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【原文】初めよりおしなべての上宮仕へしたまふべき際にはあらざりき。・・・・・・・・・・・・・・・初めより訳)(更衣は)入内当初からおしなべての上宮仕へしたまふべき際訳)女房並みの帝のおそば仕えをなさらなければならない身分にはあらざりき。訳)ではなかった。゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚【原文】初めよりおしなべての上宮仕へしたまふべき際にはあらざりき。【口語訳】(更衣は)最初から女房並みの帝のおそば仕えをなさらなければならない身
『光る君へ』のやる気に満ち溢れる宮仕えとは異なる初出勤での緊張している様子などが清少納言の随筆『枕草子下(ちくま学芸文庫)[清少納言]』の第182段に描かれています。中宮定子様のところでの宮仕え、当初はかなり気が引けていた様子を思い出しながら書いている清少納言さん(NHK大河ドラマ『光る君へ』で定子様の下に宮仕えすることになった清少納言(C)NHK)『枕草子』第182段の出勤したてのエピソード『光る君へ』で内裏で女房として生きたいと希望を述べ、みごとに中宮定子のもとで宮
菅原孝標の女著の「更科日記」の中から、面白さを感じた箇所を紹介しています。作者が25歳のとき父孝標は常陸介に任ぜら赴任。作者及び母は都に留まる。父不在時、清水寺に参詣し夢告を受けるが意に介さず、また長谷寺からの将来に関する報告にも無関心。29歳のとき父帰還。ひとまず西山の住まいに落ち着く。今日の箇所は西山から京にもどるところから。(原文)十月になりて、京に移ろふ。母、尼になりて、同じ家の内なれど、方ことに住み離れてあり。父はただわれを大人にしすゑて、われは世にも出で交じらはず