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昨年の『カフネ(阿部暁子)』に相当する本を見つけました。おそらく2025年のトップスリーに入るのではないかと思われます。佐藤正午さんの『熟柿(じゅくし)』熟柿とは、熟した柿の実が自然に落ちるのを待つように、気長に時機が来るのを待つことを意味します。◆あらすじ◆激しい雨が降る夜、泥酔して眠りこけた夫を助手席に乗せ、片手に携帯電話を持ちながら運転していたかおりは、突然現れた老婆を撥ねてしまう。パニックになった彼女は、そのまま逃走してしまい、その後あっけなくひき逃げ犯として逮捕
こんにちは❗❗ご覧頂きありがとうございます。いいね👍励みになります。なんだか毎日暑くておまけに職場のエアコンも故障(今は昔、ナショナル製品)し全く読書📚できませんでした。⬆今もです。いつ治るのでしょうかやはり、エアコンなしの生活考えられません。久しぶりに佐藤正午さん読みました📚熟柿激しい雨の降る夜、眠る夫を乗せた車で老婆を撥ねたかおりは轢き逃げの罪に問われ、服役中に息子・拓を出産する。出所後息子に会いたいがあまり園児連れ去り事件を起こした彼女は、息子との接見を
佐藤正午/熟柿★★★★★読み終わりました🙌↓⚠手帳はネタバレあり。拡大注意。↓以下大きなネタバレはなし☝️警察官の妻で妊娠中のかおりは平凡で幸せな毎日を送っているはずだった。ある雨の夜、酔った夫を助手席に乗せたままかおりは交通事故を起こしそのまま逃げてしまう。一瞬の出来事と、一瞬の誤った判断からもう一生取り返しのつかないことになってしまう…。かおりは留置所で出産。産後すぐに息子と引き離され息子は離婚した夫に引き取られる。出所後どうしても息子と会いたいとい
運転中の不注意で人を死なせてしまったら、いつまでどんな償いが必要でしょう。この小説の主人公「わたし」田中かおりは、親族の葬儀の帰路、酔いつぶれた警官の夫を助手席に乗せて身重で雨の夜道を運転中、老女を撥ねて死なせてしまいます。母親が犯罪者の子供と、母親に死なれた子供と、どっちがより不幸か、考えてみろ。悪質な事故として二年半服役した間に出産、出所後に夫からこんな言葉で離婚を求められ、了承します。刑期を終え、旧姓市木にもどし、前歴を隠して社会復帰した実母は、わが子田中拓から見れば存在してい