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詩雨はふるふる、城ヶ島の磯に、利休(りきゅう)鼠(ねずみ)の雨がふる。雨は眞珠か、夜明の霧か、それともわたしの忍び泣き。舟はゆくゆく通り矢のはなを濡れて帆上げたぬしの舟。ええ、舟は櫓(ろ)でやる、櫓は唄でやる、唄は船頭さんの心意氣。雨はふるふる、日はうす曇る。舟はゆくゆく、帆がかすむ。詩の意味と考察雰囲気を感じて下さればいいと思いますが、少しだけ言葉の説明を。「利休鼠」とは、緑色を帯びた灰色のこと。多くの本に「利久鼠」となっているのが
6月24日は遠松忌6月24日は、高木顕明の誕生日で、命日なんです。この苦しくなるような事実、誕生日といっても彼は1864年6月24日(元治元年5月21日)で、江戸時代の生まれですね。なかなか新宮へ行けない私です。最近、遠隔でも法要が観られるようになりました。今年のです。令和5年遠松忌法要尾畑文正記念法話令和5年6月17日遠松忌法要記念法話同朋大学名誉教授尾畑文正先生の法話です。www.youtube.comそしてなんと!浄泉寺の山口住職さんが、2000年に行われた、
与謝野鉄幹・明治6年(1873年)2月26日生~昭和10年(1935年)3月26日没(享年62歳)誠之助の死大石誠之助は死にました。いゝ気味な、機械に挟まれて死にました。人の名前に誠之助は沢山ある、然し、然し、わたしの友達の誠之助は唯一人。わたしはもうその誠之助に逢はれない、なんの、構ふもんか、機械に挟まれて死ぬやうな、馬鹿な、大馬鹿な、わたしの一人の友達の誠之助。それでも誠之助は死にました、おお、死にました。日本人で無かつた誠之助、立派な気ちがひの誠之助、有