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こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。問1まず、前線解析の際に着目する特に重要な要素として850hPaの等温線集中帯と850hPaの等相当温位集中帯がどうなのか見てみます。図4(左下)の850hPaの等温線集中帯の南縁の気温は0℃、図5の等相当温位線の南縁は294Kとなっています。また、850hPaの等温線集中帯、850hPaの等相当温位集中帯とも、青の×印で示しました地上低気圧の中心に向かって暖気・高相当温位の空気が突っ込んでいる様子が見られます
こんばんは。早速ですが考えてみたいと思います。(1)問題の冒頭では解答に際し、細かく指示されていますので、見落とさないように注意が必要です。マーカーペンなどで忘れないよう、チェックするなどで習慣付けましょう。①まず図1の気象衛星画像を見てみます。中国大陸から日本の東海上に延びている帯状の雲域ですが(1)の冒頭にあります通り、10の倍数で解答することに注意しますと、「北緯30°に沿って」ということになります。①30②南西諸島付近に着目しますと、可視画像・赤外画像と
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第34回試験・実技2まず、図10の相当温位・風の予想図使って850hPa面の前線を解析してみることにします。風の循環の中心、つまり北緯42°東経142°付近が850hPa面の低気圧の中心と考えられます。次にこの低気圧が閉塞している過程にあるかどうかというところで見てみますと、暖気の突っ込みの先端部が北緯38°東経151°付近にあって、低気圧の中心から離れていることから、この低気圧は12時間後の予想で閉塞する過程にあり、こ
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第58回試験・実技試験2・問2今回は、図6、図8および図1、図5を用い、「」図6(下)の枠を抜き出した解答用紙に前線を記号を付して記入せよ、という内容の作図問題を考えていきます。まず、「図1、図5を用い」というところで、初期時刻の17日21時で図5の850hPa面の気温分布に図1の地上低気圧の中心とその低気圧に伴う前線を重ねたものが上図になります。これによりますと、地上低気圧の中心から延びる寒冷前線は、6℃~12℃
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第32回試験・実技1・問2今回は、前回と同じ問題で、36時間後に予想される前線の解析をしてみたいと思います。温暖型閉塞前線を解析するというのが今回の主題ですが、まず、与えられた資料から低気圧が閉塞しているのをどうやって見分けるかについて触れておきたいと思います。図6(左下)の図を見てみますと、図5(下)において地上に予想されている北緯43°東経141°付近にある低気圧中心付近ではその南側に相当温位の低い空気が回り込んでい
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技2・問1図3の気象衛星赤外画像のうち、初期時刻についてですので、左上の2日21時に着目します。さらに図1の日本の南の低気圧の中心位置(北緯27°東経138°)付近に着目して「雲頂高度に言及」の点で見たときの閉塞過程の特徴と「寒冷前線に言及」の点で見たときの閉塞過程の特徴に分けて考えてみることにします。まず、「雲頂高度に言及」の点で見てみますと、低気圧の中心付近では、発達期のような明るい雲域が見られ
こんばんは。第46回試験の受験申請は7月8日(金)までということですが・・・僕の受験時代、周囲の受験生の方で当日まで申請の期限に気づかず、慌てて東京まで申請しに行った、という話を何度か聞いたことがあります。なので、まだの方はお急ぎ下さい。それでは、前回の続き、問4(2)を今回は考えてみたいと思います。(2)①今度は、イのエマグラムから鉛直方向の風向変化に着目して、850hPaより下層の温度移流の種類を答えなさい、ということです。早速、850hPaに青い線
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第57回試験・実技1・問2今回は、図7と図10を用いて24時間後に予想される温暖前線と寒冷前線の位置を記号を付して解答図に記入せよ、という内容です。まず、問題文に「問1で述べた地上低気圧に伴う前線のうち」と書かれているところが気になります。そこで図1の初期時刻の状況を振り返ってみますと、低気圧の中心からは西へすでに閉塞前線が延びており、閉塞点から温暖前線と寒冷前線がそれぞれ延びていることから、地上低気圧は初期時刻の段階で
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技2・問2(1)まず、4日21時に予想される低気圧に伴う寒冷前線に対応する等温線ついて考えてみます。前線の解析には、等温線集中帯に暖気側(南縁)に着目して決めることが重要な要素の一つになっています。そこで、図9(右下)の図を見てみますと、等温線が3℃ごとに引かれていることに留意して、特に東経140°付近では9℃の等温線の北西側は等温線が相対的に混み合っているのに対して、9℃と12℃の等温線の間隔は広いことから
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技2・問2(2)(図9右下より、6℃の等温線に沿って解析した前線)図9の4日21時に予想される低気圧の中心位置を基に850hPaの前線を6℃の等温線および風向も参考にしながら解析してみました。次に問題文にあります通り、北海道付近の走向に着目しますと、前線は、16方位でほぼ南‐北の走向となっていることがわかります。よって、走向は南‐北(北‐南)ということになります。では。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。問2①問題では、「地上の前線が東経140°線と交差する緯度」とあります。ですのでこの近辺において前線がどこに位置するのかを実際に解析してみます。まず、24時間後の10日9時から見ますと、850hPaの前線にあたる図7(左下)の等温線集中帯の南縁、または図10のT=24の図の等相当温位線集中帯の南縁に着目し、青線で示しますとこのようになります。寒冷前線であることを考慮し、850hPa前線から1°ほど暖気側にずらし、
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第52回試験・専門知識(a)温暖前線面は、寒冷前線面に比べ傾きが緩やかで、前線面に沿って暖気はゆっくり上昇していきます。そのため、一般的には乱層雲などの層状の雲が発生し、地雨性の降水となることが多いです。しかし、温暖前線面を上昇する暖気が非常に暖かく湿ったものですと、大気の鉛直安定度が小さくなることによって、積乱雲が発生して寒冷前線付近で起こるような激しい雷雨になることがあります。したがって、本文の内容は、誤りと
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第56回試験・実技試験2・問1(4)今回は、図3の850hPa相当温位・風12時間予想図を用いて、6日9時の850hPa面の温暖前線および寒冷前線を解析する内容の問題です。今回は、850hPa面の相当温位・風の予想図に温暖前線および寒冷前線を描く形ですので、前線解析の着目すべき基本となる要素、等相当温位線の集中帯における暖気側の縁(南縁)と、暖気と寒気の流れの境界が明瞭な風のシアーを基に対応できそうです。解答図に記入する
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第60回試験・実技試験2・問3今回は、前問の問3(2)および図6(下)に着目して、図5(下)の日本の東の低気圧の伴う前線、および低気圧に伴う寒冷前線とつながって西に延びる停滞前線を記号を付して解答図に作図せよ、ということで考えてみます。まず、前問の(2)より、名瀬の状態曲線(エマグラム)から読み取れることをおさらいしますと、下の前線性逆転層の上端の高度は900hPaの高度にあることがわかっています。つまり、これから解析しよう
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第58回試験・実技試験2・問4(4)今回は、浜田の時刻B(15時00分)における地上の気象要素の変化と関連があるものを問題文の下枠のⓐⓑのいずれか、または該当するものがないときは「なし」、両方関連する場合は「ⓐⓑ」と解答せよ、という内容の問題です。まず、図12の18日12時と15時の950hPa面予想図における浜田の付近に着目して問4(2)③を振り返りますと、12時では「中国山地に沿って等温線とほぼ平行な西南西の風が吹き、寒気移流は
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第53回試験・実技1・問3以前、前線解析の設問は問2(2)②で触れましたが、今回の設問では、すでに地上の温暖前線と閉塞前線がすでに実線で記入されています。そこで初めに以前で触れなかった閉塞点の解析について考えてみますと、図8では低気圧に伴う等相当温位線の集中帯が2つに分かれているところで、実線と交わるところと考えられます。この閉塞点から低気圧の中心に向かって閉塞前線が延びているということになります。次に南縁850hPaの等相当
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第32回試験・実技1・問2(解答用紙)今回は、キンクの解析を主題にしていますので、図4と図6の24時間後の前線についてだけ解析してみることにします。なお36時間後につきましては、次回、温暖型閉塞前線を主題に採り上げる予定です。まず、前線解析に着目すべき基本的な要素は、850hPa等相当温位線集中帯、あるいは850hPa等温線集中帯と風のシアー、特に風向シアーに着目して解析を行っていきます。24時間後に予想されている地上
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第53回試験・実技1・問2(2)前回の問2(2)①の設問で温暖前線につきましては12℃の等温線に対応していることがわかりました。したがって、温暖前線につきましては、赤色で示しました12℃の等温線に沿って枠の部分まで記入すればOKです。次に寒冷前線につきましては、少し注意すべき点があります。前回の問2(2)①の設問でも触れましたが、前線の解析に着目すべき点について、「風のシアーの大きい部分」を挙げました。図2を見ます
こんばんは。今回は、図9の4日21時における低気圧に伴う寒冷前線が、問1(1)④で考察した、つまり初期時刻における850hPa面の9℃の等温線に対応している寒冷前線の北側に新たに形成されると解釈されることについて、4日21時の寒冷前線に対応する850hPa面の等温線の値及び寒冷前線が新たに形成されることを示す特徴を図9(右下)の図から等温線と鉛直流に着目して答えなさい、という問題です。前回の④と同様、一見、理由・根拠を解答するのかな、と思いましたが最後まで読みますと今回も特徴を述
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第57回試験・実技試験2・問1(3)今回は、図3の雲域Bについて、一つ目は図2(上)に描かれている500hPaトラフとの位置関係について、二つ目は、雲域Bにおける雲の連なる方向や位置を地上の寒冷前線と関連付けて述べよ、という2つの設問について考えてみます。(500hPaトラフとの位置関係)まず、図2(上)の灰色で示されている500hPa面のトラフの位置について確認してみますと、トラフは朝鮮半島の東岸から南南西に延び、チ
こんばんは。今回は、引き続き、初期時刻に日本海西部にある低気圧についての問題です。2日21時~4日21時にかけて、この低気圧に伴う前線に対応する850hPaの気温に着目して、4日21時における北海道付近の走向を解答するというものです。次回、一緒に考えてみたいと思います。第50回試験・実技2・問2(2)※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの許可を頂いて使用しています。13日分の考察編は次回更新する予定です。
こんばんは。今回は、図14の平戸における高層風時系列図を用いて、問4(1)で解答した寒冷前線の通過時刻の地上から上空1.5kmまでの風向変化について述べる内容の問題です。寒冷前線の通過前と通過後ではどのような違いが見られるのか、次回、一緒に考えてみたいと思います。第58回試験・実技試験2。問4(4)問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。19日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第53回試験・実技1・問3問3(2)の前線解析の設問で、求めた閉塞点が図6(上)の500hPaにおいて何mの高度に対応しているかという設問です。そこで、前線(実線)を図6(上)に重ねてみますと、等高度線は60mごとに引かれていますので、5460mと5580mの間で5520mに対応していると読み取ることができます。したがって、5520mということになります。では。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第53回試験・実技1・問3図12を基に、寒冷前線が御前崎を通過した時刻と、その判断した根拠のうち、風向と気温について述べよ、ということで、風向と気温に着目して見ていきたいと思います。まず、風向について時間を追って見てみますと、南から南西の風が27日24時から続いていますが、南南西の風から西南西へ急激に変化しているところが見られます。「通過した時刻」を前線が通過したと判断される最初の時刻として読み取りますと、4時40分であ
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技1問題は図10、松江の時系列図の気象要素のうち、風向と気温に着目して、明瞭な前線が通過した日時と、根拠を解答せよ、というものです。ここで「時系列図において前線が通過したとされる最初の日時」とはどういうことかといいますと、風向と気温が前線の通過によって変化をする直前ではなくて、大きく変化した直後の日時ということになります。風向と気温において、前線が通過するときの特徴として、風向では急変がみられ、気温では、急上昇
こんばんは。今回は、問題も終盤にかかり、ある地域を例に気象要素の時系列を追いながら考える問題です。最初の設問では静岡県の御前崎において、図12の時系列を見ながら、寒冷前線が通過した時刻はいつか、またその時刻と判断した根拠、最近はこのご時世、「エビデンス」という言葉をよく耳にするようになってきましたが、そのうちの風向と気温について述べよ、というものです。寒冷前線がある地点を通過したとき、風向や気温に何が起きるか、次回一緒に考えてみたいと思います。第53回試験・実技1・問3※記
こんばんは。今回は、図6~図8及び、問3(1)の考察に基づいて、前線を作図するという問題です。設問では、解答用紙にはすでに、温暖前線と閉塞前線が実線で描かれています。したがって、残りの寒冷前線と、各前線の記号も記入して完成させる形になっています。記入のポイントについて次回一緒に考えてみたいと思います。第53回試験・実技1・問3解答用紙はこちら。→気象業務支援センターHP「過去の試験問題」※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用し
こんばんは。今回は、図2(下)の850hPa面の気温の分布に基づいて、日本海中部の低気圧に伴う850hPa面の温暖前線に対応する等温線の値、および850hPa面の寒冷前線に対応する等温線の値を解答する内容です。850hPa面の温度分布において前線解析の際にどういうところに着目するのかについて次回一緒に考えてみたいと思います。第57回試験・実技試験2・問1(2)問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。27日分の考察編は次回更新の予定
こんばんは。早速ですが、考えて見たいと思います。第59回試験・実技試験・問3まず前問の(1)と同様に図9(下)の御前崎の時系列図から寒冷前線が通過した時刻を見ていきます。最も目立った変化が見られるのは気温で、13時30分から12時40分にかけて4℃下降していることがわかります。また同時に風向が南西から西に、気圧が1hPa上昇していることから、御前崎を12時40分に寒冷前線が通過したと判断されます。次に、寒冷前線が南北にのびた形状で御前崎を通過し、その形状と速さを変えずに東進し続け
こんばんは。今回は、前回の温暖前線に対応する850hPa面の等温線に留意しながら850hPa面の温暖前線および寒冷前線を解答図に解析するという問題について、次回一緒に考えてみたいと思います。第53回試験・実技1・問2(2)解答図はこちら→気象業務支援センターHP「過去の試験問題」※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。18日分の考察編は次回更新の予定です。