1975年の『ジョーズ』の大ヒットにより、映画界では動物パニック物ブームが起こった。巨大化したり、群れをなしたりして、ありとあらゆる生き物が人類に襲い掛かった。そのブームも1980年に入る頃にはほぼ終息していく。当たり前だが、似た様な映画が量産されたので飽きられたのである。「動物」「オカルト」に押され、鳴りを潜めていた「モンスター」映画だったが、1970年代の終わり頃から1980年代の初頭に掛けてドラキュラ、狼男、ゾンビ、宇宙生物等の、主に1930年代から1950年代に掛けて活躍したモンスター達