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受験算数には推理算という独特のジャンルがあります。たとえば、うそつき問題、順位当て、魔方陣、オオカミと羊問題などがこれに含まれます。推理して答えを見つけるという問題の寄せ集めなので、呼び方も「推理と論理」「推理問題」などいろいろです。多くの場合、特殊算も図形も場合の数もひと通り終えたあとに、付け足し的にまとめて取り扱われる浮かばれない存在ですが、入試問題ではよく出てきます。その推理算の分野から、今年の首都圏入試で出された魔方陣を今回取り上げます。右の図の9つのマスに数を1つずつ入れ
かけ算の九九の表が題材にされることがあります。小学2年のときに習ってからはじっくり見る機会はほとんどなかったはずですが、あらためてこれを見ると算数的にはいろいろおもしろい材料がつまっており、今後も入試問題で取り上げられる可能性は十分ありそうです。出題例としてたとえば次のようなものがあります。九九の表①(樟蔭2022B)⑴▢にあてはまる数を答えなさい。(14+21+28)+(16+24+32)+(18+27+36)=24×▢カッコ内は左から7の段、8の段、9の段
私が仕事をさせていただいている出版社の女性編集者の話です。彼女が新人だった頃、よく一緒に仕事をしました。彼女は、喜怒哀楽がはっきりした子じゃなくて、一見、ボーッとしているように見える女性だったので、上司は事あるごとに彼女を攻撃していました。「わかったのか、わからないのか、どっちなんだよ!はっきり返事しろよ!」「俺の言っている意味わかる?わかるなら、わかりましたってはっきり言え!」「なんでわかなことがあるなら聞かないんだよ、お前は!だからダ
グノワークアウトという私の中では算数の副教材があります。算数科の先生的には副教材ではなく主教材の一つとカウントされているかと存じますが、ごめんなさい、副教材でした。4年生までは。5年生からのグノワークアウトは何故か息子が嬉々として自ら解いています。解く順番は入試問題にチャレンジ→★★★の順番です。前回も書きましたが★と★★は解きません。ページすら開かないという潔さ!★★★を解く事によって★と★★の内容も踏まえているから★★★を解く事は一石二鳥という息子談です。(は
ブログの説明にも書いているのですが、娘と私は本好き親子。中学受験に関することも、かなり本からインプットした気がします。勉強法のことも、かなりインプットしましたが、これに関して、私の専門性は高くない…。なので、王道の「中受勉強虎の巻」ではないものを中心に、私がお勧めしたいと思った本を、少し紹介していこうかなと思います。(といいつつ、シリーズ化できずに、これで終わるかもしれませんが)記念すべき1冊目はこれ。テレビ朝日のアナウンサー、弘中綾香さんの「アンクールな人生」。アンクールな人生