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ひとつ前の当ブログで、松田優作さんと「ショーケン」こと萩原健一さんについてのエピソード、『ブラックレイン』(1989リドリー・スコット監督)と『誘拐報道』(1982伊藤俊也監督)のキャストは元々逆だったという話を書きました。このお二人はプライベートでもつき合いがあったようで、ずっと前に読んだことがあるのですが、優作さんが萩原健一さんの家に来て、「健ちゃん、原田芳雄はもうダメだなあ。最低よ、あいつは」なんてことを言い出したそうです。若き日の優作さんは原田芳雄さんの喋り方からファッション、ヘア
第338話「愛と殺人」(通算第548回目)放映日:1979/1/19ストーリー岩城は石塚と一緒に七曲署に戻る途中、駐車場にて佇む吉本則子(結城美栄子さん)という女性に声をかけた。則子は社会派カメラマンの吉本健三の夫人だった。岩城は吉本のファンで、作品を拝見していた。吉本は暴力団抗争問題を扱った写真集を出版し、警察内で評判となっていた。則子は石塚と岩城に、自宅にヤクザから嫌がらせや報復の電話が入っていることを相談した。則子は嫌がらせでは済まないような嫌な直感がしたため、七曲
第78話「恐怖の瞬間」放映日:1974/1/11ストーリー殺し屋の坂田明男(木下清さん)がライフルの照準を合わせ、護送中の滝口益男を射殺した。坂田を追跡していた本庁の刑事の岡崎和一は殺し屋がいる廃墟を階下で張り込んでいたが、くしゃみをしてしまった。坂田は廃墟から逃げる途中、岡崎がいることに感づき、ライフルで撃った。滝口は金貸しで、十数億の脱税をしていたが、検察局に送検される途中に射殺されていた。藤堂と柴田は岡崎が入院している病院に向かった。島によると、岡崎は胸部貫通で意識
第501話「ある巡査の死」(通算第711回目)放映日:1982/3/26ストーリー竹本は退勤後、西條に酒飲みに誘われたが、君原誠一巡査(美木良介さん)と一緒にジョギングをする日課のために断った。西條は吉野巡査(横谷雄二さん)と一緒に酒を飲んだ。君原巡査は3年間、2丁目派出所に在籍しており、吉野と一緒に勤務していた。吉野は西條に、君原巡査が東都大学法学部を首席で卒業していること、君原巡査の父親が本庁の君原警視正であることを説明し、君原親子がいる限り、日本の警察が安泰であると誇ら
第163話「逆転」放映日:1975/8/29ストーリー山村は暴力団とも縁が深い金融ブローカーの今井忠雄(34歳)殺害の重要参考人として権藤義一(52歳)(西村晃さん)を取り調べていた。権藤は住所が渋谷区大門2丁目3-6、大正13年(1924年)生まれ、城北署所属の警視であると述べた。権藤は山村に掴んでいる情報を全て伝えるように尋ねた。権藤は目的のためには手段を選ばない性格で、藤堂も恐れていた。権藤は今井を知っており、今井を暴力金融の典型なダニのような性格だと言った。権藤に
第394話「鮫やんの受験戦争」(通算第604回目)放映日:1980/2/15ストーリー五代は道を歩いている時、パトロールカーを目撃し、後を追った。パトロールカーが到着した地点では、飯田(清家栄一さん)という青年がビルの屋上で自殺しようとして、途中で怖くなり、立ちすくんでいた。五代と、鮫島勘五郎(藤岡琢也さん)は階段を駆け上り、ビルの屋上に急行した。鮫島は飯田に、下を見ないように促し、飯田を救出したが、今度は自身が転落しそうになった。五代は鮫島を救出した。鮫島は飯田を叱咤し
第395話「爆破魔」(通算第605回目)放映日:1980/2/22ストーリー午後0時55分、一係室に、午後1時に出発する京王帝都永福町行きバス「宿33」が爆発するという、テープを編集した予告電話が入った。藤堂は石塚と五代に爆発のことを連絡し、直行するように命令した。バスは既に出発していた。石塚と五代はバスに追い付き、バスの進路誘導を行い、空き地に停車させた。石塚と五代は運転手と客に爆弾のことを告げ、荷物を持って退避するように命令した。石塚はバスの中を捜索したが、何も発見できなかっ
『太陽にほえろ!PART2』の前番組、『太陽にほえろ!』晩年となった1986年に入ってからの放送回をあらためて観ていくと、この当時は新しいものを作りたいという気概がひしひしと感じられる。しかし、伝統に縛られ、またおなじみとなったキャラクターに縛られていたのも痛いほど感じられる。『PART2』の成り立ちと終了に関して、成り立ちのほうはよく知られるように主演・石原裕次郎の病気療養が長期化するために所属の石原プロ側から降板が申し入れられ、それを受けての仕切り直しを迫られたものである。終了のほうは
第400話「スコッチ・イン・沖縄」(通算第610回目)放映日:1980/3/28ストーリー五代は滝と対面し、手島安夫(森大河さん)ではないことを確認した。五代は滝に拳銃を向け、所持品を調べようとしたが、一瞬の隙をつかれて拳銃を蹴り飛ばされ、拳銃を奪われた。滝は五代に、他人の体を探るときにはもう少し慎重に捜査するように助言した。滝は五代に、自分の身分と名前を名乗った。野崎は山田署にて、伊東刑事課長(森幹太さん)と林刑事係長(多田幸男さん)と、2人の本庁幹部(相原巨典さん、大木
第504話「バイオレンス」(通算第714回目)放映日:1982/4/23ストーリー午後11時30分、大竹正二(29歳)(壇喧太さん)は矢追2丁目のスナックでの精算の際、店員がレジスターを開けた瞬間、ナイフで店員の腕を切り付け、レジスターの中の売上金約10万円を強奪して逃走した。犯行から約10分後、七曲署捜査一係が現場に急行し、店主(水橋和夫さん)と対面した。大竹に刺された店員は軽傷で済んでいた。大竹はアポロ帽に黒のジャンバーを着用していた。レジスターから大竹の指紋が検出され
第427話「小さな目撃者」(通算第637回目)放映日:1980/10/10ストーリー立花真弓(4歳6ヶ月)(山本亜季さん)は、新宿区矢追町2丁目6番地にある自宅を出て、藤堂が講師を務める、矢追団地の防犯講習会を訪れた。藤堂は参加者の主婦から、自宅の前で酔漢が大騒ぎをしている場合でも、110番通報をしてもいいのかという質問を受け、もちろん構わないと答えた。真弓は講習会の会場に入り、既に出席していた、母親の立花紀子(28歳)(下村節子さん)と同席した。紀子は買い物から帰宅したところを、1
第129話「今日も街に陽が昇る」放映日:1975/1/3ストーリー石塚と三上は横領犯のアパートを張り込んでいたが、横領犯が帰ってきたため、姿を現した。横領犯は激しく抵抗し、逃走した。石塚は横領犯の追跡中、毎朝新聞矢追町専売所のバンに轢かれた。運転手の小田健一(17歳)(佐藤晴通さん)はそのまま逃走した。石塚は軽傷を負う程度で済んでいた。藤堂は轢き逃げを重大な犯罪として、見逃す気は無かった。石塚と三上は毎朝新聞矢追町専売所に向かった。配達員(野瀬哲男さん)は小田が車を持
第665話「殉職刑事たちよやすらかに」(SP)前編(通算第359回目)放映日:1985/10/4ストーリー水木は澤村と一緒に七曲署に出勤したが、何者かが澤村と水木の行動を監視していた。早朝、一係室に送り主不明の、スクラップブック入りの封筒が届いていた。何者かは七曲署の向かいの第一ビルから一係室を監視していた。スクラップブックには、早見、柴田、三上、田口、島、滝、岩城、石塚、春日部、竹本の順に、刑事の顔写真と、殉職した事件の新聞の記事が貼られていた。何者かは釣竿袋から取
第414話「島刑事よ、永遠に」(通算第624回目)放映日:1980/7/11ストーリー島は自宅にて、三好恵子(香野百合子さん)からの手紙を読んでいた。恵子は11日に帰国することが決定し、日本の土を踏むこと、自分の足で島のもとまで歩いていくことを激しく希望していた。島は一係室にて、他の捜査員に恵子の帰国のことを祝福された。アメリカの病院でも、恵子の手術後の経過が非常に良いとして、驚いていた。午後0時35分、一係室に謎の男から、矢追町に爆弾を仕掛け、午後1時に爆発するという内容
第500話「不屈の男たち」(通算第710回目)放映日:1982/3/19ストーリー3日前にパリにて、通称「ゼイ」と呼ばれる男が、乗用車に轢かれて死亡していた。ゼイはフランス治安当局にかねてからマークされていた殺し屋で、死亡したのは事故だったが、吉行圭介(北村総一朗さん)という男の写真を所持していた。吉行は日本音楽大学の教授で、国際的にも有名なピアニストであった。ゼイは吉行が滞在していたパリのホテル、演奏会、パーティーの会場など、詳細にメモした手帳を所持しており、吉行を殺害する
第271話「警察犬ブラック」(通算第481回目)放映日:1977/10/7ストーリー田口はドッグフードを携えて警察犬訓練所を訪れ、ジュンとブラックと再会した。田口は警察犬訓練士(三上剛さん)にドッグフードを差し入れた。訓練士によると、ブラックは非常に強情で、未だに以前の主人を忘れられず、訓練士の指示を全く聞き入れなかった。田口と岩城は佐竹大造(小林重四郎さん)の屋敷を警護した。佐竹はボディガードを連れて屋敷を出発したが、田口と岩城に尾行されていた。佐竹が狙われているという
第476話「ラガー刑事登場!」(通算第686回目)放映日:1981/9/25ストーリー刑事を退職した五代は沖縄に帰る直前、石塚と一緒に酒を飲んでいた。五代は石塚に、買い替えようと思っていたが、刑事を退職したことで使わなくなった運動靴を手渡した。五代は後任の刑事のために、何かを残したかった。五代の後任として、野崎の昔の同僚の一人息子でもある、竹本淳二(22歳)(渡辺徹さん)が城南署から転任し、10月1日付で着任することになった。竹本の父親は5年前(1976年頃)、ヤクザに刺さ
コルトローマンは、コルトが1969年に発売したMkⅢシリーズのダブルアクション・リボルバーです。MkⅢシリーズとは、中型サイズの“Jフレーム”を採用し、強度と安全性を向上させた製品群の名称で、ローマンの他にトルーパーやメトロポリタン、オフィシャルポリスなどがラインナップされていました。しかし、その人気はいまひとつで商業的には上手くいかなかったようです。その後、MkVシリーズでもローマンを発売しましたが、依然として影は薄く、短期間で生産終了となってしまいました。ローマンは、アメリカでの
第325話「波止場」(通算第535回目)放映日:1978/10/20ストーリー七曲署捜査一係に、松原直子(友直子さん)が事務職員として在籍することとなった。一係室に杉原伸夫(32歳)(佐々木剛さん)という男から、30分後に矢追神社に来て、自分と一緒にある男を逮捕してほしいという内容の電話が入った。杉原は自分の名字だけを伝え、逮捕理由を教えずに電話を切った。島と岩城は矢追神社に急行し、沼田徹という男の遺体と凶器のナイフを発見した。島は遺体の手帳から遺体の身元を確認し、杉原が逮
第438話「取調室」(通算第648回目)放映日:1980/12/26ストーリー12月22日、江原杏子(26歳)(風祭ゆきさん)は謎の男により、湯の入った浴槽に頭を沈められていた。一係室に、矢追コーポ107号室の江原宅にて、江原が殺害されているという通報が入り、捜査員が急行した。江原は自宅の浴槽に、服を着たまま沈められて死亡しており、発見時には水道から湯が出ている状態だった。江原は先月まで芝の法律事務所に勤務していた。山村は江原の遺体を引き上げた際、首に絞められた跡があるのを
第149話「七曲藤堂一家」放映日:1975/5/23ストーリー藤堂は大学の同期で検事をしている神原(中谷一郎さん)に、検察庁に来ないかという話を持ち掛けられた。神原は現場を熟知している藤堂を片腕に欲しいと思い、自分の力で藤堂を特任検事に引き上げるつもりだった。神原は藤堂の後釜の捜査第一係長を山村に任せようとしていた。ここのところ事件が無く平穏だったので、山村は高子のために2,3日休暇を申請し、旅行に向かった。三上は図書館で刑法概論を読んでいる藤堂を発見し、藤堂が検事になろう
第494話「ジプシー刑事登場!」(通算第704回目)放映日:1982/2/5ストーリー午後0時40分、七曲署捜査一係捜査員は、捜査一係に新しく着任することになった刑事の原昌之が出勤してこないことを心配していた。原は凄腕という噂があり、城西署、北富士署、三田署での在籍を経て、七曲署の在籍に至っていた。西條は竹本を射撃訓練に誘ったが、射撃訓練場では、原(三田村邦彦さん)が既に射撃訓練を行っていた。しかし、原が発砲した銃弾は5発中、3発が的の中心から大きく外れていた。原は拳銃を変
第659話「夏の光」(通算第353回目)放映日:1985/8/16ストーリー澤村は射撃訓練中、殉職した竹本のことを脳裏に浮かべていた。城西銀行に3人組の強盗が侵入し、散弾銃を発砲して、大金を強奪した。澤村と水木は城西銀行の非常直通ベルで現場に急行し、逃走しようとする強盗犯の伏見秋雄(35歳)(早坂直家さん)、菊池久(25歳)、森本伍郎(30歳)の車を発見した。澤村と水木は伏見達の車を追跡したが、後部座席の伏見が覆面車に散弾銃の銃口を向けてきた。澤村は屋根を開け、伏見達の車に
第66話「生きかえった白骨美人」放映日:1973/10/19ストーリー連続婦女絞殺の容疑者が逮捕され、一係捜査員は絞殺犯を東京駅まで護送していた。柴田は久美を電話番に残し、食事に向かった。そこに、連続婦女絞殺の真犯人と名乗る田口良三(52歳)(浜村純さん)という老人が出頭してきた。田口は自分が絞殺犯だと言って、久美に向かって首を絞める真似をした。久美は気絶してしまった。柴田は久美を介抱した後、忘れ物を取りに戻ったために食事を食べ損なっており、久美に出前を要求した。柴田は
第365話「その一瞬……!」(通算第575回目)放映日:1979/7/27ストーリー今朝未明、茨城県那珂湊市内で巡回中の警察官がナイフを所持した男に襲撃され、拳銃を強奪される事件が発生した。現場に残されたナイフの指紋から、犯人が小田邦雄(27歳)(片桐竜次さん)と断定された。茨城県警は直ちに県下に緊急配備を敷き、小田の行方を追っていた。小田はトラックの荷台に隠れ、運転手が駐車場にトラックを停め、その場を離れた隙に、荷台から降りて逃走した。茨城県警は小田が1年前(1978年頃
第112話「テキサス刑事登場」放映日:1974/9/6ストーリー今日から七曲署捜査一係に配属された三上順(勝野洋さん)は、元の職場であった矢追町巡査派出所に赴き、先輩の田崎巡査(高城淳一さん)に挨拶をした。三上は午前7時40分に七曲署捜査一係に到着し、一係室に入ったが、誰もいなかった。午後8時5分頃、矢追町派出所では、上田ミツ子という少女が花を差し入れていた。上田が派出所を出た直後、矢追町派出所が爆破された。三上は清掃をしていたが、そこに藤堂たちが出勤してきた。一係室に矢
ファミリー劇場で放送している『太陽にほえろ!』HDリマスター版は番組終了まで残り僅かだというのに、西山浩司演じる太宰隼ことDJ刑事、そして渡哲也演じる橘兵庫が係長代理で新加入してきた。ファミリー劇場公式『太陽にほえろ!』HDリマスター版番組紹介http://www.fami-geki.com/detail/index.php?fami_id=00116いまとなっては渡哲也が『太陽にほえろ!』最末期に出演していたことなど、ほとんどトリビアだろう。これはボス=係長を演じる石原裕次郎
第80話「女として刑事として」放映日:1974/2/1ストーリー三光商事に三人組の強盗が入り、給料9000万円が奪われる事件が発生した。七曲署捜査一係は三光商事内に突入した。しかし、中では警備員が射殺され、アタッシュケースの現金が奪われ、金庫が荒らされている状態だった。藤堂はガスバーナーの状態から犯人は逃げたばかりと推測し、一係捜査員に追跡を命じた。伸子は捜索中に3人組の強盗グループと接触したが、車で逃走されてしまった。一係室の前には大勢の記者が詰め寄っていた。柴田は伸
前回の長々とした記事は、自分の『太陽にほえろ!』愛とトヨタ・ソアラ愛を思いっきりぶつけたつもりなのだが、それでも書き足りなかった(笑)。今回はその補完版として、クルマネタを中心に、ソアラとその"姉妹車"が初登場した『太陽にほえろ!』の1981年を振り返っていきたいと思う。それでは、どうぞお付き合いのほどを。太陽にほえろ!1981DVD-BOXI34,442円Amazon1981年登場のソアラはまったくの新モデルとして登場したのだが、前身となったものがある。それは1978
第538話「七曲署・1983」(通算第453回目)放映日:1983/1/7ストーリー深夜の新宿ニューシティホテルにて、西井賢三(52歳)(奥野匡さん)が2628号室の窓から階下の駐車場に転落し、死亡する事件が発生した。午前2時40分、西條と原は2628号室を捜査し、目覚まし時計が午前7時にセットされているのを確認した。西井は東郷建設経理部部長で、神奈川県相模原市北町3-2-2に住んでいた。西井の直接の死因は墜落時の衝撃による全身打撲、複雑骨折、内臓破裂だった。西井は肺癌を患