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最強の刀最近なら、河野貞光氏の刀があげられる事が多いでしょうか?噂では、白紙2号で打たれたと噂される刀ですね。氏の刀は、美術品で80万円、武用刀で200万円位します。最強の刀ですから、高価なのは仕方ないですね。でも、僕は最強の刀は他にあると思っています。白紙2号はCHRが58~60前後の鋼です。確かに玉鋼の刀より斬れると思いますが、白紙は青紙と違い一般鋼です。一方で、青紙は白紙にクロムやタング
杉田善昭刀匠を偲んでⅡいつも日本春霞刀剣会広島県支部のブログをご覧頂き感謝いたします。過去のブログで皆様によく見て頂いているのが杉田善昭刀匠の記事です。杉田善昭刀匠が亡くなって今年で8年、杉田善昭刀匠のことをもう一度思い出して欲しいとの思いから、杉田氏の鍛冶場を訪問し春霞刀苑に投稿したものをもう一度掲載しました。在りし日の杉田善昭刀匠をご覧ください。
布都御魂剣(ふつのみたまのつるぎ)この刀は雷神にして武神である建御雷神(タケミカヅチ)の佩刀で、この刀自体も「布都御魂大神」として神格化されています。この刀は武御雷から初代天皇:神武天皇に与えられ、第十代崇神天皇の時代に奈良県天理市の石上神宮の禁足地に埋められたと言います。明治7年に神主により禁足地の発掘が行われ、その時にみつかった鉄刀が「布都御魂」とされました。↑出土したフツノミタマCの刀がフツノミタマで全長が約85センチでやや内反りの鉄刀。ちなみに同じく明
🐁🎍🍶『転害門』!!https://ameblo.jp/1994199820022006/entry-12481184391.html謡曲『大仏供養』と転害門謡曲「大仏供養」と転害門謡曲『大仏供養』は、【平家の遺臣】悪七兵衛景清‼が源頼朝を襲撃しようとしたことを描いた曲である。景清が京都「清水寺」に参籠している時、頼朝が『東大寺大仏供養』に参列することを聞き、ひそかに奈良に来て、母に会ってそれとなく別れを告げた後、白張浄衣の姿に身をやつして『転害門』に隠れていたが、頼
日本三大ピッケル製造の一翼を担った、秋田の『モリヤ製作所』を、われわれ山仲間は制作者の苗字『森谷』姓を漢字、そのままを使い、長年『森谷製作所』としてきていました。しかし2021年2月21日、初代一郎氏の令孫であられる森谷岳寿氏から、創業当初から『モリヤ製作所』であることをご教示頂き、またお送り頂いた昭和28年当時の写真には正しく、『モリヤ製作所』の看板が掲げられておりました。長年の誤りを、ここに訂正させて頂き、陳謝する次第です。以下、「森谷」と明記していた部分を、全て「
そういえば、以前に刀の柄下地をここで購入したのを思い出したため、下地の内部を加工して真剣の柄作製を決行。白鞘材・拵材(朴の木)水牛角居合刀製作材料の販売|大澤商会白鞘の材料、拵の材料、水牛角、朴の木、鮫皮などの製作部品の販売をしていますwww.katanayasan.comまずは柄を作製する刀、金具、鮫皮等を用意。柄下地を割って内部を加工して、刀に合うように削って貼る。柄の内部が削り終わったら柄を接着して鮫皮のサイズを合わせる。鮫皮を貼り付けたら、柄の形に合わせて貼り
日本刀の名品を鑑賞しましよういい刀をじっくり鑑賞するのは楽しいもの心が癒され勇気が湧いてくる今回は備前国住清光の刀です刀備前国住長船五郎左衛門尉清光天文二十四年八月吉日種別鎬造り刀刃長二尺二寸六分八厘反り腰反り、五分五厘弱
当店は、この所、新作現代刀を多くアップしています。まぎれも無く事実なのでこれはこれで良いのですが。決して開業以来の基本方針である「誰でもちょっと頑張れば、日本刀を手にすることが出来る店づくり。」を変更しようと言う意志では全く有りません。現に、並んでる刀の多くは20万円台の物ですし、中には、10万円代の大刀も有ります。基本的にはその流れは全く変わっていません。新作現代刀を作るように成ったのは、「既製品で良い物が、なかなか手に入りにくい。」という現実があった為、無ければ作れば良
模造刀は研いでも斬れるようにならないとされている。模造刀は研ぐと切れるようになる?模造刀とは、日本刀の形態を模して制作された、真剣の日本刀とは似て非なる存在。日本刀と模造刀は、素材のみならず制作過程からして異なるため、模造刀を研ぐ行為は、模造刀本来の姿を損なうと同時に「銃砲刀剣類所持等取締法」にも抵触する可能性があります。www.meihaku.jpしかし7年程前、ひたすら竹試斬をやっていた頃に遊び心で居合刀(模造刀)を自分で研いで刃を立てて竹を斬った事がある。直径5センチ程の竹で
これから刀を学ぼうとする人へ(8)古刀期の備前に続いて今回は古刀期の山城国を見てみます。古刀期における此の国の刀工群は古くは平安後期頃から室町時代に亘って刀工が分布している。しかしそれぞれの刀工の時代を追って見ると備前国と相異する事が分かり、山城国は平安後期から鎌倉期を最盛期としτ南北朝期から室町期は刀工の衰勢期と見ることが出来る。政治の中心が奈良から山城に遷都して新時代の政治の中心地となった都における京鍛冶の多くは貴族階級の需要に応じる事が大きく作刀にもそれが影響したようで現存する
「現代刀の愉しみ」展の鑑賞8月30日に妻と頼山陽史跡資料館で開催中の「現代刀の愉しみ」展を鑑賞に行ってきました久しぶりに目の保養をしましたね現代の日本刀作家の息吹を感じたものです私見ですが現代刀匠の作品も随分とレベルが上がったように感じます刃文、地鉄、映りなど見事でした見事な丁字刃、大房丁字など見事でしたそれに直刃も良かったですね元から先まで乱れることのない直刃でしたそうそう、棒映りもありましたね何れも、手に持って観てみたいそんな
8月21日(日)に日本春霞刀剣会広島県支部の日本刀鑑賞会を行いました。出品刀は1号刀、鎧通し短刀-備前祐定、2号刀、寸延短刀-東山美平、3号刀、脇差-南紀重国、4号刀、平造り脇差-二王清重、5号刀、短刀-周防盛俊の5口でした。いずれも出来の良いもので大変参考になったと思います。特に2号刀、東山美平は滅多に観る機会もなく貴重なものでした。初めて見られた方も多かったと思います。地刃の働きが素晴らしく出来の良いものでした。3号刀、脇差-南紀重国も流石に新刀随一の刀工と云われるだけあって、刃の働
大きな目釘穴が開いている刀に、柄の目穴を細めに作れば、当然の如く、刀身が動いてきます。周りの柄木がしっかりしていれば、最初は動きませんが、何度も振っている内に、だんだんとずれて隙間が生じてきます。そのため、頭身の目穴に合わせる形で目釘を作り直しています。しかし、持ち込まれるお刀や買ってきたお刀で、ぴったりと合っているものの方が少ない位です。居合や抜刀道をされている方の方にもそういうものをよく見かけます。皆さんも、鍔鳴りがしだしたら、少し確認してみてくださ
賀茂川荘の朝食(バイキング)今朝(3月27日)、孫たちを連れて「湯坂温泉郷HOTEL賀茂川荘」の朝食(バイキング)に行ってきました。孫たちが春休みになるのを待っていたのです。朝食、流石に美味しかったですね、孫たちは納豆ご飯、味噌汁、それにパン、デザートなどを盛りだくさん頂いただきました。よほど美味しかったのか、孫たちもおなかいっぱい食べたようです。孫たちが大喜びする顔に満足する私達でした。昨年、日本春霞刀剣会の全国大会を賀茂川荘で行ったときの食事、日を改めて妻と行った昼食が美味しか
先日、ホームページから照会がありました。他店で、注文をされたお刀を研いだ所、鎬筋の上に、2カ所ほど鍛え傷が出たようです。①それを、添え樋を入れて消すことはできないか?②業者はそれで了解してほしいと言うがどう思いますか?と言う2つの質問でした。これに対して、私は、「私は、鍛え傷は、大変大きく目立ったもの以外は、基本的に傷とは捉えていません。」「日本刀が古式製法によって作られた証であると考えています。」とお答えしました。近年の、日本刀を飾り物として、わ
購入商品はこれです【ふるさと納税】刀[No.302]/日本刀岐阜県楽天市場12,840,000円${EVENT_LABEL_01_TEXT}借入金額:12,840,000円返済期間:10年金利:4.5%返済方法:元利均等毎月返済額:129,341円総支払利息:2,680,000円(車が買えます)総返済額:15,520,888円=実際の購入価格ローンを借りるとはこういうことです
5月の研究刀の解答は『国包』の脇差でした脇差山城大掾藤原國包寛永十年十月日5月の研究刀は山城大掾國包の脇差でした。刀剣鍛造の妙はその鍛えられた堆鉄の組織にあります。即ち地鉄の表面上に表われた肌の模様文様にあるのです。板目肌、杢目肌、柾目肌、柾目肌に変化を与えた綾杉肌、これらの組成に観賞の満足感が得られるのであるから、刀剣鑑賞は娯しいものであります。柾目肌をもっとも得意とした鍛冶の源流が鎌倉時代末期、大和鍛冶保昌一派の人々で、これの作にはみるべき長所があつて私達の眼を
お客様から、先日購入頂いた刀の斬れ味が凄くて感動したというメールを頂戴しました。そのお客様は、安いお刀をお買い上げ頂きましたが、同時に研ぎの依頼も受けていました。なので、お渡しした状態では研ぎ上がり状態でのお渡しと成りました。そりゃあ斬れますよ。当店で販売している新作現代刀と、「研ぎ上がり・斬れ味保証」としている物は何れも当店が懇意にしている研ぎ師が研いだものですが、必要以上に美術的要素を取り入れませんが、どんななまくらでも、ちゃんと斬れる様にはしてくれます。この点は、見事
広正気会発足50周年記念植樹式広正気会発足50周年記念行事を2月26日に行いました。昭和42年4月に旧広青年教育センターの剣道教室として発足、現在は呉市総合体育館(オークアリーナ)を稽古場として日夜よく頑張って稽古しています。子供達もよく頑張ってくれ、現在まで50年にわたり続いてきたことを喜ばしく思っております。今まで何人の子供達が育っていったか定かではありませんが、ここを育っていってくれた教え子達の努力の賜物だと考えています。この場を借りてお礼を云いたいと思います、有難うございました
目貫・恵比寿大黒天について目貫の恵比寿大黒天についての故事を紹介してみましよう。江戸時代から七福神の信仰が盛んに行われ、今日でもなお相当強く残っているようです。七福神とは恵比寿、大黒、昆沙門、弁天、布袋、福禄寿、寿老人をいい、このうち恵比寿・大黒、昆沙門・弁天、布袋・禄寿(福禄寿と寿老人は同神という)のごとく、二神を組み合わせてそれぞれ二福神という慣わしである。恵比寿は鳥帽子姿に大鯛を抱え、釣竿を持ち、目無籠を
広島県支部主催の春霞会の全国大会が成功裏に終わった青森・岩手・東京・岐阜・大阪・広島など全国から集まった刀友が名刀を鑑賞した。名品を観るのは楽しいもの堪能した。その中で賀茂川荘の協力があったことは見逃せない。スタッフが1年前から、直前の事前準備まで丁寧に対応してくれたお陰と感謝している。それと料理が美味しかったことは見逃せない。料理についてはいずれブログで紹介をと考えている。賀茂川荘は庭がいい、歩いてみると以外に広いのに吃驚した。それともう一つ、絵画である。賀茂川荘はレベルの高い
刀は何故良く切れるのだろう先日のブログで、日本刀は世界に類をみない鉄パイプをも切ることができる武器だと書きました。何故、日本刀は良く切れるのでしよう。簡単にいうと、それは砂鉄からたたら製法で作った玉鋼を折り返し鍛錬したことにあるのです。折り返し鍛錬とは、玉鋼を真っ赤に焼きそれを叩いて長方形状に伸ばすのです。それを真ん中で折り、今度は逆方向へ叩いて伸ばすのです。これを芯金は10回程度、皮金で15・16回行うのです(それ以上行う事もあります)。折り返し鍛錬することで不純物が取り除かれ、粘り気のあ
杉田善昭刀匠を偲んでいつもブログをご覧頂き感謝いたします過去のブログで皆様によく見て頂いているのが杉田善昭刀匠の記事です杉田善昭刀匠が亡くなって今年で10年杉田善昭刀匠のことをもう一度思い出して欲しいとの思いから杉田氏の鍛冶場を訪問し春霞刀苑に投稿したものをもう一度掲載しました在りし日の杉田善昭刀匠をご覧ください杉田善昭刀匠の鍛冶場見学行平成20年5月3日、かねてから広島県支部が計画をしてい
竹原賀茂川荘の朝食(バイキング)第2段先日のブログで「湯坂温泉郷HOTEL賀茂川荘」の朝食(バイキング)についてお話をしましたが、今日はその第2段です。賀茂川荘は庭が特にいいですね、以外と広く情緒があります。苔が生えた日本人の心を揺さぶる道などです、その朝も多くの家族が庭を散策していました。それと池の鯉を紹介しましよう。孫たちが池の主と呼んでいました大きな鯉(黄金)、1メートル弱ありましようか、孫たちがそう呼んでいました。それと鴛鴦(おしどり)をご覧下さい、可愛いですね、
今日は、日本刀ファンの皆様日本春霞刀剣会広島県支部のホームページに、今月の優品鑑賞と今月の研究刀ををアップロードしました。是非ご覧下さい。今月の優品鑑賞は太刀國行です(鎌倉期・山城国来国来は山城国、来一派の祖で国吉の子といわれます。刃文は直刃小乱れ交じり、大房丁子も焼く。下は今月の研究刀です、誰の作か考えて見てください。日本春霞刀剣会広島県支部
日本刀ファンの皆様へ日本春霞刀剣会広島県支部のホームページに、今月の優品鑑賞をアップしました。是非ご覧下さい。今月の優品鑑賞は武蔵大撮藤原是一の薙刀です、名品です。武蔵大撮藤原是一は、近江石堂派で慶安頃の刀工です。大乱れ重花丁子を得意としました。この薙刀は、此の派の特徴歴然、古作一文字写しでした。詳しくは日本春霞刀剣会広島県支部のホームページをご覧下さい。日本春霞刀剣会広島県支部
平成28年度第54回日本春霞刀剣会全国合同研究会平成28年10月22日(土)~23日(日)、平成28年度第54回日本春霞刀剣会全国合同研究会が広島県の「湯坂温泉郷賀茂川荘」にて、全国から50数名の会員諸氏が集まり開催されました。出品刀は、短刀備州長船長義正平十五年三月日(重文名物大坂長義)、短刀無銘正宗(芦屋正宗)、短刀相州住秋廣應安三(重美佐竹家伝来)、刀葵紋主馬首一平安代(重美)、太刀備州長船景光(山内容堂差料)など50振りの名刀が出品されました。滅多
第54回日本春霞刀剣会全国合同研究会が「湯坂温泉郷賀茂川荘」にて開催されました。今日はその鑑賞刀第2段、平造り短刀「相州住秋廣應安三」を紹介しましよう。相州住秋廣應安三(重美佐竹家伝来)平造り短刀刃長、1尺1寸5分、反り2分、表裏に棒樋。地鉄の鍛錬は板目肌、同作中白眉の地鉄。刃分は皆焼であるが通常見るものより温和。特徴、作柄全部が特徴、敢て説明の要なし(押し型を参照してください)。押し型をご覧になられて直ちに脳裏にひらめいたものは、作者の時代位置と中心五カ国のうち相模鍛
優品鑑賞は「安芸国播磨守輝広」の脇差です種別片切刃造り小脇指刃長一尺五寸九分反り三分弱元幅一寸五厘元重二分三厘造込み片切刃造り小脇指、表切刃、裏平造りで棒樋に副樋を彫る。地鉄柾目肌、地鉄精良、地沸豊かに付く。刃文匂に小沸つく直刃小乱れ交り、刃中にホツ
目貫・恵比寿大黒天について先日のブログ(9/8)で紹介した安芸国の正光の『包丁正宗映しの短刀、刃長僅か15cm』の外装(拵え)の目貫(恵比寿大黒天)を紹介しました。今日はこの目貫の恵比寿大黒天についての故事を紹介してみましよう。江戸時代から七福神の信仰が盛んに行われ、今日でもなお相当強く残っているようです。七福神とは恵比寿、大黒、昆沙門、弁天、布袋、福禄寿、寿老人をいい、このうち恵比寿・大黒、昆沙門・弁天、布袋・禄寿(福禄寿と寿老人は同神という)のごとく、二神を組み合わせてそれぞれ二福神