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初めて建長寺の四ツ頭茶会に行って来ました四ツ頭(よつがしら)茶会とは、建長寺開山の蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)禅師の命日に合わせて、毎年10/24に開催されます。古式に則った禅宗儀礼、茶礼(されい)という作法で抹茶をいただけるお茶会です。鎌倉駅からタクシー…と思ったら全然拾えなかったので、バスに乗りました。9時前には到着していましたが、本席の受け付けしたらもう5席目9:50からの席でしたなので、先に小林窟(僧堂)の薄茶席へ。毎年担当する流派は違うそうですが、今年は武者小
飯後の茶事(はんごのちゃじ)にお客としてお招き頂きました。といっても内々の稽古茶事なので予めネタバレしてましたが。飯後の茶事、またの名を菓子茶事とも言います。食事の時間を避けて、お菓子でおもてなしする茶の湯です。数あるお茶事の中では比較的自由で型にはまらないのが特徴。もちろん正式な流れでやっても全然構わないのですが亭主やお客の都合で如何様にも変化させることができます。今回は前席で七事式の花寄(はなよせ)を取り入れました。札を引いて、当たった人から花を入れていきます。水屋の方々も
第二回目、茶道研究会@滴月庵開催のお知らせです。※2019.06.17追記7/27(土)に開催が決まりました。※今回は長盆(ながぼん)という大日本茶道学会の創始者、田中仙樵先生が制定した台子の解説と点前をいたします。南坊録に唐物盆六枚の事が書かれているそうですが、そのうち三枚は丸盆、三枚は長盆。南坊録研究の中で、仙樵先生が利休居士の教えや理論を尊重しながら現代に復活した点前となります。長盆は真行草、三伝が創案されております。そのうち行の点前を発表いたします。長盆は、大日本茶道
老松茶器の素材について質問されました。老松ですお稽古用の写しは、ホントに松かわかりませんが…~老松茶器の由来~1582年山崎の戦い(いわゆる天王山の戦い)で羽柴秀吉の陣中に作られた待庵(たいあん)。千利休が作ったと言われる二畳隅炉の茶室で、現在は国宝です。戦いの後すぐに移築されたようで、今は大山崎の妙喜庵にあります。ここに秀吉の袖がふれたという、袖摺りの松(そでずりのまつ)がありました。中国大返しから山崎の戦いを経て、太閤になるまで出世街道を突き進む秀吉の袖が触れた松ですから、大変お