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★★★5-4「旦那様の好物がブルーベリーパイだとよくご存じでしたね」長年この家に仕えている執事のテイラーは、気さくな性格だった。「お前が教えたんだろうテイラー。テリュースも姑息な真似を覚えたものだ」公爵はパイの乗ったお皿をちらっと見ただけで、フォークをとろうともしない。「あいにくですが、僕はそんなに気が利く男じゃないんでね。パイはキャンディが得意で、家に採れ立てのブルーベリーがあった。それだけですっ」テリィは苛立つようにパイにフォークをグサッと刺した。もはや味など感じていないだろう。
★★★5-3「セカンドフォリオはここにあったのか」テリィは書棚にあったシェークスピア全集の中の一冊を取り出した。「うちにあるものと同じ?」「いや、発行年度が違う。この全集はファーストフォリオの次に古いんだ」テリィが『マクベス』を流し読みしていると、執事の押す車いすに乗って公爵が部屋に入ってきた。部屋は一気に張りつめた空気に入れ替わる。公爵はすぐさま人払いし、三人だけが部屋に残った。数年ぶりの親子の対面。キャンディには自分の心拍音がやけに大きく感じられた。――グランチェスター公爵
前回、ファトゥス第四位の召使がフォンテーヌに現れ、水神フリーナ・ヌヴィレットと面会したことを聞かされた主人公たち。外交で圧力をかける召使に対し、ヌヴィレットが提案したのは主人公たちをメロピデ要塞へ向かわせ失踪したタルタリヤの情報を得るというもの。そういうわけなので、今回はメロピデ要塞へ囚人として向かいます。どうやら適当な罪状をヌヴィレットが用意してくれたそうですし……。↑このエレベーターで海中深くまで行くのですね。何だか「バイオショック」というゲームを思い出します。あれも水中
こんにちは!明後日、6月20日は一迅社文庫アイリス6月刊の発売日です!ということで、本日も新刊の試し読みをお届けいたします(≧▽≦)試し読み第2弾は……『出稼ぎ令嬢の婚約騒動7次期公爵様は愛妻が守らせてくれなくて心配です。』著:黒湖クロコ絵:安野メイジ(SUZ)★STORY★まだ夢みたいだけれど、憧れていた次期公爵ミハエルと結婚した貧乏伯爵令嬢イリーナに、新しい命が宿っていることが判明した。実感のないまま、激しい訓練、神形の討伐は禁止!という生活を送っていたある日、無視でき
フェスタ皆さん楽しみましたか❓テテのJAZZ良かったですよね💕💕JAZZ好きな私のパートナーにも聴いてもらったんだけど、褒めてましたよ👍✨物語のテヒョンもJAZZを聴いたらハマりそうだな😉前回の物語https://ameblo.jp/136405/entry-12806643588.html『群青と真紅㉝【テヒョンの快気祝い】』来たぁーーー✨✨✨現実にキム公爵降臨👑私の物語のテヒョンのイメージはドストライク💯でこの子ですよ😭😭😭😭そして、みなさんも色んなテテのイメージで、【群青と真
デンマークでビアギッテ・エヴァ・ファン・デールス(BirgitteEvavanDeurs)として生まれ、デンマークで初頭教育を受けた後にスイス・ローザンヌ、スイスに引っ越はBrillantmont国際学校で勉強しました。1979年デンマークのコペンハーゲンマルグレーテ学校にも通学したことがあり、また、マルグレーテ女王も通ったScandinavianAcademyofInternationalFashionandDesignではデンマーク女王マルグレーテ2世の妹、