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このたびはNaNaのブログにお越しいただきありがとうございます。大人の女性たちが「わかる、感じる」物語を、電子書籍で、”深く、濃厚に”綴っています。~二つのペンネームで出版中です~長門美侑(恋愛官能小説)有永光希(官能小説)(Amazon.co.jpへリンク)~5秒で読める恋愛妄想短文~今回は、長門美侑名義の小説「月の裏で会いましょう」の中の一文を短文として切り取ってみたいと思います。主人公・咲良と、年下の恋人昴の最初の夜の場面
スクリーンの光が、彼の頬を断片的に照らす。私は視線を前に向けながら、横顔を盗み見る。肘掛けの下で、彼の手が私の手首に触れ、ゆっくり滑って膝の上に置かれた。「……何」答えはなく、代わりに指先が太腿をなぞる。布越しでもわかる、熱を帯びたタッチ。音響の重低音が腹の奥を揺らすたび、彼の手もじわじわと内側へ。肌の薄いところを通るとき、爪の先がかすかに引っかかって、ぞくっとする。「やめ…」小さく言ってみる。「ほんとに?」と唇が耳にかかり、熱い息が頬を撫でた瞬間、反射的に肩が震えた