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監督:クリストファー・ノーラン2023年主な登場人物(俳優)役柄【オッペンハイマーの家族・交友関係】J・ロバート・オッペンハイマー(キリアン・マーフィー)アメリカの理論物理学者。キャサリン・オッペンハイマー(エミリー・ブラント)キティ。ロバートの妻。生物学者で植物学者。ジーン・タトロック(フローレンス・ピュー)精神科医で共産党員。ロバートと恋仲になる。フランク・オッペンハイマー(ディラン・アーノルド)ロバートの弟で物理学者。【軍関係】レズリー・グローヴス(マット・デイモン)アメ
評価5/5☆☆☆☆☆第96回(2024年)アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、撮影賞、編集賞、作曲賞の最多7部門を受賞し、さらに原爆開発を扱っているために話題になった作品であるので、鑑賞した。作品はカラーパートと白黒パートで構成されている。カラーパートは「1.核分裂(FISSION)」の題で、白黒パートは「2.核融合(FUSION)」の題である。最初、カラーが現在、白黒が過去かと思ったら、カラーは1954年のスパイの疑いを掛けられたオッペンハイマーの聴聞会、および原
アカデミー賞の作品賞を受賞した『オッペンハイマーOPPENHEIMER』が、ようやく日本でも公開されました。公開初日に映画館に行ってきました。オッペンハイマー博士による原爆の開発と戦後の苦悩を描いたこの映画。実際に原爆を落とされた、しかも二度にわたって、国の国民として何の抵抗もなく受け入れることはできませんでしたが、核の脅威を訴える監督の思いは確かに伝わって来ました。<物語と背景>※ネタバレ注意1939年9月、ヒトラー率いるナチス・ドイツがポーランドに侵攻して第二次世界大戦
渋谷の東宝シネマズで上映中の映画『オッペンハイマー』を観てきました。アカデミー賞の主要な7部門で受賞しました(作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、撮影賞、作曲賞、編集賞)。第二次大戦で、アメリカの原爆開発「マンハッタン計画」の科学面の責任者として世界の運命を握った理論物理学者ロバート・オッペンハイマーの栄光と没落、名誉回復を描いた、実話に基づく作品です。実在の人物を描いた伝記映画としては歴代1位の興行収入を得ています。監督は、クリストファー・ノーラン。渋い特殊効果と洗練されたモンタージ
純粋水爆のエネルギーを一点に集中させて点火するのには、通常のやり方では限界があるので、高出力の方式を上手く組み合わせなければならない。それを個別に説明する。①爆薬発電機まずエネルギードライバーに必要なエネルギーだが、核融合のローソン条件に必要な温度、密度、閉じ込める時間を考えると、ごく瞬間的な時間に大規模なエネルギーを流せば、核融合を起こすことが出来る。瞬間的に大規模なエネルギーを発生させるには、TNTなどの爆薬が一番良い。TNTが持つエネルギーはガソリンの12分の1程度しかないが、
3月29日に、日本でようやく封切られた映画「オッペンハイマー」を観た。この映画の原作は、2006年にピューリッツァー賞を受賞した、カイ・バード氏の「アメリカンペロメテウス、ロバート・オッペンハイマーの栄光と悲劇」である。日本での封切りまで、相当待たされた。1945年7月16日は人類初の原爆実験(トリニティ実験)がアメリカで成功した記念日である。アメリカでの公開は、その記念日から5日後の2023年7月21日。その後、全世界で封切れた。隣の韓国では2023年8月15日の光復節(日本統治からの主権