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甲板に向かってくる1つの影。見えたのは俺たちのリーダー。「与…さん」「なんで、ここにいるんだ…?司令室は誰がいるんだ」与はニヤリと笑った。それと同時に一機のの小型戦闘機が近づく。そのマイクから「司令室には俺がいます」「その声…路唯⁉︎なんで…?」「その問いの答えは後です。島が近づいてきています。潜入準備に入ってください。島のシステムに先に侵入しています。また後ほど。」それだけ言い残すと戦闘機は島の方へと飛んでいく。与がコートを脱ぎホルスターを装着する。手首に予備弾倉をセットしコート
そのデブな中年は風雅の髪をおもむろに掴み持ち上げた。その痛みに風雅は顔を歪める。「君たちのぉ、目的はコレだろ?でもこのおもちゃは渡すつもりはないんだよね」ヒヒヒヒと不気味な笑みを浮かべ「おや、よーく見たらブレインマシンインターフェースの一人者鯵坂博士のご子息じゃないですかぁ?そして自衛隊幕僚長のご子息までいらっしゃるとは…。ますます俺はついてるなぁ」相変わらず不気味に笑っている。怒りで身体が震える。風雅は未だに髪を掴まれたまま苦しそうにしている。「お前が何を目的にしているのか全
店を出てすぐ、与から来たメールを見た。『島から4時の方向。生体反応がある。確認したい』つまり飛ばせ…ということか。本部棟へと急いだ。司令室に入ると監視モニターをずっと見つめる与の姿が。モニターには一台の小型ヘリ。そのヘリの形状、そして記章に見覚えがあった。「管理機構のヘリ…!」与は眉間にシワを寄せる。ピカッと光が見えた。「これは、ヘリオグラフ…」しかしモニターからだとよく見えない。私はすぐに偵察機を発進させた。司令機の高度は保ったまま、機体を向き合わせた。また、ヘリから通信が入る
唯、普通に生きたかっただけなのに実現出来なかった。普通とは、唯単に家庭を持ちたかっただけだったのに持てなかった。唯、子供を持ちたかったのに持てなかった。大きな原因は精神病の強迫性障害に罹患してしまたからである。それで、私の望みは不可能と言う現実となった。嘆いてもどうにもならない。これが現実であり、事実である。どうにもならない事もある事が事実なのである。この境遇を受け入れるしか仕方が無い。家庭を持つ事が大欲であろうか。自問自答をたまにする。いつも大欲で