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茶事の中では、煙草盆が何回か出てきます。まずは、茶事が始まる前の寄付(待合)で、「煙草盆」が用意されています。客が揃うまで、、ゆったりと待ちます。その後、客は露地に移動し外腰掛けで待ちます。外腰掛けには、「煙草盆」を置きます。そして、蹲で手水を使い、席入りとなります。初炭、懐石、菓子と続き、中立ちとなります。いよいよクライマックスの濃茶が点てられます。後炭が続き、最後に、和やかにリラックスした状態で、薄茶が始まります。薄茶の前に座布団、「煙草盆」、干菓子が
https://www.ntj.jac.go.jp/schedule/kokuritsu_s/2019/9128.html国立劇場令和元年九月公演チラシより引用10分で分かる心中天網島その2「天満屋紙屋内の段」上曽根崎新地、天上界のような女郎たちの張り見世から下っていくと突き当たるのが天神橋。天上界から下りた神の橋、と書く。大坂天満宮の御前町、神の御前に並ぶ店見世。紙屋治兵衛の商いは紙見世である。千早振る神代の時代かと思えるほどに繁盛していた。千早振る紙屋である。というのも、
今日は、「火入れ(ひいれ)」の稽古をしました。茶道における「火入れ」とは、煙草盆(たばこぼん)の中に組み込み、煙草につける火種を入れておく器のことです。「火入れ」は中に灰を入れ、火をおこした切炭を中央に埋めて、喫煙の際の火種とします。私の親先生は、「朝起きたら、すぐに火入れの稽古をしなさい」と指導されたそうです。私の姉弟子である90歳になる大先輩は、火入れの稽古を毎朝、続けたそうです。その大先輩の「火入れ」を見た時、灰の筋がとても綺麗に整っていたので、流石だ
莨盆煙草盆どちらもたばこぼんと読みます。今風に言い直すと応接の喫煙具セット一式。この一式がおさまっている箱が莨盆です。その中にあるもの達にはそれぞれに役目があり、どれが欠けてもいけません。薄茶の席に用いられます。真ん中あたりにある赤い蓋物が莨壷(壷でなく紙を畳んだ莨畳紙のこともあります)この中に刻み莨が入ってます。それを手前の煙管に詰めます。左にあるのが火入名前の通り炭に火がついて灰の中にありますね。この炭から煙管の煙草に火を付けます。火入はライターです。