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恐怖の電話確認②この日が来てしまった…また、嫌で嫌で仕方がない日が至上初の胚盤胞まで行くか?!しかし、この6日の間、私は悟ったのです。もうこれは、神に祈ろうが、どんな願掛けをしようが、仕方がないと。化学反応なんです。受精も。分割も。仕方ない、だめならそれは、卵がそういう運命だったのだから。電話をかける。「はい、KLC培養室です」unexpectedlyとてつもなく不機嫌そうなすごーく不愛想な声機嫌悪いの?ってくらいの人が電話に
こんにちは!ういです前回からかなり更新が空いてしまい、申し訳ありません。2019年11月、2回目の採卵をおこなって以来の更新です。2回目の採卵の受精・凍結結果はこちらから。なぜこんなにも期間が空いているのかというと、理由があります。生理が来なかったからです。もちろん、妊娠を疑ったわけではありません。私はかなりの月経不順で、自然周期に任せると2カ月くらい生理が来ないことも珍しくないのです。しかし不妊治療を始めてから生活習慣も見直しているし、不順もかなりマ
男性培養士の立会い、絶対お断り①の続きです。決して男女差別の視点で書く訳ではないけれど...。タイトルよりそのように感じそうな方はスルーしてください。〜〜(続きです)〜〜初の胚移植の時の衝撃を引きずったまま帰り、、、旦那(あ、当時はまだ付き合っていた彼)に話したところ、「そんなの、いちいち気にすることないんじゃないの?」「向こうは全然気にしてないでしょ〜」と一瞬で終わり。き、気持ちを共有できない。。。どうせ、男のあなたには女の私の気持ちなんて理解できないんでし
こんにちはーやっといいお天気になりました朝から掃除に洗濯にガンガン動いてます。昨日は土砂降りの中、旦那さんが持ち帰った竹や紅葉を泥だらけになりながら植えてました。極薄ラインになってしまった検査薬の成せる技です。旦那さんも止めやしない。まだ決定ではないんですが、明らかに体調も違うし、身体が軽くなったような気がします。(気のせいかな?)ふぅ。これからどうしましょ。8ヶ月の治療と流産が心身ともに辛く、5ヶ月のお休みを経て、3月から治療再開で採卵を始めて、ようやく2個
こんにちは、培養室です。培養士がどんな仕事をしているのか先日の記事(→はじめまして、培養室です)に書かせていただきましたが、今回はその培養士が普段仕事をしている『培養室』についてご紹介します。当院の培養室は二階の奥にあります。そして培養室には窓が一つもありません。なぜ窓がないかというと…受精卵は本来母体内にあり、外からの光や紫外線などが当たらない環境にいるはずです。したがって、受精卵を培養する部屋も体内と同じような環境を再現する為に、紫外線の入り込む窓をなくし、かつ部
【胚発生その③】皆様こんにちは!今回は初期胚の評価方法(グレード)について説明します当院では、初期胚のグレードを以下のように表記しています。まず、先頭の数字は、割球数(細胞数)を表しています。培養3日目の初期胚の標準的な成長速度は8細胞です。当院の場合は、6細胞以上で凍結・移植を行っています。真ん中のfはフラグメントのことで、続く数字はそのフラグメントの割合を示します。従って、fの後の数字は、小さいほど評価が高いということになります。(割球やフラグメントについ
メディカルパークでの精液所見の基準値をアップデートしましたのでお知らせ致します。精液の基準値は、WHO第五版より、「1年以内にパートナーが自然妊娠した男性の精液所見」をもとに決められています。自然に妊娠した男性のうち、精液所見の低い下位5%を境界線として基準値が設定されています。第5版では調査地域はヨーロッパ、アメリカ、オセアニアのみでしたが、今回の第6版ではアジア、アフリカを加え、より全世界的なデータとなりました。上の基準値の推移を見ると、精液量、精子濃度、運動率は第五版の2010