ブログ記事172件
杉さんがお家で、段ボールを歩く、微妙な形をした虫を見つけました。海にいるフナムシを彷彿とさせるルックスです。これを杉さんから何なのかと聞かれたとき、「これはシミと呼ばれる昆虫の仲間です。」、と、答えることができました。というのも実はこの虫、生物を専門的に学んだ人の間では有名で、私も大学では昆虫の最も原始的な姿はシミのようだったと教わったことがあります。見てください。フナムシのようでも脚が6本です。これは一般的に昆虫の特徴なのです。と、分かっている風にここまで
前恐竜時代「恐竜時代の前、ペルム紀も、面白いんですよ」この本の企画を編集さんにプレゼンしたときの私の台詞。ちなみに当初の企画名は、『ペルム紀全書』でした。一般に、「恐竜時代」として知られる時代は、「中生代」です。そして、その直前にあたる約2億9900万年前~約2億5200万年前が「ペルム紀」になります。3億年近く続いた「古生代」の最後の時代です。ペルム紀の世界は、次代の中生代とは大きく異なっていました。例えば、脊椎動物に着目すると、中生代に覇権を握る爬虫類はまだ“少数派”
一目で生物だと分かる化石は、多細胞で、骨格や殻など、硬い構造をもつ生物のものです。こういったものが出てくるのはだいたい、5.4億年前より新しい地層からなのだそうです。だから、以降の地質時代は「顕生代(生物が顕れる)時代」と呼ばれます。顕生代は大きく、古生代、中生代、新生代に分けられまして、これは3つだけですから、覚えやすいです。そう、3つならなんとか覚えられるんですよねー。ところが、古生代が6つの紀に細分されているので、覚えにくいです。しかし、ここを乗り越えると、地
46億年の歴史がある地球ですが、時間があまりにも長大なのでイメージしにくいと思うんですよね。そこで、先カンブリア時代、古生代、中生代、新生代と学習した後、まとめとして「地球カレンダー」という取組をしています。「46億年の歴史を365日に置き換えると、どうなるでしょう?」というものです。1月1日を地球誕生、12月31日を現在とすると、古生代の始まり、中生代の始まり、新生代の始まりは何月にあたるでしょう??古生代の始まりについて、何人もの生徒を指名して答えさせま