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流行り廃りは世の常で、ブームが起きてそこら中に出来て繁盛していたのが、ブームが去ると一気になくなっていくのは、最近でもタイ焼きやタピオカなど飲食業界ではよく見て来たと言ってよいでしょうか。ちょっと前までどこの駅前でもネオンを輝かせていたパチンコ屋も、逆風が吹いているのか次から次へと店を閉めてしまい、今では店が開いていると逆にまだやりよるんかと驚くようになってしまいました。大昔には娯楽の中心だった映画館もそうですし、小さいころに市内各所に林立していたボウリング場も今ではどこにあるのか探
ネット上で「幕末の四大人斬り河上彦斎の写真」として広く出回っている古写真について、3年前に記事にしました。興味のある方は下をクリックして下さい。河上彦斎写真の謎この写真は河上彦斎のウィキペディアにも本人の写真として掲載されているのですが、実は出典が不明となっています。そこで調べてみたところ、スペインのアニメファンの方のブログが出どころとなっていて、根拠のないものだということがわかったのですが、その後も調べ続けたところ、ちょっと有力情報かなと思えるものにたどり着きました。この
最近、模型づくりの資料集めの一環から古写真に熱中しているのですが、今回は新発見の可能性がある写真二点をご紹介します。一点目は、かんさんが発見されて、コメント欄より教えて下さいました。私も見たときは興奮で身震いしてしまいました。それが、こちら。焼失前の岡山城天守の全貌を不明門の石段からのぼったところ、本段御殿の跡地越しに見た写真です。岡山城本丸本段には、明治29年に岡山尋常中学ができて以来、校舎が立ち並んでいたので、天守の全貌は見渡せず、今まで確認された天守南面の写真は校舎との間から見上げ
再び古写真に関する話です。昨年5月に『鼓を打つ芸妓の謎』と題して、この古写真の美女のことを書きました。・・・まあ、結局は謎は深まるだけだったという話だったのですが。その後、何か情報はないかとネットを中心に色々と探し回ったのですが、直接的なことではないにしろ、ちょっとヒントになりそうなものをみつけました。それは、ちょっと意外なところに掲載されていたものでした。その意外なところというのは「CVLTNation(カルト・ネイション)」という、ヘヴィ・メタルやパンクなどの音楽
幕末に『公武合体』の証として、天皇家から時の14代将軍・徳川家茂に嫁いだ皇女・和宮(親子内親王)。そんな和宮を写した“唯一の写真”と言われてきたのが、↓画像の和宮が降嫁に際し中山道を通って江戸へ向う途中、信州小坂家で休息した折に、小坂家の写真師が撮影したものである。この写真に『静寛院和宮』と記されていたことから、小坂家では勿論、徳川家でも和宮本人の写真として信じられてきた。と・こ・ろ・が…2011年7月号の『歴史通』内の「古写真探偵皇女和宮の真実」という記事(古写真
【01】吉原遊郭の古写真の街並み【02】吉原遊郭の内部【03】吉原の遊女(明治時代)【04】吉原大門(おおもん)【05】新吉原件の町通り【06】角海老楼(明治40年代の写真)【07】新吉原大門(明治5年~6年頃の吉原大門は、まだ木造)【08】鉄製の大門(明治14年頃の吉原大門)【09】吉原のお座敷の様子(1910年の写真)【10】見世の遊女と客「不夜城、吉原」の中の1枚【11】吉原をゆく人力車
以前に書かせていただいた記事で、(写真裏に静観院和宮と記されていた為)徳川家も認めていた和宮を写した唯一の写真が実は、大和郡山藩の最後の藩主・柳澤保申の正室『柳澤明子』さんであったことが、古写真研究家の森重和雄さんの研究(2011年7月号の『歴史通』内の「古写真探偵・皇女和宮の真実」)によって明らかになったことをお伝えしました。詳しくは下の記事を参照⬇️皇女・和宮ではなかった!?あの有名写真の主『皇女・和宮ではなかった!?あの有名写真の主』幕末に『公武合体』の証として、天皇家から時の
「鼓を打つ芸妓」というタイトルのついた古写真があります。現代でも通じる美人だとネットなどでもよく取り上げられているようですが、明治期の写真家・玉村康三郎によって撮影された写真といわれ、一説には明治43年(1910)に撮影されたものだともいわれています。ちなみに、こちらは彩色写真といわれるもので、白黒写真に色を塗ったお土産用の写真です。この女性について何かわからないかと、色々調べてみましたが、そんな中で一枚の写真を見つけました。こちらです。こちらは「月琴を弾く娘」
原題『MissPeregrine'sHomeforPeculiarChildren』。「ペレグリン(ハヤブサ)夫人の、ふしぎな子供たちのための家」という感じです。ティム・バートンによる映画化のトレイラーはこちら。『映画のトレイラー』むかしは写真撮影というと高価なカメラと面倒な技術が必要だったにも関わらず、奇妙なトリック写真が残っていて、旅行好きな著者はそれらを集めて写真集を出そうとしてたけど、写真に写っている人たちを登場人物にした物語を創作して出版したのがこの本です。いわゆる