昭和30年代、大阪の寄席で必ずトリをとる人気漫才コンビに中田ダイマル・ラケットがいます。スピードある会話と多彩なギャグに客席はいつも爆笑の渦。ダイ・ラケは兄弟で、1941年にコンビを結成。コンビを組んでいた兄のデパートが亡くなり、工員だった弟をダイマルが仕込んでラケットにしたんです。ダイマルの「いうてみてみィ、きいてみてみィ」というギャグが流行語になりました。1954年に朝日放送の専属となり、ラジオのレギュラー番組において、『お笑い街頭録音』『スカタン社員』とヒットをとばします。1957年4月か