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東京都美術館で開催中の、東京都美術館開館100周年記念大英博物館日本美術コレクション百花繚乱〜海を越えた江戸絵画」展でこれは、と思う作品、鳥文斎栄之(1795-1810頃)《楊貴妃吹笛図》大英博物館蔵の主観レビューをお届けします。本作は、楊貴妃が笛を吹く姿を、霧に包まれた幻想的な自然の中に描いています。画面には、楊貴妃の衣や樹木、花、水面などに曲線が多く用いられており、全体として女性的で優美な印象を与えています。一方、笛の端には蛇のように見える曲線的な形が描かれており、それが笛の音色
東京藝術大学大学美術館で開催中の「NHK日曜美術館50年展」でこれは、と思う作品、《黄色い背景の女》の主観レビューをお届けします。まず目を引くのは、人物の顔や体が左右で分割され、異なる色や形で表現されている点です。これは、ピカソが発展させたキュビスム的な「複数視点の同時表現」です。つまり、「正面・横顔・内面の感情」などを、一枚の画面に同時に描いています。背景は黄色で、顔の紫と補色関係にあります。他にも、服の赤と椅子の緑。このことで緊張感が表されています。補色は本来、互いを強く引