在宅診療

癌の終末期の人がどういう過程を経て亡くなるのか、私は事前にネットで調べていました。本当ならこんな検索したくなかった。記事を読みたくもなかった。怖かった。でも、何の予備知識もないまま旦那が亡くなったら、後悔する。前もって知っておけば心の準備もできたし、亡くなる前にやりたいこと、言いたいこと、聞きたいことなどもあったのに。後からそう思うのが嫌だったから、いたって冷静に亡くなるまでどういう推移をするのか調べました。うちの旦那みたいに病気が分かった時点でステージ

最近耳にした話なのですが、在宅診療所の中には夜間にかかりつけの患者さんの状態が悪くなり電話をするとコールセンターに繋がり直接そのクリニックの医師に連絡がつかないところがあるそうです。在宅をメインに行っている診療所はほとんどが在宅支援診療所の認定を受けており、そのためには365日24時間の往診の体制がなければいけません。であれば、かかりつけの患者さんからの連絡は主治医につながらなければいけないはずです。私は在宅支援診療所となってからは常に電話をもって夜間休日を問わず連絡が着くようにしています。

不調が続き、腰痛発症、抗がん剤治療ができなくなり、緩和ケアへ移行となり、訪問診療ではなく外来通院を選びました。その病院はちょっと交通の便が悪い。腰痛があるため、バス停から徒歩10分もちょっと辛いところ。でも、がんばった。病院に到着したけど、肩で息をしている状態に病院というより診療所。代表の医師に会い、今後の治療法など話をしました。私の場合は悪性腫瘍による痛みを緩和すること。腰痛に関しては…🧒今通っている接骨院の先生が鍼治療もオススメすると言っていたがご紹介いた

〈6月初めの地域連携室で〉もう治療法はなく緩和ケアを、と主治医から言われた5月の外来の時点で、息子は、家で最期を過ごすことを希望した。その旨をその場で主治医が院内の地域連絡室に伝えていた。ところが、相談の日。担当者は、家で最期を、という息子の希望や今の状況を知らないようだった。それどころか、息子にあまり時間がないことへの想像力にも乏しいように感じた。胸水が貯まった時に抜けるかどうかはわからない、癌専門の在宅診療かわからない、この距離で来てくれるかわからない。「それはわからない」を繰り返

今日は急きょ病院に来ています。お腹が痛いところがあって。もう何ヶ月も前から症状はあって健康診断もそのあたりだったのでもし何かあったら引っかかるかなと思ってた。でも検便では異常なく。でもここ2、3日、痛みがずっとあって受診することにしました。もしかしてすぐ検査になったらに備えて朝食抜きで来たけど検査はやっぱり後日。いきなり内視鏡でなくエコーを見てからということに。日頃の暴飲暴食が原因なのかな〜気をつけなければ。私のかかりつけ医訪問診療に力を入れていて午後は

1月27日(水)🏡🏡(隔週)在宅診療の日🏡🏡足(脚)がパンパンに浮腫んで来てしまったので、利尿剤を処方していただきました先生の中では想定内のご様子で👨‍⚕️ああ、来ましたね❗️って感じ。無類の猫好き先生で、訪問のたびに我が家のニャンズを😻たらちゃ～ん😹はなちゃ～んて、可愛がってくれます。利尿剤取り敢えず2週間分いただきました。少しは軽減されるといいんだけどね～、この痛みが少しは緩和されるといいんだけどね～しばらく様子見ってところかしらね

もう朝になる。夜中もずっと咳をしている。夜通し咳が続くことは今までになかった。これじゃ寝てないだろうな。息子の部屋をのぞく。スマホの灯りが見えた。ベッドに横になってはいるが、起きていた。明日（もう朝だから今日の意）病院に行こう、と言うと、咳混じりの声で「うん」と返事をした。こんなに咳が続くことはなかったので、色々な思いが頭を巡る。息子は左股関節は偽関節、その股関節から膝まではチタンが入っていて、膝は人工関節で、ほぼこちらの足には力が入らない。ベッド上で、体の向きを変えのは、

最期は溺れるように苦しく、あまりの苦しさに、鎮静薬で眠らせることもあるという。聞かなければよかった。いや、聞けてよかった。頭から離れない。考えれば考えるほど。考えるのをやめられない。思いの外、心に受けた衝撃が大きい。でも、知りたいと言ったのは、わたしだ。緩和ケア認定看護師と面談をした。とても柔らかな声で、穏やかに話しをしてくれた。わたしの話を遮ることはせず、言葉を選ぶわたしのことも待ってくれた。なぜそう思うのか、と問い、わたし自身が何に不安を感じているのか、気づかせてく

咳と息苦しさに悩まされて2週間。一昨日、意を決して強風の中よろよろと、クリニックへ行き、「大学病院で胸水を抜いたけど、咳と息苦しさが良くならないので何とかならないか」と言ったら、その診察中に酸素吸入器を手配し、別の薬の処方箋をくれた。その処方箋をもって、調剤薬局に行き、昨晩から飲み始めたのが、トリアゾラム錠！以前、睡眠導入剤として話題になっていたハルシオンだった！効果が早くて依存性があるらしいが、確かにすぐ眠れて朝まで起きず久しぶりにゆっくり眠ることが出来た！朝5時半に目が覚めた時、いき

先程、在宅医療、在宅看護についてケアマネジャーさんと本人交えて今後の打ち合わせを行いました。あくまでも、治療を前向きに行う為にサポートをより強化していく事が目的です。既にケアマネジャーオススメのクリニックが有り、２４時間対応、患者に寄り添ってくれる医師との事で即決。医師は２週間に１度の往診。看護師は週に１度来て頂く事になりました。また、手摺や杖、介護ベッド、車椅子のレンタルも手配。発症から直ぐに介護申請をしていた為、色々なサポートがスムーズに進められました。妻の体調はあまり食べられない

11月に入り姉の体力はさらに落ちていきましたちょっと息苦しい感じがするとのことで酸素は2リットルから2.5リットルへ痛みどめのモルヒネの量も少し増やしましたがほとんど辛そうな表情はなく腹水も増えずにお腹はペタンコ足もすっかり浮腫がひいて細いまま胸水も抜くことはなく咳や痰もでずに毎日静かに、穏やかに眠っていました食事は固形物は食べたくないとのことでほとんどがフルーツジュース朝起きてまず飲むのがグレープフルーツジュース🍹グレープフルーツジュースは吐き気がある時からずっと飲

胃ろうの適応となるかどうかは嚥下機能を評価して判断します。嚥下機能評価検査には造影剤を飲んでレントゲンの透視で検査する方法と、喉頭ファイバーを用いて直接見ながら嚥下の状況を検査する方法とがあります。当院では胃ろうの相談を受けたりした時に適応があるかどうかは喉頭ファイバーを用いた嚥下内視鏡検査で評価します。しかしこの嚥下機能の結果はあくまでその時点での評価で、病気の状況や栄養状態で改善してくることもあります。嚥下機能が悪く胃ろうを作った方でも、栄養状態が良くなると嚥下の機能も回復して普通にご飯を

在宅医療は高度な専門性より広く浅く色々な医療知識が求められます。しかし知識は自分で勉強する事である程度は会得する事が出来ますが、経験はそういうわけにはいきません。在宅医療で求められることに自宅でのお看取りがあるのですが、半分以上はがん末期の看取りです。がん患者とその家族にどう接すればいいかは経験が相当大きなウェイトをしめます。臨床医として経験を積んできた医者でもがん緩和医療の経験が豊富な人はさほど多くはありません。がん末期で死期がせまった患者さん家族をサポートするのは大変に難しいことです。病状に

ずいぶんご無沙汰してしまいました。仕事が忙しくてというより、完全に現実逃避です。夫が亡くなってすぐに、お世話になった在宅診療の薬剤師さんに、お薬代とかを支払いに行った時に言われた言葉が「半年後くらいが、また辛くなるんですよね」でした。4/15でその半年。なんだか遺影を見ていると、辛いとか悲しいももちろんあるんだけど、信じられない、これって現実？って、気持ちが大きいです。職場でも知り合いの前でも、明るく振る舞う私。ほんとうは、寂しくて寂しくてたまらない。そんな正直な気持ちを聞いて

4月2日、在宅診療所のドクター3人やナース訪問看護ステーション、ケアマネさんも集まりました。我が家に大人がこれだけ集まったのは初めてかも⁈いろいろな意味で、リフォームしててよかった…問診や診察を含め、夫のこれからの話をしました。にゃんこ🐈も皆さんにご挨拶して新しい薬局からお薬を受け取っていよいよと動き出したのですが…夜に発熱、食欲なし。痛みのコントロールが上手くいかなくレスキューの薬がなかなか効かず何より腸が動いてないと言い出しました。訪看さんに連絡してからは、ドクターが