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猫の慢性腎不全の治療には、皮下輸液。でも、本当に必要なのはいつかって、考えたことありますか?今日は皮下輸液にできることと、できないことを整理してみましょう。以下は「慢性腎疾患における皮下輸液」(『動物臨床医学』22(1)7-11,2013)に基づいた記述です。まず皮下輸液の目的は何かというと、これは脱水症と尿毒症対策です。腎不全を治すものでは、ありません。壊れた腎臓細胞は戻らないので、腎機能の回復は望めません。では、皮下輸液はいつ行うべきなのか。これについては、衝撃的なことが書
2018年2月から3月、この一か月の間で、病院から指示や、ネット上の情報を集め、もんじゅに行ってきたことは以下の通り。・腎臓療法食への切り替え。・自宅での皮下輸液。・サプリ(カリナールコンボ)投与・ラプロス投与(朝夕2回、各1コ)・トイレ、給水器の増設・マヌカハニー投与・飲用水にきえーるを極少量投入この中で、おそらくもっとも重要であるのが『療法食』への切り替え。猫多発性嚢胞腎の治療は、慢性腎臓病の治療に準ずる。とにかく腎臓の負担を減らして、残っている機能を長
前回の血液検査は五月。このときは、ひそかに期待している自分がいた。たぶん、数値は良くなっているはず・・・。けれども、それは見事に玉砕。事態は、けっして甘くはないものなのだと思い知らされた。そして、今回。実は、今回の血液検査は、正直なところ怖かった。もんじゅ、キロロのその容体は、非常に不安定になっていたからだ。容体、というよりも、食欲といったほうがいいだろうか。とにかく、食べなくなってしまっていた。幸いにも絶食した日はなかったのだが、それでも、カリ
ハナと1番仲良しだった蘭は、離れた場所からハナをジッと見つめてた。仔猫の頃にハナにベッタリだったむぎは、知らぬ存ぜぬで冷蔵庫の上で。ハナに喧嘩を吹っかけるまるもと、ハナに喧嘩を吹っかけられるちゃちゃが、何故か門番のようにハナに寄り添っていたそして、まるもがハナの匂いを嗅ぎに行った時、ハナの口元がいつもまるもに“シャー”する時のようになり、ちょっと笑ってしまったハナ、こんな状態になってもまるもが嫌なんだね主治医から痙攣と嘔吐はするだろうと聞いていたけれど、一度だけ一瞬首が
2018年10月28日16時15分。キロロが永眠しました。その日の朝、いつもの投薬と皮下輸液を、行うのをやめました。午前中、寝室からリビングに、よろよろとふらつきながら、それでも自力で移動してきたキロロ。ホットカーペットの上でぐったりと体を投げ出し、時折、私と連れ合いを呼ぶように、鳴きました。そのたびに、応えました。「大丈夫だよ、そばにいるよ」ふわふわの猫ベッドや膝の上に抱え上げるも、キロロはしばらくすると嫌々をして、これまた自力で降りてしまいました。
この時期のもんじゅは、とにかくゴハンをほとんど食べてくれずに悩んだ。(ちなみにもんじゅは腎臓療法食が全滅で、いまの常食もシニア用フード)カリカリ、ウェットフードはもちろん、大好きだったオヤツ類、大好物のかつおぶし、伝家の宝刀チュールでさえ、あまり口をつけてくれない。絶食というわけではなかったものの、フードを、ほんの少ししか食べてくれない。ささみお母ニャンともんじゅの母娘お昼寝ツーショット。珍しい光景。そんなときに、もんじゅの仕草で気になることがあった。口をクチャ
来月18歳を迎えるうちの猫(エル子ちゃん)、末期の腎不全と診断されてから2年になります。最近の血液検査の結果は、クレアチニン値は4.19、BUNは113.3でした。今は毎日自宅で皮下点滴をしていて、さらには1日置きに吐き気止めも投与しています。慢性腎不全の猫に在宅で皮下点滴することになった話参照吐き気止めをしてるのは、腎不全が進行すると腎臓で処理されない毒素が全身にまわって気持ち悪くなるからまぁ、吐かなくなっても気持ち悪さはなくならないけど。食欲もあったりなか
2024.4.8「これが最後の覚悟ですか?」そう聞いた主人の問に、主治医からの答えは「そうなると思います…」だった……つい最近、「覚悟したの何度目ー」なんて、診察室で皆で笑ったのに…。涙が止まらなかった私は主治医からの電話に出られず、代わりに主人が話しをしてくれた。・静脈点滴をしても全く改善傾向が見られず、むしろ状態が悪化している為、外したこと・7日には上手に食べていた強制給餌でのご飯を、今日は10ccしか受け入れず、それ以上入れると吐いてしまうこと・口内炎からの食欲不振と思
本来ならば、もっと早くに診察するべきだったのだろう。多発性嚢胞腎は遺伝性の病気。親猫が病気の遺伝子を保有している場合、50%の確率で遺伝してしまう。我が家のニャンズ3頭は正真正銘の母娘。当時は半野良だったささみさんが、我が家の押し入れで出産したのだから、血縁関係に疑う余地もない。遺伝子検査でもんじゅが確定したということは、ささみお母ニャン、同腹姉妹のキロロも、罹患している可能性がある。頭では、そう理解していたが、まさかの現実だった。エコー検査で、キロロの腎臓にも
ねこ多発性嚢胞腎が発覚し、慢性腎不全を患ったもんじゅの療養生活も、そろそろ3週間ほどになろうかとしていた。この日は、自宅での皮下点滴がどうしても上手くいかずに、病院で行ってもらうことに。そろそろ診察のタイミングでもあったし、病院での皮下点滴だとビタミン剤を入れてくれて行ってくれるし、まあ、ちょうど良い頃合いだったのだろうと、ひとりそっと、心で言い訳。2018年2月下旬撮影。病院に連れて行こうとすると、ダッシュで逃げるくらいには元気(?)に。ただ体重は減少中だった。
リトルちゃんが教えてくれたことに皮下点滴(輸液)をする時の注意点もありました。ガーのママさんがリトルちゃんと同じ症状が出ないようにとリトルちゃんが天使になった理由を記事にして下さっていますがその原因とは皮下点滴(輸液)が吸収されず皮膚が壊死を起こしたことだったそうなのです。。。腎不全(腎臓病)と診断されると状態やステージにもよりますが、皮下点滴(輸液)をする場合がほとんどだと思います。自宅で定期的にされてる方も多いですよね。我が家も通院点滴(2年)+毎日の自宅点滴
この前日、もんじゅの血液検査の結果が出ていた。猫多発性嚢胞腎による慢性腎臓病。その進行状態が判明した。クレアチニン(Cre):8.2尿素窒素(BUN):111IRIS:ステージ4SDMA:37数字の上では、末期の状態。どうも元気がない、どころではなかった。2018年2月撮影。膝の上でゴロゴロもんじゅ。やたらに甘えてくることが多くなっていた。先日、腎臓のエコーを撮った際、嚢胞の状態については説明されていた。始めに発現するのは、ごくごく小さな嚢胞、や
もんじゅの腎不全の対症療法として、自宅での皮下点滴を開始。皮下点滴、皮下輸液、皮下補液。いろいろな呼び方があるものの、要するに猫の首から背中にかけて、ムニっとつかめて、びよんっと伸びる皮膚の部分に液体を入れること。この皮下点滴を行うことで、脱水症状の補正と、尿毒症の症状が和らぐという。腎不全末期のもんじゅにとっては、必要不可欠なもの。三日に一度のペースで250ml。自宅でこれを行うことになった。もんじゅの点滴セット&点滴風景。連れ合いが保定し、私が針を刺す係。
おとといは結局眠れず、こんな時こそとローちゃんのご飯について書いていましたが、その後先ほどまで激しい偏頭痛でダウン…アップできず…まだまだ中途半端な感じですが、一応アップしておきますーちなみに、こういうご飯が良いですよ、という事ではなく、単なる我が家の現状です徹夜明けの朝焼け…とても綺麗でした…これは7時頃ですが、6時頃は金星がキラキラと輝いていて、思わず「ぽーちゃーん」と小さく叫びました以下、おとといの夜に書いたものです。もう寝ないことに決定…眠れる気がしませんですので、今の
こんにちはミーコちゃんと祖母の思い出をアップしたら、長い話にも関わらずたくさんの方が読んで下さり、『いいね』やコメントまで頂きました。とても嬉しかったです。ありがとうございます。読んでない方はさらっと読んでくださると嬉しいです♪その1その2その3(完結)コメントと言えば、ロイヤルカナン腎臓サポート3種類の違い・また飽きてきてるよ…この記事に質問をいただきました。??健康な猫に腎臓や尿慮結石に配慮したフードを食べさせても大丈夫なのか??はなちゃん1頭
ご興味のない方はスルーして下さいね、猫さんの腎不全療法食についてです。療法食って、普通のお店ではなかなか売ってないし行ってる動物病院からも全くお話が無かったので楽天でだと買えると知って色々買いあさりました・・・かなり空振りも多かったです。やはり腎不全になると食欲が落ちるのでよほど趣向性が高くないと食べてもらえないんだそうです。(まだ軽症で食欲のある子は別として)今回は同じように腎不全で困ってる方に役にたてるようにもしくは次回から自分もス