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さて、昨日の続きです。昨日は、フクロナガサを本家本元に研ぎに出し、さらに質問の回答を頂いたものを、フィードバックしてみました。ただし、「鎬がついている面」、一般的な表面のみについてです。問題は裏面なんですよねぇ。じゃあ、まず、裏面をもう一度ご覧いただきましょう。刃先と背の部分に裏押しが出ており、典型的な「片刃の和式刃物」の体裁になっています。私の問題意識は、「新品の時、背の部分には裏押しがなかった」という部分から始まっていて、「背の部分にも裏押しを作ろ
※この記事はかなり古いです。ありがたいことに今もお読みいただいているのですが、自分の情報の収集中でもあり、また色々と試行錯誤していた時期の記事でもあります。今となっては、ナガサの研ぎ方の問題はすでに決着がついており、「裏は少し角度をつけて研ぐ」というのが秋田の片刃刃物のスタンダードな研ぎ方であると分かっています。ナガサも然り、です。いくつか、そうした「結論」をまとめた記事も書きましたが、この記事は参考となる動画も載せており、ご参考になるかと存じます。是非、そちらもご覧ください。
堺の刃物屋さん『こかじ』です。こんにちは。いきなりタイトルで、『包丁のアゴってどこ?』と聞きましたがが、どこか分かります?何となく雰囲気で分かるかもしれませんが、刃の一番下(ハンドル寄り)の角の部分の事を言います。『刃の一番下』と言っても良く分からないかもしれないので、包丁の部位名称の図を作ってみました。ご覧下さい。あご(Chin)と書いてある部分です。お分かりいただけましたか?アゴ以外にも包丁には細かく部分ごとに名前が付いています。ちなみ