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【光の春】「春の光」といえば、春の山、春の川のように春全般に使われる季語ですが、「光の春」といえば、立春の頃に限定された季語になります。立春の気温はまだ低く、寒さの厳しさを感じる頃ですが、どんなに寒く、どんな大地が凍っていても、光だけは春を感じさせてくれる。「光の春」にはそんな意味合いがあります。実際に立春の頃の太陽の強さはすでに冬至の1.5倍。昼の長さは1時間以上長くなっています。そして春の後半には「音の春」という言葉があります。雪解けの水が勢いを増し、滔々と流れる水の音。たとえ見え
こんにちはルナワークス編集部です今回も、和暦手帳「日々是好日」を今まで購入してくださった手帳使用者様から届いた、感想メールの内容をお伝えします。走り去ってしまうように感じられる日々の中で、季節の巡りに思いを寄せたり、先人の智慧に感じ入ったりと、折々に愛読しています。I様季節や自然、足元の豊かさに気づかせてくれる。N様毎年楽しみにしております。十年以上俳句をやっています。この手帳があると、季語と実生活が結びつくので、とても勉強になります。N様
今日は和暦日々是好日2022年版の師走のページに掲載している私の大好きな季語をひとつご紹介します。暖鳥ぬくめどりと読み、温め鳥とも書きます。暖鳥暖鳥とは鷹匠の言い伝えによるもので、大鷹や隼(はやぶさ)は冬の寒い夜、凍傷にかかりやすい足を暖めるためだけに小鳥を捉え、翌朝、小鳥を放した方角を見送ると、その日一日、その方角に狩りにいかないといわれている。小さなものや生き物に暖かい目を注ぎ続けた一茶や子規が好んだ冬の季語。寺山修司を始め、多くの俳人を輩出した青森の俳誌