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今回のブログは文字だけです。最近、クマ取り手術(脱脂)によって失明したという投稿が某SNSで話題になっているようです。この医療事故が事実であったとして、思うところを書きます。まずお伝えしたいのは、大前提として「医療は魔法ではない」ということです。どれほど気をつけても、どんな施術にも必ずリスクは存在します。これは美容医療に限らず、全ての医療に共通する現実です。私は、美容医療は「美しさを求めて患者さんを安全に道の向こう側へ渡らせること」のように思っています。もし施術が雑であれば、そ
11月まで、1年半入院がなかったけど、先月に引き続き入院。水曜日、保育園から発熱の連絡。水曜日は近くのクリニックが軒並み休み。いつもと違う気がして、基幹病院の急患で診てもらえることに。1日分の薬をもらい帰宅。翌日クリニックへ。抗原検査でコロナ陽性。基幹病院で入院にならなかったんだから、家で診れるってことでしょ?と言われるけれど、丸1日吐き続けていて、家じゅうのタオルがもうないってほど。紹介状を書いてもら
息子の入院準備、あとは夫が今夜付き添うのでその準備をしに私は帰ることに。明日朝きてくれればいいと、夫が言う。無言の義母。私の背中ですやすや眠る娘。娘にいつ母乳をあげていつオムツを取り替えたかも、記憶にない。とにかく無事に運転して自宅に帰った。娘のおむつを取り替え、着替えさせて布団に寝かせる。よく無事故で夜道帰れたな、と思うのと同時に息子はもう命がないのかもしれない。明日は余命を言われるのかもしれない。そう思ったけど涙はでない。放心状態だった。
7年前の今日、息子の人生も家族の人生も一瞬にして大きく変わった。あの日以来、心から笑ったことはない。今日は朝から友人や親戚から連絡が来て、思い出しては涙に暮れた1日だった。息子の医療事故は大学病院の麻酔科管理の全室個室の集中治療室で起きた。全室に監視カメラが設置されてて、事故の一部始終が映像に残っていることを知ったのは、事故から後のことだった。当時生後7か月の乳児で、ウイルス性気管支炎肺炎によって挿管中だった息子は、フェンタニルとプレセデックスの持続投与で鎮静管理中だったけど覚醒してて
心臓手術をした友人M君から、久しぶりにLINE通話が来ました。「治療はほぼ終わりました」という報告を兼ねた愚痴です。心臓手術は成功したものの、その後の処置が悪くて治療が長引いている話の、後日談でした。前回は、「治療が長引いている原因は、医療ミスの可能性が高い」という疑い。さらに、「病院側にきちんとした説明を求めることにした」というところまで。今回は、病院の事務長と面談をしたという報告です。がぜん、緊迫してきました。M君曰く「白い巨塔に挑む」とのこと。「白い巨塔」とは山崎豊子さん
既に他界した母の主治医は、若い男の先生でした。母は指定難病で、その診断名を知った日、その疾患を調べたところ、どの報告でも「診断されてからの平均余命は2,3年」とされていました。母が死んだ日よりも、「あんなに元気だった母が、もう長くはない」と知った、その日の悲しみの方が大きかった気がします。医者の私でも、信じたくなかったです。母が亡くなった日、お見送りの時に主治医の先生が父親に「すみませんでした。」と言ったそうです。本当は言ってはいけない言葉で