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2024年6月になりました。おすすめ商品楽天ルームにてコンテストエントリー中「ノベマ」にて「ワンナイトラブ」コンテストあの夜に教えてもらったこと※タイトル変更しました昨晩の夜について麻木香豆/著|小説サイトノベマ!真夜中に彼氏と口論になり見知らぬ街で車から降ろされた女子大生のアスミ。そこに偶然通りかかったダイに拾われた。彼氏とは正反対の男性、次第に惹かれていくがもう2度と会わない、と約束してしまった。novema.jp一万字以下、完結済み。過去作のラストを少し変えています
公務を終え帰路に着いたシンは静かな筈の東宮の奥から聞こえる不自然な音に不審を感じながら更に歩みを進めた。この広い宮殿の中でも二人の新居となった東宮は珍しく洋風に造られている。周辺は父が帝位についたと同時に入宮し、幼き頃より慣れ親しんだ景色。当然ながら建造物はどれも歴史的な価値がある。丹青の彩と白い砂、赤松、柳、ハンノキ…深き緑に普段なら癒される。妃宮との安らぎの場所でもある。中央のパティオから左右に夫妻のそれぞれの部屋がある。一先ずは原因を突き止めようと妻の部屋に向かう。『!!』入り
その日の空はどんよりと黒ずんだ雲に覆われ、さしずめこの王世子である私の気持ちを表しているのだろうと仰いだ。マカオから宮に戻ったシンの沈む心の原因は相変わらずの「妻」の仕業だった。誰の差し金でも、大人の都合での二人ではなくただの「イ・シン」ただの「シン・チェギョン」で生涯を共にすることを誓った。慎ましく、されど温もりのある結婚式の後、彼女は一向に連絡をしてこない。元々公務の合間を縫って皇太后である祖母と共にチェギョンを訪ねた。当然すぐに戻らねば公務が滞る。その事を察して連絡してこない
秋月と春花の日々は穏やかで、それまでの激動が嘘の様に緩やかに時は流れていた。魔教と正道の争いは人々の記憶から遠ざかるほど平和な日々が続いている。その間に2人の間に生まれた雪蘭、その3年後のうだるような暑い夏に生まれた炎輝と秦流風冷凝夫婦の息子清流、李漁と風彩彩の娘明明は幼馴染として育った。子の戯れる声の愛らしさを噛み締めるように見つめる姿は、あの泣く子も黙る魔教の頂、千月洞の長だったとは到底思えない変貌である。しかして平穏な日々ばかりではなかった。大なり小なりの起伏があるのが世の常であ
ヨンドは暗闇を走り抜ける。約束された真っ直ぐ伸びた道はともすれば面白みのない平坦な舗装された道で、彼が持つ大胆な信条には外れている。大きな交差点の真ん中で停車する。行く道を遮るのはせいぜい信号機くらいなもので、人として社会のルールに沿うのは当然だ。だが今この瞬間、僅かに停止線をはみ出し交差点の真ん中にいる事に一瞬の高揚感もある。『……』様々な感情の鬩ぎ合いに先の見通しが立つはずもない。『どうすればいいんだ…俺は…』苦虫を噛み潰す様に周囲を見回した。車通りも少ない。横道から突然現
月日は流れた。遠いあの煌めいた日々は青春という名でいつまでも心の底に光を放つ。卒業後はそれぞれの道を行き、大学に進学する者、海外に留学する者、はたまた兵役志願し、その後は好きな道を進む者等道は別れた。ヨンドは、初めて心奪われた彼女のいる場所から遠ざかり、継承した王冠を守るため、ゼウスという国を統べるべく海外で経営学を学んでいる。という大義名分を手にした。人種の異なる人々との交流はそれなりに楽しく、恋愛もそこそこ。と強がりを言えるほど青春の日々から遠ざかったのだ。たまにはかつての仲間達と
ヨンドはバイクを走らせながら己の背に体を預けしっかりとしがみつく少年に保護本能を刺激されていた。目の前で痛めつけられ、傷つき更には寒さで震えている。そのどれをとってもヨンドには何かしらの手助けを必要としている相手だと認識していた。過去の自分では考えられない思考である。大人になれない脆弱な精神であったあの頃は好きな相手にまで嫌がらせをする日々だった。様々な痛みを味わい、弱き者には手を差し伸べるのが真っ当であると知った。元来お節介で親分肌。救いの手を差し伸べるのは強き者の責務とさえ考えるように
昨日、公開させていただいた断髪小説断髪×後悔いかがだったでしょうかお読みいただいた方本当にありがとうございます!初の方もいつも読んでくださる方も早速購入していただき本当にうれしく思います!読者様の名前を拝見し、数年ぶりでしたがもちろん覚えていてとてもなつかしく思いました。今回のお話は「後悔」がテーマなので若干ネガティブ要素が満載なのですが、断髪フェチ心をくすぐるような表現をたくさん入れ込んだつもりです。今までの作品と似たような表現になってるところも多々あ
それからのウォンの行動には目を見張るものがあった。ヒョンジュの心が変わらぬ内に先手を打つかのように畳み込む。ヒョンジュは病室で1人、今の状況に複雑な想いを抱えていた。全てはウォンを想ってしてきた事。問題にぶつかる度に選択してきたそれはウォンにとって一番都合の良いようにする事だった。それが自分にできる最大限の愛情だと自負していた。だがその結果、息子シユンは生まれた時から父親を知らない子にしてしまい、あろうことか逃げきれずにウォンに見つかった。ウォンが積み上げた地位も何もかもをかなぐり捨てて
断髪小説断髪×嫉妬今回はある男性が嫉妬で自分の彼女の髪をバッサリ切ってしまうお話。彼女はとてもモテるが故に彼の嫉妬は止まらない。髪を切れば女性らしさがなくなると考えるが・・・?彼はもちろん人の髪など切ったことなどない。葛藤しながらも切っていく恋人同士である2人の断髪をどうぞ!*********************************肌と肌がぶつかり合う音が響き合う普段の清純な遥からは想像もつかない声や姿2人のことを止めることは誰にもできない遥(はるか)は数時間
ついに書き始めてしまいました!!(゚д゚)!💦ベルばらの二次創作小説🌹🌹🌹8年前にベルばら再燃したとき、オンラインに掲載されているベルばらの二次創作の作品(小説や漫画)など、楽しみながら読んでいたのですが🌸ええ、わたくしも多くのベルばらファンのみなさま同様、様々なサイドストーリーを脳内で創作しては楽しんでおりました(笑)再燃してから、いろいろな方のブログも読み漁り、結果、わたくし自身もベルばら好きの情熱が抑えられず(笑)結構早い段階でブログを書き始めたのですが、
なんか理由をつけて帰ろうかな・・・。そうだ、おなか痛いって言ってうそつくとか・・・。千夏は頭ではいろいろ考えるが、なかなか行動に移せないおばちゃん美容師はカットの準備をすすめている千夏は立ち上がろうとするが、なかなか腰があがらない急に帰ったら変って思われるよね・・でも帰りたい・・帰ります。この一言がなかなか言えない千夏は家族や友達以外には極度の人見知りなので、人に何かを言うのが苦手だったのだ水が入ったスプレーで髪を濡らされ、くしで髪をとかされる切られちゃう・・帰れない
『それでは、私の病気はあまり良くないと言うことですか手術などはしても無意味と言うことですか?』ヒョンジュは、医師と向かい合う。医師は机上のカルテとタブレットでヒョンジュに説明をしている。『…貴方の場合、遺伝性のもので言いにくいのですがこの国には未だこれという治療法がなく、ただ発作が起きにくいようにするしかないんです。大人になってからの発症というのも…その引き金が必ずあるはずですが…最近何か強いストレスや不安などがありましたか?』『それは…』『ストレスは万病に悪影響なんですよ?今回は弟さん
お久しぶりです。本当に本当にお久しぶりです。最後に断髪小説を出してから2年たってしまいました。本当に月日が経つのは早い。いまだに断髪小説を購入してくださる方がいて本当に本当にありがとうございます。断髪小説ってやはり需要があるんだなぁとネタが尽きてもうかけないかなと思っていましたが(やはりどうしても似たような内容になってしまう・・)つい先日思い立って9割ぐらいは書き上げました。断髪小説アンケートも大いに反映して、舞台は床屋ですね。早ければ明日、
後ろの線に合わせてサイドも切られるあごの位置の長さまで切られてしまった・・・もう肩にはつかない長めってうそじゃん。すごい短いじゃん。千夏は泣きそうになるしかし、実はおばちゃん美容師はこれでも長めにしてくれていたのだ「お嬢ちゃんのお母さんがさっぱり短めっていうから耳たぶが出るくらいの長さにしようかなと思ったけど、お嬢ちゃんは長めがいいんだよね。でもせっかく来てくれたんだし、ちょっとは切らないとね。あごラインくらいがいいでしょ」千夏があの時に言わなかったらあごラ
お詫びと訂正前回(その3)で、次回は「執筆」機能を紹介すると予告したのですが、勘違いでした。順番的には、「資料」の機能の番でした。無料版では機能が限定される「登場人物」「世界観」「相関関係」「資料テンプレート」の項目が用意されていますが、無料版では機能に制限があります。登場人物「登場人物」には様々な属性が設けられており、細かく設定することが出来ます。ここまで細かく定義する必要があるかなあ?と思わないでもありませんが、取捨選択して使う感じで
6いつもなら、チャイムと同時くらいに教室を飛び出してバイト先へ向かう。だけど、今日はどうしても涼に会ってから帰りたかった。自分の荷物を鞄に纏めて…教室を出たんだ。廊下は蒸し暑くて…俺は額に少し汗をかいていた。涼の教室を覗いたら、もう誰も残ってなかった。涼…帰っちゃったのかな…俺は辺りをキョロキョロしながら、少し続く廊下を歩いた。その時だ。ガタンと何かが倒れるような音が聞こえて、俺はゆっくり足を奥の普段使われていない資料室に向けた。上靴のおかげで自分の足音さえしないまま、物音のした教
『もしもし…なんだこんな朝早くに』『タン…大事件だ…』『なんだよ!』『女…』『は?女?女がどうした』『いや、だから女だったんだ』『え??なん、、本当なのか?確かに…確かにウンサンの腹の出方が女ではないかと母さんが言ってたが…いや、待ておいヨンド!なんで俺も知らない子供の性別お前が知ってる!』電話口でタンは1人憤慨していた。『かぁーっバカか、何でウンサンの腹の子の性別をお前に言うんだこんな早朝に。お前と話すと緊張感がなくなる』『ああ、それもそうか。で?何が女?』『あの…俺が連れ
デフォルトではスタンドアローン。以前にファースト・インプレッションを記事にしたが、シンプルで使いやすい執筆ツールである。難点は複数端末での同期を取ることが難しいこと。そういう設計になっていない。あえて同期を取るためには?バックアップ機能を使うことになろう。バックアップは内部ストレージの「Download」フォルダにつくられるので、このファイルをGドライブなどクラウド・サーバー経由で同期させることができるだろう。ただ、端末1→クラウド→端末2という経路で、二
『チェギョン。準備は出来たか?』チェギョンにかかってきたのは夫からの電話で、部屋で鳴り響く音に気づき女官が慌てて持ってきた。別の事に夢中になるとこの様に忘れがちなのをいつもシンに咎められているので、着信に気付いた女官にはチェギョンは感謝した。『ええ、出来たわ。あとはホテルゼウスに向かって時間まで少し展示の確認をしてから庭を皆で散策してゆっくりしようかと思ってるの…ねえ、脅迫状の件だけど…』『それはこちらで対処した。心配しなくていい。だが、気をつけるんだ…まあ、みんないるから大丈夫だろうが』