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先日お手伝いさせて頂いたご葬儀は、学校の歴史の先生が故人様でした。女性ではありましたが、快活で情熱的な姿勢から「熱血先生」と慕われていらっしゃったそうです。教え子の皆様も多数ご参列して下さり、ご遺族のご希望もあって、教え子の皆様から先生のお話を伺い、その内容をナレーションでご紹介させて頂きました。以下、開式前に入れさせて頂いたナレーションの抜粋です。「教壇に立つその姿はまさに『熱血先生』。大きな声と力強い言葉で、歴史を動かした偉人達のドラマを熱く語ってくれたそうです。歴
大学で劇作に関するの授業を受け持つようになってずいぶんと長い時間が経つ。以前は実習を担当していたが、現在は講義のみの授業である。実習の場合、学生が書いた作品を授業内でみんなで読み合わせしてアレコレ批評する形で授業をやっていたのだが、講義の場合は、基本的にわたしが主導権を持ち、話をすることがメインになる。授業の初日にわたしが担当する講座の目的を学生たちに説明するが、ここ数年、わたしは次のような宣言めいた言葉を付け加える。「というわけでこの授業は基本的に座学になります。すなわち、わたしの話を聞くこ
先生方からの眺め。私ら学生の頃、男たちでよく話してたのは、「先生から観たらさ、女たちのパンティー丸見てじゃない?」と。私たち学生の頃からミニスカートが流行ってて女子皆短くしてましたね。学校の階段とか駅のホームの階段とかで普通に見えてましたけど…。先生からは、女子生徒のパンティー全部見えてますよね?だってあんな短くしてて座ってるんだよ!さらに気にしてないから足閉じてるわけないと思うし。パッカーン!だよね?男先生眺め良いやろうね!先生もそんな良さないとね!
三省堂の教科書『現代の国語』中学1年生は、谷川俊太郎『朝のリレー』で始まる。2連で構成されている詩。第1連は、1~4行目と、5~8行目が対句になっている。あと、象徴的な表現。「夢を見ているとき」と「寝がえりをうつとき」で、“夜”を表している。第2連には、倒置法が用いられている。また、「朝をリレーするのだ」と「交替で地球を守る」の間を「いわば」でつないでいる。「いわば」は、数学の記号で表すなら“=”。言いかえ表現である。そして、第1連と第2連の関係性を考える。第1連
筑摩書房の現代文Bの教科書所収、森岡正博『「自然を守る」ということ』。2700字余りの評論。これを2コマで終わらせた。1コマ目。副教材の問題集で、評論文の話題とキーワード、対立関係にあるものにマークする練習をした。それを踏まえて、『「自然を守る」ということ』にも同様のマーキングをするように指示。ストップウォッチでタイムを計りながら速読。単に早く読むだけでなく、鉛筆片手にマークをつける。マークをつけながら早く読む訓練。早く読み終わった生徒は、プリントの課題に取りかかる。何も
「桜が咲くころこの時教室で巻き起こったビッグウェーブはその場に居た生徒たちに大きな感動と勇気を与えてくれた伝説の始まりである」taro卒業いよいよだな・・・・伝
三省堂『現代の国語』中学1年生(平成28年度版)に、大隅清治『クジラの飲み水』という説明的文章の教材がある。これは、説明文・評論文の典型的な段落構成になっている。私が授業で着目している点をまとめる。【第1段落序論】冒頭が「海には水が不足している。」と逆説的なひと言から始まる。クジラは哺乳類なので海水が飲めない。クジラにとって、海は飲み水が砂漠レベルの乏しい環境である。こういった意外性から切り込むのは、説明文・評論文のあるあるだ。そして、段落の最後に「いったいクジラはどのようにし
高校生から質問された。「『かかり』って、なんで「ラ変」なんですか?」ノートを見せてもらったら、品詞分解が書かれていて、「かかり」の右横に「連語・ラ変」の文字が。どうやら、板書で教員がそう書いたものの、説明がなかったらしい。その生徒には、中3のときに、私が、ラ変は「あり・をり・侍り・いまそかり」とくり返し唱えて覚えさせたから、「かかり」がラ変と言われてもピンとこなかったようだ。「指示語になる副詞『かく』にラ変の『あり』がくっついた『かくあり』が、縮まって『かかり』になったの