内田康夫原作・浅見光彦シリーズ第24弾。有名な「越後獅子の唄」をモチーフとして、流浪の民の辛く物悲しい過去の出来事と、秘められた愛憎が交差して起こる連続殺人事件に浅見光彦が迫る。亡くなった大学時代の友人が光彦に託したパソコンと、それに続くように殺された友人の母親が言い残した言葉を手がかりに、一人残された友人の妹・肇子とともに新潟へと向かう光彦。角兵衛獅子(かくべえじし)発祥の地・月潟村で事件解決の手がかりを掴む。しかし、黒幕の存在に気づいた光彦の背後に魔の手が忍び寄り、新たな殺人事件が巻き起こる