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昨年末に新年度間のしつらえスケジュールを組んだのでそれに添って昨年までのように悩むことなく進行しております。よき!6月後半は桑小卓のしつらえです。角居康宏さんに作っていただいた花入を使いましょう。紅雲庵好細筒花入角居康宏作花は夏椿蕾が固いのですがそれが良いとお茶の先輩お兄さまが仰ってくださいました。なにによらず先輩の声が掛かるというのが嬉しいですね。京都で徳禅寺の了庵老師にお目に掛けた折にも一言頂戴しました。お軸のすっきりした様子ともよく映えていませんか
お茶をする人に「五月と言えば?」と尋ねれば「炉から風炉になります」とお返事があります。点前座に座って建水から蓋置を取り出し、あららっどこに置くんだったっけ!!と慌てる五月です。熱源(炭)を入れる風炉は畳の上にあります。炉はこちら。釜も熱源も畳より低い所にあり小さい囲炉裏みたいです。それに伴い点前も使うお道具もかわります。大雑把に言えば炉は冬仕様、風炉は夏仕様、こうして半年ごとに炉と風炉が入れ替わり、風炉になれば炉の点前を忘れ、炉になれば風炉の点前を忘れ~
7月3週目から旧暦七夕に寄せたしつらえに替えました。(2022年の旧暦七夕は8月4日)点前は黄瀬戸手桶水指、割蓋の扱いをおさらいします。床の掛物は白居易の江楼夕望客大野宗智筆毎年の床飾りは乞巧奠の真似っこ自作で申し訳ない。唐銅朝鮮風炉に真形釜には荒目板を敷きます。水指が丸だから隣で重ならないように。水指は瀬戸赤津の山口錠鐵造茶入が山口茂で親子繋がりになりました。茶杓の銘は「天の川」チェコのクリスタルボウルに川口屋製「涼果」が主菓子干菓子