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この年の初舞台生69期は才能豊かな人が揃った学年だった。トップに立ったのが月組久世星佳、雪組高嶺ふぶき、星組麻路さきの3人に、娘役トップが雪組神奈美帆。男役スターでは海峡ひろき、友麻夏希、美輪さいこ、千秋慎等に加えて今も劇団で振付家として活躍している若央りさがいた。娘役も豊作で麻木瑞穂、ずば抜けた歌唱力で宙組と月組の組長を務めた出雲綾、可憐なダンサー檀ひとみ、強烈な個性派だった美月亜優等がいた。1~2月星組「こぶし咲く春/ラブ・コネクション」に続く2~3月花組が順みつきの退団公演となる
瀬戸内の退団後は峰さを理が順当に次のトップとなった。1973年(S48年)「この恋は雲の涯まで」新人公演で主演した峰は、当時研2で新公主演最年小記録を達成し、主要な役を同期の寿ひづる、高汐巴と3人で演じた。以前は3人組をセット売りすることがあり、久慈あさみ・南悠子・淡島千景の東京出身3人を“三羽ガラス”。那智わたる・内重のぼる・藤里美保は3人の愛称から“マル・サチ・オソノ”。上月晃・甲にしき・古城都は3人頭文字から“3Kトリオ”。常花代・松あきら・景千舟は3人の一文字姓から“常・松・景トリオ”
この年の初舞台性70期からは雪組娘役トップの紫とも、男役スターで大輝ゆう、宝樹芽里など、娘役では羽根知里に元雪組副組長灯奈美、長く星組組長を務めた万里柚美、作家野坂昭如の娘花景美妃や乙原愛、桂あさひ、詩乃優花らがいた。年明け1~2月は星組「祝いまんだら/プラス・ワン」の和洋レビュー二本立で幕が上がった。峰さを理は前年11月に東京公演「アルジェの男」でトップ披露公演を果たしていたが、改めて南風まいを相手役に大劇場披露となり、二番手に山城はるかその下にに日向薫と紫苑ゆうという体制となった。