ブログ記事9,567件
5月2日、3日と、京都のみやこめっせで開催される、第26回京都刀剣祭りに、池田美術も出店させていただきます。【会場】京都市勧業館「みやこめっせ」特別展示場(地下1階)京都市左京区岡崎成勝寺町9-1(二条通東大路東入)【開催期間】2024年5月3日(金)~4日(土)午前10時~午後5時〈※最終日は午後4時閉場〉1ブースなので持っていけるお刀も数が限られるのですが、切れ味保障のお刀や、訳あり特価のお刀など20数振りを選んで、店開きさせていただく予定です。
2017年7月の記事に、娘が既に手伝ってくれていた跡を発見しました。懐かしさと、ありがたみを思い出したので、もう一度載せて見る事にします。居合人口の拡大を図りたいと、地元の小学校(私は娘で五代はこの小学校に通っています)の体育館を借りて居合教室を始めました。自宅の前(うちの村では昔からのメインストリート)に大きなポスターを張り出して、一ヶ月、やはり中々人は来ませんねー。位置づけとしては、私が会長をしている居合団体の稽古場の一つとしていますので、そちらの会員で
今日の富山刀剣研究会の刀剣博物館見学オフ。展示室で頂いた質問に対して、その場で付箋に鉛筆で図を描いて説明しようと思います。付箋ですから質問された方が希望されれば、そのままお渡しします。特に刃文に関しては、押形描きなので分かりやすく図示できると思います。#刀剣#日本刀#富山
刀匠が以前書かれていたのですが、「外国人に刀を売れば良い」という謎アドバイスを素人から受ける事があるそうです。昨日私が書いた記事にもTwitterで多少似たようなコメントも頂きました。もちろんそれは現実的ではないのであまり行われていないわけです。今回は、なぜ外国人に新作刀を売るのが現実的ではないのかを自分なりに考えて書いてみたいと思います。・・・・・円安なので去年はたくさんの日本刀が外国人に売れたと聞きます。外国人に売れる刀は歴史的価値の高い古い名刀、ちゃんと日刀保の鑑定
↑この本に江戸時代後期の日本刀の価格が書かれていました。1両を40万円で計算して書かれているのですが、ちょっと違和感が強い数字になっています。これは大工の日当を元に計算した数字なのですが、かけ蕎麦の価格だと1両12~13万円、米の価格だと1両4万円となります。一応この本に一両40万円とした理由も書かれてはいるのですが、一両の価値を表すのに一般的な蕎麦の価格を元にした方が数字がしっくりきそうなので自分で再計算してみました。本の金額に0.32かけて1両12.8万円で計算して端数は四捨
10万円台で、しっかり使える刀をお探しの方へ、現在販売している大刀で10万円台のお刀3振りを具体的に説明してみました。書く時間が厳しかったので、動画て取ってみました。上の動画ても説明した一振り、本日アップした、お刀です。昭和の軍刀身ですが、拵はしっかりとした物なので、長さが気に成らない方には安価で使える日本刀入門として良いかも知れません。【訳あり特価】「兼男」63.2cm、鑑賞に・居合・試斬刀として!!!
日本が誇る刀鍛冶「下島宙」さん宙さんのご紹介で日本の伝統が在るJラウンジにてゆっくりとお話しを聞かせて貰いました現在刀鍛冶だけで食べていける方は40人〜60人と聞きましたがそのお一人が宙さんですどうすれば刀鍛冶に成れるのか、日本刀の製法、日本人にとってのそもそもの刀の意味色々なことを懇切丁寧に教えて頂いた本当に贅沢な時間でしたまた、僕の写真はマヌケですがwwVRで刀を打つところや焼き入れ(800°の刀を水の中に入れて一気に冷やす工程)の映像を見させて貰いました鬼
さてさて、我々が気合いを入れて進行中の刀-カタナ-プロジェクト。包丁でありながら庖丁ではない。刀を、日本刀の美を包丁に落とし込みたく始まったプロジェクトです。それは、日用品を手入れして使いこむ美。前回の第一弾情報ではロゴとシルエットのみの公開となりました。今回、第二弾情報。刀身の素材についてです。ここから熱く、長い話になりますよ。準備いいすか?では。現在、世界中で使用されている包丁・ナイフ。実に様々な素材から刀身はできています。
仙台の実家で掃除中にみつけた、白虎刀のおもちゃ。ほこりまみれ・・大昔、小学校の会津若松での修学旅行で買ったものです。そういえば、ルソン島北部の高原都市バギオの植物園のお土産屋でみかけた、日本刀のおもちゃ。ここは大戦末期時、日本軍の司令本部があった、トンネルがある。また、去年行った、ルソン島北部の観光都市ビガン。スペイン風石畳の通りにあるお土産屋に、日本刀のおもちゃ。にほんブログ村
写真のお刀、当店に来た時は、研ぎ減りと、無理な深樋が原因で、大きな鍛え傷があちこちに出てしまっていました。昔ながらの彫金師さんに埋め金を頼むと、大変な金額に成るのですが、精密溶接の会社で、刀の刃切れや、埋め金を自社の業務として上げている会社を、他の刀剣商から教えてもらいました。出して見ると、細い、シャープペンで描いた様な細い溶接跡が、一面に出ていましたが、研ぐと、綺麗に消えてしまってます。研げば綺麗に成るのは当然かも知れませんが、何より凄いのは、溶接した周辺
先ずは、何とか乗り切れました。何より、何処に何があるのか良く分かりませんでした。一番フルタイム業務に携わっている、私ともう一人のスタッフは、お客様対応などで、物の移動に深くかかわる事が出来ませんでした。正直、未だ何処にどの商品が移動したか良く分からず、苦しみました。まだ、旧店舗むに残してきた物も多く、連日のように、往復を繰り返しました。移動や、連日やってくる拵の依頼も、一人の仕様書を作っていると、別の人から照会が入ったり。一時期、無くなってしまっ
最近、また、金具や工作に悩む事が増えました。特に苦しむのは持ち込み金具での拵作成です。金具と刀身が合わないケースがいろいろと持ち込まれます。「ここのサイズが、難しいです」と言う事は、お客様に説明するのですが、ここにかなりの時間を費やしています。お客様の思いを形にすることが、私の仕事だと思っては居ますが、なかなか難しい依頼も多く、工作の仕事の難しさを痛感しています。当店は、美術刀剣の拵の世界はおろか、一般的に見ても、業界で最安値クラスの金額でしっかりと使え
直刃の刀は人気がないそうです。人気が無いから売れ行きが良くない。だから買い取り価格も安くなると聞きます。自分の好みでいうと最初は直刃が一番好きだったので不思議でした。これは私が日本刀の美術面に全く興味がなかったからこそなのだと思います。武道系の愛刀家の中には「直刃が一番好き」という人はそれなりに多いような気がします。これも日本刀の美術性への興味の薄さからなのかもしれません。なぜ直刃は人気がないのか?『現代刀が古刀に及ばない理由』今回東京の刀剣博物館で古い名刀を見て感じた
少年剣道大会が行われました先日(8日)に少年剣道大会が行われました。この大会は呉市の剣道連盟所属で防具装着者全員が出場できる大きな大会です。個人戦と団体戦がありました。成績は小学校低学年の部が第3位でした。本年度最初の大会でしたが子供達はよく頑張って戦ってくれました。高学年の部は残念ながら一回戦で惜敗しました。今年の高学年は5年生が中心のチームで、6年生が中心のチームと対戦するのは少し辛いものがありました。5年生と6年生、この一年の差は大きいと感じました。それでも自分の持っている力を十二文
日本刀を見ると、樋(刀身に掘られた溝)のある刀と、樋の無い刀が有ります。私の店では、圧倒的に樋の無い刀が多いです。何故かと言うと、私自身が斬るからです。知識と言うよりは、経験則なのですが、樋の無い刀は、刀が曲がっても、研師さん等のプロに任せると、ほぼ完全に真直ぐに戻してくれます。しかし、樋のある刀は、曲げてしまうと、捩れが生じやすく、捩れるとプロの研ぎ師さんでも完全には元に戻せなくなります。なので、斬る人は、樋の無い刀を使う事が多いのです。刀が曲がると言うと、「あんな堅
8月21日(日)に日本春霞刀剣会広島県支部の日本刀鑑賞会を行いました。出品刀は1号刀、鎧通し短刀-備前祐定、2号刀、寸延短刀-東山美平、3号刀、脇差-南紀重国、4号刀、平造り脇差-二王清重、5号刀、短刀-周防盛俊の5口でした。いずれも出来の良いもので大変参考になったと思います。特に2号刀、東山美平は滅多に観る機会もなく貴重なものでした。初めて見られた方も多かったと思います。地刃の働きが素晴らしく出来の良いものでした。3号刀、脇差-南紀重国も流石に新刀随一の刀工と云われるだけあって、刃の働
ギフトセレクションのカタログで、包丁🔪を選ばせて頂きました。素敵な商品がたくさんありますが、宝の持ち腐れにならない実用的な物に。ちょうど、包丁を新調しようかとも思っていました。基本的に、ずっとドイツ/ヘンケルズを使っていたのですが、長年使用してると、砥いても切れ味が悪くなり。。岐阜県関市(美濃)は日本刀の産地の一つ。古式日本刀の技を受け継いだ包丁。やはり日本製は落ち着きます(^-^)日本製の包丁は外国人にも人気ですね。
不覚にも、今日の稽古で手を少し切ってしまいました。今日は、指導者交代で、私と同期入会の同じく六段の人に、前で各形の解説をしながら指導をして貰いました。時々、「そうだったっけ?」と思いながらも、聞きながら、みんなと合わせて稽古をしていると、「うっ!やったか。」納刀時に鯉口を絞り過ぎて、刀身が手を少し擦りました。一瞬置いて、血がジワー。鈍臭いですね。納刀する時に手を切るのは、あまり経験が無いのですが、やってしまいました。何時もは、手入れ用具の箱に
新新刀の名工、尾崎正隆の短刀です。以前購入して内曇まで進んでいたのですが時間がなくペンディングしていました。GWで時間が空いたので、刃取をしてみました。うーん・・・キレイになったのですが、刃取がイマイチですね。沸出来の部分と、匂い出来の部分がある刀なので、刃取をどうするか結構悩みます。取りすぎると眉毛になるし、とはいえ沸出来の部分は眉っぽく取らないと強調できません。これが互の目なら差込でいいんですけどね・・・・【
日本刀の拵先日のブログ(8/27)で日本人のこだわりは、日本刀の地金の美しさと刃文の美だけではありません。日本刀を入れる拵にも日本人の美意識が出ています。下の画像をご覧下さい、短刀拵えです。わずか15cm程の短刀が入っている拵です。鞘の造り、目抜きの飾りなど日本人の美意識そのものではないでしようかと紹介しました。今日はその拵えの美について簡単に触れてみました。拵え、即ち日本刀を入れると外装のこと。刀身を入れる鞘(さや)、茎(なかご)が入る柄(つか)(握る部分)、縁頭、および鐔(つば)などを
刀は何故良く切れるのだろう先日のブログで、日本刀は世界に類をみない鉄パイプをも切ることができる武器だと書きました。何故、日本刀は良く切れるのでしよう。簡単にいうと、それは砂鉄からたたら製法で作った玉鋼を折り返し鍛錬したことにあるのです。折り返し鍛錬とは、玉鋼を真っ赤に焼きそれを叩いて長方形状に伸ばすのです。それを真ん中で折り、今度は逆方向へ叩いて伸ばすのです。これを芯金は10回程度、皮金で15・16回行うのです(それ以上行う事もあります)。折り返し鍛錬することで不純物が取り除かれ、粘り気のあ
日本刀、土方歳三が気になって2024はコナンくんみてきました❣️やっぱアクションシーンが♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪エンタメいろいろみたい映画がふえちゃった!
今回は特に写真とかはなしですえー表題の件ですが、つい最近圧延ローラーがサビていたために地金にサビの跡が付いたのが記憶に新しいですが、今回は金床(アンビル)がサビていてまたもや地金にサビの跡ががががが…圧延ローラーは油塗るようにして手入れの後はビニールかぶせてって対処しましたが、金床のこと忘れてました…考えてみれば当たり前なのですが、サビた金床の上で熱した金属叩いたら、そりゃあサビの跡がつきます作業場が外のほったて小屋で、雨が若干侵入するような環境でやってますので道
室町期の美濃国刀工の特徴その2前回に続いて今回も室町期の美濃刀工を見てみます鎌倉末期から南北朝初期にかけて美濃国での刀剣需要に応じて大和国から移住した刀工兼氏が志津派を形成したのが始まりで、大和国からは千手院、善定、寿命等の刀工がそれに続いた。美濃刀工と大和物との関連が強い事が知られ、作風にもそれが現われている事を無視することは出来ない。室町初期の美濃刀工は前期直江志津刀工の後代と思える刀工と関刀工が見られるがその作刀は少ない。前回は、室
謹賀新年今日1月4日、剣道の初稽古を行いました。何十年も続けている初稽古ですが、これをしないと一年が始まりません。稽古の後は、全員で近くの神社まで走って行き、お参りをします。それから全員が大きな輪になって素振りです。幼稚園から中学生までの全員が、一人が10本ずつ大きな声を出して先導し、全員が終わるまで行います。したがって300本近く素振りをします。子供達も力強く素振りをしてくれました。今年もよく頑張って活躍してくれると思います。今年が皆さんにとって良い年でありますよう
本業のGWは10連休です。長期休暇なので旅行と洒落込みたいですが、所用がありGW前半は副業の方のお仕事・お勉強です。昨日は、以前から勉強しているナルメの練習です。以前より上達しましたが、横手筋がまだハチマキですね・・・・ハチマキを除けば、それなりに見えるようになったのですが如何でしょうか。あと、良く見ると刃取が眉毛っていて、鳴滝で後から眉毛を消しています。素人目線ではそれほど目立ちませんが、職人目線で見られてしまうと全然ですね。や
目貫・恵比寿大黒天について先日のブログ(9/8)で紹介した安芸国の正光の『包丁正宗映しの短刀、刃長僅か15cm』の外装(拵え)の目貫(恵比寿大黒天)を紹介しました。今日はこの目貫の恵比寿大黒天についての故事を紹介してみましよう。江戸時代から七福神の信仰が盛んに行われ、今日でもなお相当強く残っているようです。七福神とは恵比寿、大黒、昆沙門、弁天、布袋、福禄寿、寿老人をいい、このうち恵比寿・大黒、昆沙門・弁天、布袋・禄寿(福禄寿と寿老人は同神という)のごとく、二神を組み合わせてそれぞれ二福神
日本三大ピッケル製造の一翼を担った、秋田の『モリヤ製作所』を、われわれ山仲間は制作者の苗字『森谷』姓を漢字、そのままを使い、長年『森谷製作所』としてきていました。しかし2021年2月21日、初代一郎氏の令孫であられる森谷岳寿氏から、創業当初から『モリヤ製作所』であることをご教示頂き、またお送り頂いた昭和28年当時の写真には正しく、『モリヤ製作所』の看板が掲げられておりました。長年の誤りを、ここに訂正させて頂き、陳謝する次第です。以下、「森谷」と明記していた部分を、全て「
第54回日本春霞刀剣会全国合同研究会が「湯坂温泉郷賀茂川荘」にて開催されました。今日はその時の出品刀を紹介してみましよう。平成28年度第54回全国合同研究会出品刀1本部出品刀短刀備州長船長義正平十五年三月日(重文名物大坂長義)2短刀無銘正宗(芦屋正宗)3短刀相州住秋廣應安三(重美佐竹家伝来)4刀葵紋主馬首一平安代(重美)5太刀備州長船景光(山内容堂差料)6刀水心子正秀天明七年二月日(恒之会長遺愛刀)7広島
広正気会発足50周年記念植樹式広正気会発足50周年記念行事を2月26日に行いました。昭和42年4月に旧広青年教育センターの剣道教室として発足、現在は呉市総合体育館(オークアリーナ)を稽古場として日夜よく頑張って稽古しています。子供達もよく頑張ってくれ、現在まで50年にわたり続いてきたことを喜ばしく思っております。今まで何人の子供達が育っていったか定かではありませんが、ここを育っていってくれた教え子達の努力の賜物だと考えています。この場を借りてお礼を云いたいと思います、有難うございました