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3月16日日曜日は朝から雨なので西尾市の岩瀬文庫に行ってきました。西尾市岩瀬文庫古書のミュージアム西尾市岩瀬文庫特別展『新編西尾市史別編1/資料編4』刊行記念隠れた宝再発見。長ったらしいタイトルの企画展現在、『新編西尾市史』の編さんが進行中です。その過程では、地域に残された歴史資料の発掘と再検証が精力的に行われてきました。これらは西尾の先人たちの生きた姿や文化を伝える資料であり、後世に残していくべき大切な「宝」であります。
見逃し・同時配信-大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」-NHK地本問屋から市中の販売の締め出しを食った蔦重。起死回生の花魁の日常を描いた浮世絵の豪華本。花魁も絵師も何もかもが豪華なので価格が高く売れません><新たな一手を講じなければ、廓の旦那衆に顔が立ちません。おまけに吉原の廓の中でも仲間割れが起き蔦重の細見(吉原のガイドブック)は置かないという店まで出ることに。。。この膠着状態を破る一手を大文字屋の旦那が提案します。それは48年ぶりの日光社参を眺めているとき
愛知県西尾市岩瀬文庫で大河ドラマ・べらぼうのミニ展示が開催されています。これは令和7年1月7日(火)~12月の間に岩瀬文庫に所蔵されている、大河ドラマ関連の書物を展示公開する企画です。>>詳しくはこちら|岩瀬文庫公式サイト大河ドラマに出てくる書物は実在したもので、この時は籬の花(まがきのはな)、身体開帳略縁起(しんたいかいちょうりゃくえんぎ)など数冊が出展されていました。特に気になったのが青楼美人合姿鏡(せいろうびじんあわせすがたかがみ)。これは遊女の日常を描いたも
唄好み女を愛し継之助うつけの腹に志据え😸河井継之助は芸者遊びが好きで、特に自ら三味線を手に唄うのを好んだようです。時には芸者遊びの席に、世間知らずの奥方を連れて行き、共に興じたようです。どこか高杉晋作に似ています。そして継之助は女郎遊びが好きだったようで、「べらぼう」でも知られています「吉原細見」を手に花魁遊びをしていたようです。ただし、テレビのように夜ではなかったようで、諸国の重席にある人達は、昼に吉原に集まり、花
浮世絵などの版元としてこれまで幾度となく名前を聞いていた蔦屋重三郎。この「版元」の役割とは今でいう出版社、と思っていたけれど、先の印刷博物館の展示で、かなりカバー範囲が広いことを知りました。下の図は印刷博物館のパネル展示です。まずは企画立案を行い、絵師に発注。下絵を受け取り、検閲手配。次に下絵を元に彫師に版木制作を依頼。色別に制作された版木一式を納品させ、それを今度は摺師に渡す。試し刷りが作成されると、下絵を制作した絵師とともに版元はイメージ通りかどうかチェック。
昨年、藝大美術館で見た「大吉原展」を契機に、浮世絵ぐらいでしか知らなかった吉原がにわかに現実味を帯び、同時にその煌びやかさの裏にあまたの悲劇や悲惨な末路があったことを実感。もう少し知識を得たいな、と思っていた昨夏、「吉原細見」関連の講演会があることを知りました。申し込んだものの残念ながら抽選で落選。それならば、と出かけたのがTOPPAN付属の印刷博物館でした。常設展で「吉原細見」を見ることができると知ったので。吉原遊郭ガイドブックとして知られる「吉原細見」は、いまでいうならプロ野球
10数年前、ヴェネツィアのコッレール博物館に行ったときの事。出口付近で、ガラスケースに入れられた骨のようなものを見たことがあります。ああ、これが聞きしに勝る粋筋の女性たちの靴か・・。作家・須賀敦子さんは、ヴェネツィアの展示会場で骨のようなものを目撃した、と自著に綴っています。それによると、この骨のようなものは、かつてヴェネツィアの人口の1割を占めていたコルティジャーネ(高級娼婦)たちの靴(ヒール)とのこと。私が骨のような物体を目撃したのは、その本を読んだ後のことでした。(博物館に
(今回は街歩き日記のため長文です)2月11日、久しぶりに浅草へ来ました。江戸時代の版元「蔦屋重三郎」(蔦重)に関するスポット巡りをするためです。まずは浅草の仲見世~浅草寺周辺を歩きました。仲見世周辺の商店街はNHK大河ドラマ「べらぼう」の暖簾がかかっていて大賑わいでした。NHK大河ドラマ「べらぼう」の暖簾浅草寺西側の奥山おまいりまち商店街、浅草西参道商店街は「浮世絵と歌舞伎まつり」で賑わっていました。中でも「江戸巨大提灯(ちょうちん)」に描かれた歌川国芳の寄せ絵「見かけは怖い