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先日、五木寛之・沖浦和光共著『辺界の輝き:日本文化の深層をゆく』という本を勧められた。まだ読んでいないが、本の内容紹介にこう書かれてあった。「サンカ、家船、遊行者、遊芸民、香具師など、山や海に暮し、旅に生きた人々。彼ら漂泊民は、既存の歴史観では顧みられることはなかった。体制の枠外に置かれた、“マージナル・マン=周縁の民”が築いた日本文化の深層とは?さらには、法然、親鸞の思想、柳田民俗学が持つ意義とは?差別にさらされながらも、社会を基層で支えた人々への熱い思いと知的探究心にあふれた刺激的
玉取り伝説志度寺は海ペタにあり、この浦を志度の浦、そして別名"玉の浦"と呼ぶそうです。その謂れに、かつてこの浦に住む海人が龍神の持つ玉(珠とも)を求めて海中に潜った伝説があります。この伝説を元に謡曲が作られ、現在でも能「海人」として上演されています。(流儀によって「海人」「海士」等と漢字が異なる)前回の記事『志度寺を訪ねる_能「海人」』今回から数回にわたり、能『海人』という曲のお話を書きます。6月に主催の会で海人の主役を勤めることになり、そのゆかりの地のひとつ「志度寺」を訪ねました。旅行
鹽竈百人一首の90番です。荒波が厳重に取り囲んで人を監視するという、その籬島に立ち寄ると、すぐさま海人がやってきてあなたは誰かと咎めることだ。まがきのしま(籬島)