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さてさて、カスタムナイフを手に入れ、「しっかしVG-10は研ぐのが難しいなぁ」と思っている今日この頃ですが、研ぎやすさ、ということでは和式の刃物やナイフは、結構研ぎやすい。まぁ、見た目が綺麗に研げるかどうか、ってのはまた別の問題だとしても、「切れ味を回復させる」という意味では、やりやすいと言えるでしょう。この辺りは、和式刃物のほぼ唯一のまとまった書籍『和式ナイフの世界』にも言及がある通りです。和式ナイフの世界postedwithamazletat18.07.16
山釣りや山菜採りなどで、ちょくちょく山に入るのですが、たいてい鉈刃物を持ち歩いています。釣った魚のハラワタを出すのに使うほかは、何に使うかと問われれば返答にも困るのですが一人で奥山に分け入っても守り神というか、いくらか気休めにもなります。最近、何十年ぶりに6寸の黒打ちをついつい買ってしまいました。気が付けば何時の間にか何丁も持っていたのですが、5、7、8寸はあっても6寸モノを持っていない事で自分を納得させています。(汗)また、体力が落ちてきたせいか、重い大振りは此のとこ
というわけで、今日は剣鉈のお話し。秋田五城目の山刀(ナガサ)を手に入れ、ちょくちょく遊びながら使ってみているのですが、とってもいい感じなんですよ。まず、切れ味がシッカリと出ている。また、片刃のハガネ部分はハマグリ刃に研がれ、強度があり、永切れします。もっと使い込んでいかないと、分からない部分、使い込むことで変化する部分はありましょうが、今のところ大満足。多分、もっとキンキンで切れ味のよい剣鉈や山刀ってあると思うんですが、自分にとっては秋田のナガサって、なんか使い
今日はたまにやる「考察シリーズ」。今回のテーマは剣鉈。狩猟をする人、あるいは山に単独で入っていく人なんかがいて、そういう人たちにとって持っていく刃物として、剣鉈がいいぞ、なんて言われたりします。剣鉈については、今更説明を加える必要もないでしょう。切っ先があるナタです……とまとめちゃうと若干、大雑把すぎるかしら。ナタの性能と小刀の性能を併せ持つような刃物で、地域や作り手によって形状に違いがあります。共通しているのは、「切っ先があること」。あとは、「鉈的な重みのあ
やはり、気になるのは「なまはげ」なんです。なまはげが持っているのは「出刃包丁」ではなく「山刀」だ、ということを、今まで折に触れて書いてきました。実際に、旧国鉄の秋田の案内本には、「山刀を持ってやってくる」という記述があります。雪山から、怠け者の子供を戒めるためにやってくる、という伝承もあるわけですから、出刃包丁はちょっと合わないのではないか。「山から」来るという性質上、出刃包丁よりも山刀のほうがシックリとくるのではないだろうか、というわけです。情報の正確性はさておき、Wi