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悠ちゃんが帰国して、『おかえりパーティー』をして、早2ヶ月……。いよいよ悠ちゃん、金・土曜日、非常勤医師として、クリニックに勤務する日。パパさんのお願い通り、工務店のおじちゃんはテキパキと段取りして、レイアウトを考え、工事中も診療出来るようにしてくれて、スゴく助かった✨今回の工事で備品棚を奥の部屋へ移し、広い診察室を仕切って1診・2診を作ってくれた。そのお陰で、航ちゃんの言う『結のお仕置き部屋』【通称:おサルさんのお部屋】が無くなった(笑)外からは2つの部屋だけど、診察室から奥は自由に
医局に入ると、仕事を終えた航一先生がコーヒーを飲んでいた。「おっ、志保ちゃん、終わったか?大丈夫?お尻(笑)」「だ……大丈夫ですぅ…💧もぅっ!💧」「アハハ🎵ゴメン、ゴメン」航一先生には全部バレてるって思うと、恥ずかしくて、思わず顔が赤くなった。「もぅこれからは、2人の事には口出ししないけど、悠真は気を付けないと、怒らせると怖いよ~(笑)」「わかってますぅ…💧航一先生だって、怒ったら超怖いよって結さんが言ってたもん。『航ちゃんと悠ちゃんは兄弟だからぁ、怖いしぃ、ちょぉっとの事ですぐ
◼️悠真視点◼️「さて。悠真。ちょぉぉっと話がある。こっちに来い」兄貴に言われ、後ろに付いて院長室に入った。院長室と言っても、デスクにパソコン、小さなソファとテーブルセット…まるで書斎な感じだ。「あ、兄、貴?……」こんな風に必要以上に喋らない時は、怒りMAXの時……。子供の時から変わってない。でも、俺…こんなに兄貴が怒るような事、しただろうか?うーーーん……「…悠真。すまないな。結との話の途中で割り込んで…」兄貴はデスクに凭れるように軽く腰掛けて、俺の方をジッと見て言った。
◼️結視点◼️最近、悠ちゃんの様子が変…。航ちゃんの様子もちょっと変…。『何が?どこが?』って聞かれてもわかんないんだけど、何か変…。前までは、悠ちゃんが来る日は志保ちゃんが補助に入るって暗黙の了解🎵みたいな感じだったけど、最近はほぼ私が入ってる。そうかと思えば、診察室から内線で受付に、『志保ちゃん、ちょっと手伝って』って呼んだりする。『ん?今、私、空いてるけど?』って思うけど、志保ちゃんも『はい。すぐ行きます』って言うから、私は航ちゃんと受付を行ったり来たりしている。ま、悠ちゃん
悠ちゃんに呼ばれて、ライオンさんのお部屋に入るなり、凄い剣幕で叱りつけられた。「さっきのは何!?何を聞いてた!?💢」机に手を付かせ、定規を私のお尻にピタリと当てた。「ぁの…いっぱい言われて、パニックになっちゃって‥わからなくなっちゃって…その…ごめんなさい…」何を言っても言い訳にしかならないのはわかってるし、その言い訳すらも出来なくて、ただごめんなさいを繰り返すしか出来なかった。顔を上げると、悠ちゃんの怖い顔。すぐ奥の通路には、叱られる私の方を腕組みして黙って見つめる航ちゃんの顔があ