり書いてある本に変わってしまうのは昔も現在も同じで・・・。本来、人間とは、誰に言われなくても教養を佳しとし、思考
高校生物の範囲での解説資料としてお読みください応用科目「生物」レベルで、「光合成」の解説プリントを作っています。今回は光合成反応の前半にあたる「チラコイド膜で起こる反応」だけですが、近く、「カルビン・ベンソン回路」もアップする予定です。光合成が苦手な生徒はぜひ目を通してください。だいぶ楽になると思います。「生物基礎」では、光合成の場となる葉緑体の大まかな構造を学びました。また、水H2Oが分解されて酸素分子O2が発生し、ATPが合成されることを学びました。
真核細胞は皆、大型で細胞小器官が発達しており、この点で細菌などの原核細胞と区別されます。動物細胞と植物細胞、そして菌類(真菌)細胞がこれにあたります。「生物基礎」では。今いる真核細胞の種類について、共生説に基づいて説明しています。共生説とは、真核細胞のもとになった生物がバクテリアを細胞内に取り込んで細胞小器官として定着させたという考えです。さて、「生物基礎」では真核細胞のうち、動物と植物細胞について構造と働きを学ぶのですが、なぜか取り上げられていない菌類細胞もここで一緒に
生物基礎では細胞内共生説を取り上げているので、教科書を見ると、細菌の代表として大腸菌や乳酸菌を引き合いに、ちょっとだけ原核生物についての説明があります。この原核生物たちが困りもので、実際にはたくさん種類があるために、生徒ばかりでなく教員をも戸惑わせるのです。例えば生態系のところでは炭素循環や窒素循環に関わる原核生物が急に出てきて、生徒は分かるはずないし、結局、原核生物の種類を説明しないといけなくなります。これがまた、めんどうで、しかも難しいのです。時間もないのであまり詳細な話に
「光合成の授業」をすると、どこから話そうかなぁ、とか、どこまで説明しようかなぁ、とか、迷います。それだけ話が複雑なのです。植物が不思議でならない人類は、なんと紀元前から光合成の研究を始めていますから。しかも、ここ最近、急に研究が進んで教える内容が増えたのなんの。頼みの教科書にも、よく見ると正直、「生物基礎」だと特に、苦し紛れなところがあって、「あとは、先生たちで何とかしてね」、みたいな、編者の放り投げた感が漂います。私たちの目の前には、キョトンとした目をした生徒たちがい
ここは、単細胞生物から多細胞生物への進化の流れを理解するところです。ゾウリムシやミドリムシの図を見て、たった一つの細胞でも自立して生きていられるってすごいなあって終わるところではありません。まず、単細胞生物のうちに、生物界における細胞を5種類に整理して理解しておきましょう。その5種類の内訳は、原核細胞からバクテリア(真正細菌)とアーキア(古細菌)の2種類、真核細胞から動物細胞、植物細胞そして菌類(真菌類)細胞の3種類です。アーキア(古細菌)は、バクテリ
原核細胞が共生して誕生した真核細胞は、その後、多細胞化して巨大な生物体に進化することになります。我々のような真核細胞からできた真核生物は、そのなれの果てということになりますね。原始的な真核生物は、今もなお存在しており、はじめは単細胞で生活していたものが、やがて多細胞化するストーリーは広く信じられています。今日は、単細胞生物から多細胞生物への進化過程を想像させる生きものの話です。多細胞生物に進化したのは真核細胞からできた生きものだけです。原核細胞は全て単