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こんにちは。今日は「口唇縮小」という、いわゆる**“ただ切って縫うだけ”**の手術についてお話しします。一見シンプルに見えるこの手術、実はとても奥が深く、繊細な美的判断が求められる難しいオペです。唇は一人ひとり違うからこそ、難しい唇の形は千差万別。オペを行う前に、「どうすれば患者さんの希望にかなう唇になるか?」というデザインの読み取り能力が問われます。美の黄金比を当てはめれば必ず美しくなるわけではありません。ここに、口唇縮小の難しさがあります。「唇の黄金比」って本当に美しいの?
みなさんこんにちは銀座高須クリニック、形成外科専門医の赤石です口唇縮小の続きです。ダウンタイム眉下もそうですが、口唇縮小も筋肉をどれくらい触るかで、ダウンタイムが変わります。私は10日程度(抜糸時)で術前と同じ程度(外に出れる。)1か月で腫れが引いて小さくなる。3-6か月で完成。とお話ししています。溶ける糸で縫合しているので、抜糸しなくてもポロポロ取れてきますが、個人的には経過観察も含め、受診、抜糸を勧めています。
まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。今回ご紹介するのは、唇手術後の傷経過です。どの手術でもそうですが、縫合はいかに丁寧に行うかという事が結果に直結します。唇の手術も同じなのですが、抜糸直後に悪化しているように見えることが高頻度で起こりますので、このことをご紹介したいと思います。まず、唇の縫い方ですが、表面縫合を行う前に中で丁寧に縫う事も大事だと私は思っています。中縫合が終了した状態をお見せします。矢印で示した部分が傷です