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すみません、下書きのままでしかも今日一日中運転してて気づきませんでしたこんな時間にアップするのも迷いましたが大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN「和さんも、やっぱりあいつと同じで、俺のこと信じてはくれないんですね」悲しげに微笑み俯く智くん。ハッとした。そうだ、俺、あの時は山下さんに偉そうに言ったくせに。結局は智くんを信じてあげられなかった。「二宮さん、楽しかったです。ありがとうございました」俯いたまま智くんはそう言って、俺の手を離して店から出ていっ
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideニノ何か良い方法がないかなと考えていたら、にのが、智の背後を見て驚いた顔をした。智と一緒に何?って振り返って見てみると、🐈⬛サトシが庭の木の高いところに登って僕達を見下ろしてた。で、多分演技だと思うけど、落ちそうなフリしてみたり。「🐈⬛サトシッ、危ないっ!」にのがそう叫んで🐈⬛サトシに手を伸ばした途端、🐈⬛サトシは木から智の背中目がけてダイブした。僕は智の腕の中から、にのの方に向かってジャンプした。智は僕が落ちたと
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN入ってきた学生さんの顔にしばし見惚れる。艶のある黒髪で、少し長めの前髪を耳元で後ろに流している清潔感のある髪型、鼻筋が通っていて、細くて綺麗な眉に優しげに垂れた目。とにかく整っていて美しい高校生の男の子だった。高校生って分かったのは、割と有名な私立高校の制服を着ていたから。「あの……?」じっと見つめてる俺に気づいたのか、訝しげに少し眉をひそめてる。ヤバイ、不躾に見過ぎた。「あっ、すみませんっ、初めてのお客様だったのでつ
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO耳に舌を差し入れただけで、甘く身体を震わせる和。初々しい反応に、笑みが漏れた。耳を攻めるのをやめて、上から和をじっくりと見つめる。身体を中途半端に隠しているバスタオルが、やけに色っぽく見える。隠された部分を全て暴きたくなるんだ。「和……、良い?」和の全てを俺のものにしても良いかと訊ねる。恥ずかしそうに目を伏せて、逡巡する和。「智……、俺、まだ誰とも経験なくて……」和が中学2年から俺と付き合っているん
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN衝撃で漏れそうになった声を慌てて飲み込む。何で……!?女性をおろしてすぐに俺に寄り添っていた大野さんが、パニック状態に陥りかけた俺を支えるように強く肩を抱いた。「大野さん……、も、行こう」早くこの場から立ち去りたくて、大野さんの服の裾を引っ張る。何かフラフラする……。ここまでで俺の記憶が途絶えた。俺は、そこで倒れたんだ。次に目覚めた時は、知らない部屋の布団の中だった。心配そうな顔をした大野さんが俺を覗き込んでいた。
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN俺の願いも虚しく、智くんはコクッと頷いた。「そ、なんだ……」じゃあ、智くんが俺に近づいたのは、やっぱり『Tendre』のため?俺の好意に気づいて、それを利用した?目の前が真っ暗になる。俺は今きっと酷い顔をしている。「和さんっ、話を聞いて」俺の手を握ろうとした智くん。俺は咄嗟にその手を振り払った。「触んないでっ!」こんなに大きい声を出したのはきっと初めてで。智くんも驚いて動きを止め、俺の手を握ろうとしていた手をぎ
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN泣きながら話したから、話し終えた時にはもう顔もぐちゃぐちゃで、大野さんの服も涙で濡れていて。今まで誰にも吐き出せなくて、心でずっと拗れてドロドロに滞っていた気持ち。でも口に出すと気持ちの整理も段々ついてきて、何だか落ち着いてきた。「カズ、今の全部聞いて思ったんだけど……」重たい気持ちをぶつけて嫌じゃなかっただろうかと心配していたので、何を言われるかドキドキした。「カズは我慢し過ぎる。どうせ相手に迷惑かけるとか気を使って言え
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideニノ智の大好きな人間の事が気になって、僕は智が仕事に出た時にこっそり後を尾けた。でも、すぐに見失っちゃって。そして迷子になっちゃって。「にゃーんっ、にゃーっ(どうしようっ、智っ、ふぇっ)」公園で俯いて泣いてたらそっと煮干しが差し出された。顔を上げてみたら、綺麗な漆黒の毛色の猫さんがいた。毛並みは艶々で僕のぽにょぽにょお腹と違って引き締まったしなやかな身体。見比べて恥ずかしくなるぐらい。そして、青い瞳で、瞳と同じ色の首輪
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideNそれからも高校生の彼は毎朝パンを買いにきてくれた。朝のピークに忙しい時間を過ぎて落ち着いた時間に来るから、自然と会話する時間も増えていった。彼の名前は大野智という。有名大学付属私立高校に通っていて、3年生になったばかりの17歳。学年でいうと俺の6つ下にあたる。系列の大学にそのまま進学が決定しそうなため、受験勉強のために塾には通ってはいないとのこと。ただ系列の大学とはいえ、普段から成績が良くないと進学するのは無理だろうから
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルです最終話ですsideN「んっ……」先輩の腕の中で目を覚ました。身体もシーツも綺麗で、脱いだコートもきちんと掛けられていた。そのそばには、きちんと畳まれたマフラー。「もうっ……、マフラーする度に思い出しちゃうじゃん」マフラーで目隠しされて与えられた快楽。今も思い出してもドキドキして疼いてしまう。火照る身体をクールダウンさせようと、先輩の腕からそっと抜け出して起き上がった。「えっ?!」昨日は無かったのに足元に大きなツリー
松本潤様お誕生日おめでとうございますこんなに素敵に年齢を重ねていく嵐の皆様がいつまでも大好きですお仕事忙しそうですが、健康には気をつけて(潤くんはきちんと気をつけてそう)益々のご活躍をお祈りいたしますこちらのお話、いつもの明るいテイストではありません↓を読み、ご自身の判断でお読みください『明日からのお話について』こんばんはいつも読んでくださりありがとうございますROCKYOU182の最後にも書いてましたが、明日から違う大宮のお話をアップしていきますサヨナラのあとで…ameblo.
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideNアマネさんは妊娠していたけど、勿論智の子ではなく、色んな人と関係を持っていたので誰の子なのか自分でも分からないみたいだった。智の記憶が無いのを良い事に、智の子と偽って、記憶が戻る前に結婚に持ちこもうとしていたみたい。そして、庇って落ちたと証言した人は、実際目撃はしていなかったけれど、警察に疑われたら困ると泣いて頼むアマネさんに同情して証言したとの事だったみたいだ。智がシャワー中だって言って俺からの電話に出たのは、指輪の刻印がK
今日から新しいお話ですROCKYOUはしばらくお休みです💦すみません今回の大宮さんは、この大宮さんでした予想、当たってましたか?本編を読んで無い方はお先にこちらからどうぞ『恋の魔法♡1』バレンタインの短編ですROCKYOUはしばらくお休みです大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN「あのっ、付き合ってください」「いーよ、面白…ameblo.jp大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN「ねぇ、先輩、お願いがあるんだ」いつものように屋上で
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideNそのまま裸でピッタリくっつきながら、色々話す。大野さんの故郷は、ここから何光年も離れたところにあるんだって。宇宙人っぽくないのは、故郷と地球がかなり似ているから、違和感なくとけこめるみたい。あと、大野さんちは両親の他にお姉さんがいて、賑やかな仲良し家族なんだって。家族の事を話す大野さんの顔がとても優しくて、本当に仲が良いんだろうなって羨ましくなる。俺んちは……。母は俺が小さい頃、俺と父を捨てて男と逃げた。母にはそれから
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN智くんのキスは、今までと違って、深くて激しくて。啄む優しいキスと全然違う。俺の口内を智くんの舌が蠢き、俺の舌を絡め取っていく。触れ合ったところから熱くて、痺れていく。「んっ」腰砕けになりそうな俺を支える智くんの力強い腕……。のはずが、バランスを崩して一緒にソファに倒れ込んだ。智くんが俺を庇うように倒れ込んだから、俺が智くんの上に乗っているんだけど。「智くん、大丈夫?」「大丈夫です……、すみません」具合
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO「和っ、大丈夫か?」思い切り教室のドアを開けて乗り込む。和が屈強なガラの悪い男たちに囲まれて何か強要されている、そんなのをイメージしていた。でも教室にいたのは和と……、誰?和に向かい合って立っている子は、和より小さくて、細くて、幼い顔をしていた。「先輩……」困った顔で俺を見る和。どういう状況か分からないけど、とりあえず和を守れるように傍に駆け寄った。「こいつ、誰?」「一年の笹木柊(ささきしゅう)と言います。あのっ
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN今日は閉店間際にスーツ姿の男性が現れた。初めて見る顔で、顔が小さくて整っていて、スラッと足が長い綺麗な男性だった。その男性はパンを買ってから名刺を差し出してきた。「私、『Tendre』の櫻井翔と申します」『Tendre』は有名パン屋さんで、フランチャイズなどで全国展開も行っているパン屋さんだった。そこの社員の人が何故?って首を傾げていたら、閉店後に父さんと話をしたいという。ほぼほぼ智くんの専用スペースになっていたから、あ
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN離婚が成立しても、父の影に怯え、段々遠くに逃げるうちに北海道にたどり着いた。今でも父の事を思い出すと、過呼吸になったり、冷や汗が出て倒れたりするらしい。だから俺には会いに来られなかった。「こんなの、ただの言い訳です、本当にごめんなさい」母の目の前に居るのは大野さんなのに、ずっとうわ言のように謝り続けてる。俺も父にはたくさん侮蔑の言葉をぶつけられた。それでも俺には助けてくれる人がいた。母には助けてくれる人がいなかったんだ
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN毎朝の雪かきは、本当ならば疲れる作業なんだけど、智くんが手伝ってくれるようになってからは、かなり早くに終わったし、ただただ楽しい作業になった。早く終わってからは2人で雪だるまを作ったり、かまくらを作ったり。かまくらは……、まだ雪が足りなくて小さいものしか作れなかったんだけど。2人一緒に入っちゃってドキドキしてしまったんだよなぁ。「狭いね」そう言って何の気無しに智くんの方を見たら、物凄く間近に智くんの顔があったから。一瞬見
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN見惚れていたら、再び重なってくる唇。チュッチュッと何度も優しく啄んでくる。そのうち唾液の流れた痕を唇が追ってきて。その甘さに酔いしれたいけど、俺の頭はまだハテナでいっぱい。「ちょっ、待っ……、大野先輩っ」胸を猫パンチして離れる。「何……?」邪魔されて不機嫌そうに唇を尖らせてる。大野先輩、こんな可愛い顔もするんだなんて……いやいやいや、そんな事思ってる場合じゃない。「だって、大野先輩、二
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN「二宮さん、俺、大学に行くのやめました」「えっ!」今度はしっかりと聞こえて、その内容に驚いて大きな声を上げてしまった。「智くん、大学行かないって、どうして?」「俺、将来はパン職人になりたいんです」パン職人になりたくて、俺が通っていた専門学校を受けたという。「智くんのお父さんとお母さんは、それで良いって言ったの?」「うちは、放任主義なんで大丈夫です。むしろ俺にやりたい事が見つかって喜んでくれているぐらいです。それで、
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですside僕、猫。生まれた時からずっと猫。飼われてるわけではなく、こっそりと古いお家に住んでる。優しいお爺さんがご飯をくれるんだよね。ポカポカ縁側で日向ぼっこもさせてくれる。僕はお爺さんが大好きだった。でもさ、最近お爺さんはお星様になってしまった。寒いしお腹空いた……。お爺さんの居なくなった縁側は、何だか冷たくて寒くて。夜だからって事ではなくて、お爺さんが居ないから全然ポカポカしなかった。ぼんやり縁側で空を見る。ピカピカ星が
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN「やっぱりニノちゃん知らなかったんだ?俺も今日知って、早くニノちゃんに教えようと思ったんだよ。こいつは『Tendre』のスパイだから気をつけろってさぁ。ほーら、だからあんまり仲良くしない方が良いって忠告してやったのにさぁ」「スパイではありません」山下さんを睨みつけながら智くんが言った。「でも、『Tendre』の社長の息子なんだろ?」「貴方に言う必要ありません」その言葉に山下さんは激昂して更に悪態をつくんだけど、智くん
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideOとりあえず、寝室で和が寝ているから静かにって言ったら3人全てを悟ったみたいで、無言でニヤニヤして俺を肘でどついてくる。リビングで4人静かに話し始めた。「大野さん、俺、大野さんが大変な時に全然連絡とれなくてごめん」潤が座った途端に謝ってくる。潤は買い付けに出た先でスマホが故障したらしく、しばらく連絡が取れなかったらしい。「でも、指輪に刻印を彫ったのは大野さんで、俺は何て彫ったか教えてもらえなかったから、結局は連絡取れても役に
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN「あれ、最近引っ越してきたって子?あの制服、◯大学附属高校のだよね?」出て行った智くんを見て、近所の商店の山下さんが訊いてくる。「そうですよ」「あの高校まで結構遠いのに、わざわざこの辺に引っ越してくるなんておかしくねぇ?何か訳アリなんじゃないか?ニノちゃん、あんまり仲良くしない方が良いぞ」そう言って俺の肩をベタベタ遠慮なく抱いてくる山下さん。この人のこういうスキンシップが昔から苦手で、俺はスッと離れる。確かに高校3
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN先輩は玄関のドアを開けて、入るなり鍵をかけた。カチャッて鍵が閉まる音を聴くだけで、ドキドキしちゃう俺はやっぱり……淫乱……。だよね?そんな事を考えながら先輩を見つめる。「何か、鍵閉めると和を閉じ込めた気分になって昂るわ」クククッて悪い顔。そんな顔にさえドキドキしちゃう俺と先輩はきっと同類なんだろうな。「ふふっ、俺、まだ自由に逃げられるよ」ドキドキを隠すように先輩の腕をすり抜け、靴を脱いでリビングへ。「あ、
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideOその日は学校に行ったものの、早く和さんと話したかったり、どんな反応をされるのか怖かったり、複雑な気持ちで、授業はほぼほぼ上の空だった。『Tendre』が出店するって噂が出ているって事は、俺が社長の息子だって知っている人が居るということだろう。それが和さんの耳に入る前に、きちんと自分で話したい。そう思うと本当に落ち着かなくて。しかもそんな日に限って早く帰れなくて。バスを降りたら走り出していて、閉店間際に店に飛び込んだ。「和
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN父さんはああ言ってくれたけど。智くんの将来の事を考えたら、やっぱり俺の気持ちは伝えるべきではないって思うんだ。そんな事を考えながら雪かきをしていた。「二宮さん?何かありました?」「えっ、何もないよ」「何か、元気がないから」そう言って心配そうに眉を寄せて難しい顔してる。「ふふっ、ここ、皺寄ってる。格好良い顔が台無しよ」眉間の皺を撫でながら言うと、智くんは目元を少し赤くした。平静を装っているけど照れてる。可愛い。
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideO「先輩?」謎の物体と格闘していたら、和が教室のドアからひょっこり顔を覗かせた。時計を見ると、結構な時間になっていて。周りも帰り支度を始めていた。「和、もう帰るか?」「うん、先輩は帰れそう?」「ん、もう終わるから待ってて」「はーい」翔くんに手招きされて、和がトコトコ教室に入ってくる。クラスメイトも既に見慣れた光景なのか、特に気にしていない。まぁ、和が可愛くて目で追っている奴はいるけど、そういう奴にはキッチリ睨みを効
大宮妄想小説ですBL要素含みますパラレルですsideN確かに鏡を見たくないと言ったけど、これじゃあ鏡どころか何も見えない。っていうか、俺は何も見えなくなったけど、先輩には普通に丸見えって事だよね?それって物凄く恥ずかしいんじゃ。思わず自分の身体を抱き締めるようにして隠す。近くでバサッと音が聴こえた。多分先輩が服を脱ぎ捨てたんだと思う。でもそれからは先輩が近くにいる気配は全く感じられなくて、段々と不安になってくる。「先輩……、居る?」「居る……、和の事見てる」艶を含んだ